当たり前のように私たちの生活に根付いているクリスマスというイベント。
それの本来の意味などはともかく、日本では
クリスマスツリーを飾り、ごちそうとケーキを食べ、サンタさんがクリスマスプレゼントを持ってきてくれる
そういうイベントになっています。
当たり前すぎて特に何の違和感もありませんが、でもまったくそれを知らない人からしたらよくわからない部分もあるかもしれません。特にサンタさんのくだり。
ということで(?)今回は、クリスマス文化のなさそうなドラクエ界で、一番クリスマスというイベントを理解できなさそうなキャラクターを考えてみたいと思います。
大体こういうの考える時に真っ先に思い浮かぶのがブライなのですが、ブライは頭が固いのでクリスマスに限らず大抵のものを理解できなさそう(ド偏見)なので除外します。
ククール
ククールってすごい現実を見ている人なので、こういう夢のあるイベントに対して懐疑的になりそうですよね。いくら修道僧とはいえ、あの世界での信仰とクリスマスは別のものですし。
あと家族のぬくもりみたいなのにも縁がないから、一家団欒で御馳走を食べている光景とかも想像できない気がします。何そのイベント……本当にそんなのあるのかよ、みたいな。実際あの世界に仮にクリスマスがあったとしても、ククールにとっていい思い出になっていたとは思えないので、そういうのも考えると受け入れなさそうです。プレゼントとかももらえないでしょうし。
ただ、恋人たちがロマンチックに過ごす面もあると伝えると急にこれを口実に女の子を口説くでしょうね。そういう男です、あいつは。
だからといって、クリスマスという楽しいイベントに対して全てを受け入れるわけではなさそうなところがククール。
ライアン
ライアンもなかなかに頭が固そうなので、そもそも理解できなさそうではあります。ツリーに電飾を飾って何になるんですか?みたいなこと言いそうだし。
あと、サンタがプレゼントを配っているとはいえ、各家に不法侵入をしているという点が許せなさそうです。仮にもバトランドの平和を守る兵士ですからね。国で怪しい行動をしている輩は絶対許さないでしょうから、不法侵入なんてもってのほかですよ。そんな怪しい老人が!?世界中の家に!?たとえプレゼントだとしてもご家庭に入り込むのはいかがなものかと思うのですが!?みたいな。玄関先にプレゼントを置くとかだったらまだ受け入れてくれたと思いますが、煙突から入ってこそのサンタなので致し方ないです。
同じ武人でもメルビンはすんなり受け入れそうです。サンタは神様みたいな見た目をしている、でイチコロです。神様みたいな見た目の人が子供たちに幸せを配っているってことだよと言えば、「そうでござるか!なんとも殊勝な老人がいるものですな!」とか言うに決まってます。
ヘンリー
やっぱりクリスマスというイベントを受け入れる際の一番のネックはサンタの存在だと思うので、そこをすんなり受け入れられるかどうかが課題ですよね。
そこでいくと、ビアンカやフローラはあっさり受け入れそうです。デボラが微妙なところですが、自分にプレゼントを持ってきてくれる男性の存在については違和感がなさそうなので、意外と大丈夫かも?
と順々に考えていくと、やっぱりヘンリーあたりが理解できなさそうです。いやいやいや、そんなやついるわけがないだろ、大丈夫か?とか主人公に言ってきそうです。
ぜひ本物のサンタを前にして腰抜かしてほしい。
せっかくなので意外とすぐ信じちゃいそうなキャラクターも考えてみます。
テリー
ドラクエ6のメンツはわりとみんな素直なので、クリスマスもすぐ受け入れると思います。そんな中、テリーだけはくだらないと一蹴しそうですが、案外信じると思うんですよね。
子どもの頃モンスターマスターとして不思議な体験をしている彼は、根底から柔軟性があると思いますし、ああいうタイプが寝る前にこっそりと靴下を枕元に置いてワクワクしていたりするんですよ。かわいいねぇ。
以上です。あとはみんななんだかんだ信じそうな雰囲気があるからです。
ドラクエの仲間キャラクターって、仲間になるだけあって素直な人が多いんですよね。なのでサンタさんという家に不法侵入してきてツリーの下にプレゼントを置いていくおじいさんがいる、といきなり言っても、驚きはすれど全否定することはなさそうです。
それにしてもテリーはかわいいねぇ。
(文・鎖骨戦士ヤマネ)
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