前回までのあらすじ
ブルリア星に迫る脅威をなんとかしなければ!
そう考えたモガマルたちの前に、フードをかぶった謎の青年が現れた!
彼はカミュと名乗り、モガマルは自身が冒険王であることを名乗ると、予言という意味深な言葉をカミュは口にした。
前回
第三話 町では事件が起きてるらしいぞ!
カミュと名乗る怪しいやつが、予言がどうとか言い出したぞ?
なんのことだかわからない。なんのことだかわからないことを言うやつは怪しいやつだ!
は?話はあとだぁ?いや今言えよ!気になるだろ!隠し事か?そんな雑な隠し事があるか?大体言いたくないんだったら「予言」なんて口走るんじゃねぇぞ!!
とはいえ、大問題ってやつの方がよっぽど気になるな……。
俺たちは正義の使者だからな!町で事件が起きていれば、解決するのが使命!
で、一体何が起きてるんだ!?失踪か!?魔物が大暴れしているのか!?
んん~?なんだか事件のスケールが少し小さいような……。
この間まで光の教団ってやつが魔界の扉を開けるために人々をさらってイケニエにしていた事件に関わっていたからか……仕事道具が隠されたり盗まれたりって……。
う~ん。でも仕事できないのはたいへんだよな。経済とかもろもろが滞っちゃうもんな。
問題に大小はない!困っている人がいるなら助けないとな!よし!
じゃあ、その犯人を捜せばいいんだな!
いや犯人もわかってるんかい。
じゃあもうあとは倒すだけじゃないか!カミュとやら!なぜ倒しに行かない!さては腕に自信がないなぁ?それならばオレたちに頼ってきたのは正解だな!
なんだぁこいつ?なんでこんなに偉そうなんだぁ?もしかしてオレたちのことまだ信じていないのか?だからそんな態度をとるのか?さてはオレたち試されているな?高みの見物とはいい度胸だなぁ!
あっ、そうなの。それなら別にいいんだよそれなら。言うだけ言って自分では何もしないってのは良くないからな!まぁ別にお前がいなくてもモガマル一人で十分なんだけどな!
さすがモガマル……。オレが問題の大小や。この怪しい男に関して色々考えていたのがバカみたいだ。そうだよな!困っている人がいるなら、内容がどうであれ助けるべきだよな!
またモガマルに教えられちまったぜ。
よーし!そのなんとかこんとか密林に早速行くぞ!
でも密林なんてモンスターがいっぱいいるだろうからなぁ。そのいたずら好きの野郎ってのを見つけるのも一苦労だと思うぜ。
いた~~~~~。すぐ見つかった~~~~。
絶対こいつ~~~~。
次回予告
町の人を困らせる魔物をやっつけろ!
そして謎の青年カミュが語る彼の正体とは!
新たな冒険、その全容が明かされる!かも?
次回、「カミュは勇者の相棒だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、真の勇者になれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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