前回までのあらすじ
ブルリア星に迫る脅威！そんなとき勇者の相棒を名乗るカミュが現れた！
彼は仲間たちと共に魔王ウルノーガを追い、ブルリア星に迷い込んだのだ！
前回
第五話 魔王ウルノーガもこの星にいるぞ！
まさかカミュは勇者と旅をしていたとはな……。そして魔王ウルノーガってやつを追ううちに仲間とはぐれてこの星に来ちまったってわけか……。
なんでこう、ブルリア星ってのは異世界の人が迷い込んでくるんだ。
ええ～～～！！！カミュたちだけじゃなくウルノーガもこの星に！？
いや、なんとなくそんな感じはしていたが。魔王ともあろうものが迷っちゃうこともあるんだな。おっちょこちょいだなぁ。
そのウルノーガってやつは、この間のミルドラースよりも強いんだろうな！ジジイの言う危機っていうのはどーもレベル間がわからんからな。
でもこれで正体がわかったぜ！
で、お前いい加減預言が一体何なのか教えろよ。こっちはもうずっと、預言者ってなんのことだ？って聞いてるんだからよ。ずっと違う話しやがって。
そうそうそれそれ、その話を聞きたかったんだ。
って、え？夢で会った？ただそれだけ？お前、夢の中で「預言者です」って言ってきたやつの話をただ信じたってこと？見かけによらず信じやすいんだな。
ふ～～～～～～ん。
いいこと言うじゃんその預言者も。それはたしかに信じちゃうね。それは仕方ない。だってこの星の冒険王は最強だからな。異世界から迷い込んできたやつを救ってやった実績をちゃ～んと持っているってもんだ！
いや～感心感心。納得納得。そういう事情があったならたしかにオレたちについてくるのも当然ってもんだ。君は運がいいぞ、ブルリア星だって広いんだ。異世界からやってきてすぐにモガマルに会えるとはな！ほら、こちとら冒険王だから一つところにとどまっているわけではないからねぇ！はっはっは。
ブルリア星は広いからな、カミュ一人で探すのも大変だろうな。
どうするモガマル。これほど言ってくれていることだし、探してあげるか？
いやまだ答えてないわい。
なんだこいつ……。せっかくこっちが気を良くしていたのに、強引な奴だな。
まぁいい、どうせ一緒に探してやるつもりだったもんな！
それは当然だ！たとえ異世界のやつだろうと、この星の平和を乱すものを倒すのは冒険王の務めだからな！
むしろそっちの方が最優先事項だ！
星に脅威が迫っていたとしても、新しい冒険っていうのは胸が高鳴るぜ！
よーし、今回も頑張っていこうぜ～！
（今回の旅はパートいくつくらいまで続くんだろうな……？）
次回予告
カミュと共に旅をしながら、彼の仲間たちを探すことになったモガマルたち。
まずは温泉で軽く汗でも流していくとするかな～？
次回、「早速仲間と再会だぞ！」！
モガいてばかりじゃ、真の勇者にはなれないぜ！
（文・やなぎアキ）
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