前回までのあらすじ
ブルリア星に迫る悪を探すモガマルたちの前に、カミュと名乗る青年が現れた!
彼が言うには、人を困らせるモンスターが町に出ているそうだ。
そのモンスターを見つけ出し、さっさと倒すぞ!
前回
第四話 カミュは勇者の相棒だぞ!
よーし、いたずらデビルだかあくまだかなんだかわからねぇやつのことは、瞬きをしている間にモガマルが倒しちまったぜ!
はっはっは。オレたちはもうモガマルの素早い討伐に慣れてるけどね、やっぱ初めて見る人はびっくりするよなぁ。敵が出てきたと思ったらもう倒れてるんだもんな。魔王たちだっていちころだったぜ。
預言?そういえばそんなことをさっきも言っていたな?
おい、預言ってなんのことだ!大体お前は何なんだ!言っておくが、お前のことを信用したわけではないんだからな!な!
そうだそうだ!早くその預言がなんなのかを教えろ!話はそれからだ!わかったか!
いや預言の話しろよ。自分語りしてるんじゃねーぞ!
でもそうか、仲間がいたのか。しかもけっこうな大所帯だな。でも「いた」っていうのはちょっと気になる言い方だな。
落ち着けモガマル。さっきの言い方だとカミュは勇者ではないぞ。
まぁでもモガマルは勇者だったこともあるからな。勇者という単語に反応するのも無理はない。
勇者の相棒!?
おいおいおいおいおいおい。
オレとキャラ被ってるんじゃないかよぉ。よく見たら青くて色も被ってるしよぉ。イケメンキャラも被ってるしよぉ。
お前とはいつか相棒キャラの立場を取り合って決着をつけなければいけないかもしれないなぁ。
魔王!?やっぱり魔王がいるのか!またしても魔王か……。
そういう旅をしていたんだな、お前たちは。なんだか途方もないような話な気もするが……でもオレたちもそういう旅はしたことがあるからな。
ええ!?そんなことが!?前にサンチョとかデボラさまが来た時も思ったけど、そんな簡単に別の星って来れるもんなのか!?どういうことだよ!
ええ~~~~~!!
いやそんなにたくさんいて、全員とはぐれちゃったのぉ~~~??
それはさぞかし心細いだろうに。でもお前、いくら心細いからって、フードを目深にかぶっていたら絶対怪しまれるからな?見つけたのがオレたちだったからよかったけど。今度から人とはぐれちゃったときは、すぐ誰かを頼れるようになるべく怪しくない恰好をするんだぞ?
…………で、預言の話はどこにいったんだよ!
次回予告
カミュの驚くべき話を聞いたモガマルたち。
そして更なる驚きの事実が明かされる!
次回、「魔王ウルノーガもこの星にいるぞ!」
モガいてばかりじゃ、本当の勇者にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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