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【ドラクエ5】ずっと石だった両親を前に、すぐ懐ける子供たち、かわいい。

父親は8年、母親は10年石だったんですよ!?

その間全く会ったことないんですよ!?

それなのに、お父さんお母さんって……泣かせてくれる。

 

いくら実の両親だからといっても、生まれてからこれまで一切会ったことがない大人ですからね。

主人公と再会するのは彼らが8歳のとき。8歳といえば小学校2年生~3年生くらいです。記憶はかなりしっかり定着するようになっています。この頃に起きたことは大人になっても忘れないくらいにはしっかりしています。

とはいえまだまだ子供。

知らない大人を前にして、「お父さん」と呼べるでしょうか。サンチョが横からせっついてようやくといったところですよ、私だったら!

どんな人なんだろうと想像することはあっても、実際目の前にすると違いますからね!

だってあの世界には写真はないでしょうし、肖像画はあるかもしれませんがそれを描く時間もなかったでしょう。つまりどんな見た目なのかは完全に話で聞くことしかできないはず。

 

こんなにまっすぐに父親に懐けるのは、恐らくサンチョの育て方が良かったのでしょう。

お父上は立派な方なんですよ、って毎日言ってそうですもんね。そんなご両親を持ててお二人は本当に幸せ者です、って毎日涙ぐんでいそうですもんね。そういう話をしこたま聞かされていたからこそ、再会したときに「お父さん」とすぐ呼べたのでしょう。だって毎日そうやって涙ぐんでいた(予想)サンチョが横にいるんですから。そこで戸惑っていてはいけないと子供ながらに察したんですよ。そういう優しい子たちなんですよ。

いやそうじゃなくても、「これが話に聞いていたお父さんかぁ!」とはなっていそうです。

サンチョ、8年間子育てをありがとう……!!

 

お父さんお父さんと話しかけて自分のことをアピールする子供たち。なんていじらしいことか……。本当なら父親からアプローチしなければいけないのに、8年間の溝を埋めるために頑張ってくれているんですよ。大人びている……!

 

それから2年間母親の石像を探し、ようやく再会します。つまり、10年です!10年!

このときにはなんと、二人とも感極まって泣いたりなどしているのです!母親のそばを離れず、そのままパーティーを離脱する勢い!ち、父親の時は泣かなかったのに。やっぱり父と母では違うのでしょうか。

ただ、2年間父親と旅をしているうちに親というものがどういうものかわかったというのはありそうです。サンチョから聞く話だけではなく、父親本人から聞く母親の話はより解像度が高そうですし、絶対に素敵な人だ!という確信があったんでしょうね。

やっぱりお母さんって素敵だ!って。

 

それとも、父親の時はなんだかんだやっぱり他人行儀な気持ちもあったのでしょうか。そうですよね。娘とかめちゃくちゃ礼儀正しく自己紹介しますしね。めっちゃ話しますしね。そういうのが逆に、気を遣っている感ありますしね。親というものに初めて出会った父親の時と、親というものがどういうものか分かった上での母親ですからね。そりゃ態度にも違いが出ますよね。そういうのも含めて子供らしいなと思います。

お母さんに泣きつく子供たちの姿を見て、主人公は自分の時のことを思い出して改めて「この子たちにはたくさん苦労をかけてしまったな」と思っていたことでしょう。というか私は今そう思っています。

 

会ったことない大人を前に、「お父さん!」と呼びかけ「お母さん!」と泣きつく子供たち。

本当に可愛いなと思います。

 

(文・リモート侍)

 

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