ファイナルファンタジーの中には、ジョブというシステムがある作品がある。
ドラクエで言うところの職業だ。
ナイトやモンク、白魔導士など戦いに役立つジョブばかり。
しかし中には、戦いだけではなく日常生活においてなりたいジョブもあるのではないだろうか。
FF5のジョブは以下。なんとなく似たようなジョブで固めてみた。
物理攻撃系
ナイト・モンク・バーサーカー・忍者・侍・竜騎士
魔法系
白魔導士・黒魔導士・青魔道士・赤魔道士・時魔道士・召喚士・魔法剣士
補助系
シーフ・風水士・魔獣使い・狩人・吟遊詩人・薬師・踊り子・ものまね師
その他
すっぴん
多い!思っていたよりもいっぱいあった。ナイトがあるのに侍もあるところにこだわりを感じる。
ではさっそく、日常生活で使えそうなジョブを考えてみよう。
薬師
むしろこれしかない、くらいこれ。
本来は「くすし」だが、FF5では「くすりし」らしい。おかげさまで今もたまに「くすりや」と読んでしまう。
薬を扱うことに長けているジョブで、新しい薬を作ったり薬(アイテム)の効果を2倍にしてくれるという、現実世界で言ったら異能すぎる能力の持ち主。
正直薬の効果が2倍になる、については実際に起きたらやばそうなのだが、薬の知識があるならば2倍にしても大丈夫な薬もきっとわかるだろう。というかわかってくれ。
新しい薬を作るというのは、一発億万長者も狙える。でも薬って、実際に使えるようにするまでに治験とか色々大変そう……。それでもきっと儲かるはずだ。
あと成長すれば「そせい」も使えるようになる。「死んだ人を生き返らせられるよ~」って怪しい商売を始められそう。本人がそれでよければだが。
猛獣使い
獰猛なモンスターですらあやつることができる猛獣使い。
そんなジョブなら、動物園で働くことも可能なはず!職場が限定的ではあるが、ありっちゃありだろう。ライオンやクマなどのお世話をするのに最適なはずだ。
猛獣使いの武器はムチだが、当然そういったものは使わない方向でお願いしたい。なだめるというスキルがあるので、多分ムチがなくても大丈夫だろう。
ただ、猛獣使いというからには逆に猛獣じゃない動物はあまり得意じゃないかもしれない。
その場合は狩人のほうが適正な可能性がある。狩人は森の動物の力を借りて戦うことが出来るので、その範囲の動物のお世話だったらできそうだ。
あんなモコモコの見た目の猛獣使いが、日常生活で使えそうなジョブになるとは思わなかった。
踊り子
手に職を付けられるジョブだが、現実世界の職業として役に立ちそうなのものは案外少ない。
そんな中踊り子であれば、パフォーマーとして食べていくことが可能ではなかろうか。
多くの踊りに精通し、それを武器にモンスターたちと戦うことが出来る踊り子。そこまで超絶技巧なのであれば、日常生活においてもいくらでも稼げるだろう。フリーとして活動するでも、名だたる劇団に所属するでもいい。チケットは即時ソールドアウトに違いない。
でもそれなら吟遊詩人でもいいのでは?と思うかもしれない。
違う。踊り子がいいのだ。
なんて言ったって踊り子は、リボンが装備できる。様々な状態異常を防げて、さらにステータスもアップするという強力装備!リボンが装備できれば状態異常におびえず日常生活も安心してく過ごせるぞ!な!そうだよな!
いっぱいジョブがあるのでもっとなりたいジョブがあるかと思ったが、意外となかった。
白魔法や時空魔法など使えたら便利そうだなと思ったのだが、よく考えたら使う機会はそんなになさそうなのである。黒魔法なんてなおさら。別に破壊したいものはない。
やっぱりRPGのジョブや職業は、戦うためのものなんだなと思う次第であった。
(文・やなぎアキ)