前回までのあらすじ
ベロニカの魔力を取り戻したモガマルたちだが、勇者を見つけることはできなかった。
一体どこにいるのやら。
勇者を見かけたという噂を聞きつけ、次は砂漠へ向かう。
前回
第十話 3人目はシルビアだぞ!
暑い!暑いぞ!
砂漠は暑いぞ!
オレは涼し気な見た目をしているが、しっかり暑がりなんだ!
それで、勇者はどこにいるんだ!
いたか!?いたのか!?
噂を信じてきてみるもんだなぁ。それで、別世界の勇者は一体どんな人なんだろうなあ。モガマルとどっちが強いだろうか?
お~ん。
人を見た目で判断してはいけないけど、こいつは多分勇者ではないな?でもビンビンに強そうな気配を感じるぜ……。こいつはただものじゃねぇ……。
あと多分めっちゃいいやつ。パーティーのムードメーカー的役割を担っている人だな。カミュとかベロニカとかちょっと気が強そうだからな~。こういう人がいないとバランスが取れないんだろうな。
お、切り込んだな、さすがモガマル!まぁこの感じだと勇者の仲間に違いないだろう!でも何者なんだろうな。カミュは盗賊、ベロニカは魔法使い、セーニャは僧侶だよな。この人は、随分奇怪な姿をしているが……う~む?
旅芸人!へぇ!旅芸人が勇者と旅をしているのか!戦士とか武闘家じゃないんだな!でもそうだよな、旅芸人って各所で多くの人を色々な芸で楽しませなきゃいけないんだから、これだけ筋肉が発達したりもするよなぁ。旅芸人て強いんだな。
いやぁ感じる。果てなくいい人であるなっていうのを感じる。
それにしても、シルビアも勇者を探していたんだな!
とりあえず、モガマルの顔面に笑顔がずっと張り付いたままなのが気になる。たまにこうなるんだよ、モガマルってやつは。
おお!初めて勇者についてのそれらしい情報が!すごいな!シルビア、優秀だぞ!老いカミュ見習え!お前はいつもえらそうなばかりで、ちゃんとした情報をつかんでこないんだからなぁ!
お?なんだなんだ?等価交換ってやつか?
まぁどんな頼み事だろうとこのモガマルが全部解決してやるぜ!
ということで、よろしくなシルビア!
次回予告
砂漠で出会った勇者の仲間シルビア。
彼女が王子に頼まれたことというのはモンスター退治だった!
次回、「砂漠の殺し屋だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、真の勇者にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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