ドラクエウォークのイベント、ダイ大ですね!しかもバランですよバラン!
ガチャを、ガチャを回さなければ……!
お正月ガチャもあるというのに、無課金でため込んだ9万ジェムを使い果たしてしまうかもしれない!!
最近ようやく『ドラゴンクエストダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』を読み始めました。
2020年のダイ大アニメ放映に合わせて連載が開始された本作は、若かりし頃のアバン先生が勇者として、仲間たちと魔王ハドラーを倒す旅を描いています。
こちら、電子書籍で購入はしていましたが、実際に読むのはダイ大アニメが見終わってからにしようとずっと我慢していました。
そしていざアニメが終わると、なぜかそのまま積読にしていました。ありますよね、そういうのって。テスト期間中はワンピースが読みたくてたまらなかったのに、いざテスト期間が終わると一切読まないやつ。
しかし、先週のダイ大ヒロインの記事を書いた後に、ぜひ読んで欲しいという声がちらほらと届きましたので、いよいよ読むことにしました。いつだって私たちは声に突き動かされるんだ!
ということで、現在5巻まで読んでいる私が、『勇者アバンと獄炎の魔王』の魅力を簡単に語っていきましょう!
基本内容には言及しすぎないようにしますが、少々のネタバレが含まれますので、ネタバレが嫌!という方はいますぐ読んでください。
絵がいい!読みやすい!
まず絵がいいですね。
馴染みやすいです。一目見てダイ大のキャラだ!とわかるのに、しっかり今風の絵柄ですんなりと頭に入ってきます。作画が神。
あとかなり読みやすいです。一コマの文章量が多いときがあったりするのですが、ダイ大を知っているからこそ、前提知識としてもう持っていることが書かれていたりするので見た目ほど量が多く感じません。外伝作品のお手本のような作品です。
私も色々漫画を読んできましたが、獄炎はしっかりと内容が濃いのに読んでいて疲れることもなく、次へ次へとつい読み進めてしまう漫画ですね。
面白いけど読んでいて疲れたりする漫画や、読み進めやすいけど内容が薄い漫画も世の中にはあるので、個人的には獄炎はめちゃくちゃいい漫画だと思います。
なじみ深い地名!
獄炎の舞台は当然のことながら、ダイ大と同じ世界です。ダイたちは作中で世界中の様々な国を訪れました。なので、大体国名を言われると、誰誰がいたところだなとか、この戦いがあった場所だなというのがわかります。
これがすごくいいですね。
前提としてすでにその国についての知識があるので、余計なところに頭を使わなくて済みます。
ロモスと言われれば、マァムと会った場所だ!となり、そこにいる武道の達人に会いに行くんだと言われれば当然、そいつそいつ!そいつが老師だ!と読者だけがわかるのがとても楽しいです。
当然世界は広いので、本編では登場しなかった国や町も登場します。これにより、ダイ大の世界についてより深く知ることができるのでめちゃくちゃ楽しいです。ここに生きている人たちが、数十年後にはバーンの恐怖にさらされるんだなと思うとゾクゾクします。
なじみ深いキャラクターたち!
なんといってもこれでしょう!
獄炎はアバン先生の若い時の話!とはいえ、時間にしてダイ大本編から10数年前程度です。そのため、本編に出てくるキャラクターが多く登場します。当然、アバン先生の過去の話として本編でわずかながら登場したキャラクターたちもです。
これは否応なくテンションが上がります。
このキャラクター、この時点ではこういう立ち位置だったのか!とか、アバン先生とはこういう出会い方をしたのね!とか。
特にマァムの両親であるロカとレイラ、この二人の出会い、そしてどう打ち解けていくのかには目が離せませんよね!
さらには、あの偏屈なマトリフがどのようにしてアバン先生のパーティーに加わったのかも気になるところ!気になりませんか!?
敵側で言えば、ヒュンケルの育ての親バルトスも当然出てきます!本編では優しそうながいこつ剣士(正しくは地獄の騎士です)でしたが、これが獄炎になると超カッコいい!地底魔城最強と謳われたのも納得です。でもヒュンケルのことを大事に思っていたんだなと思うと、バルトスがどう描かれるのか楽しみすぎる!
他にも、バーン率いる魔王軍ではおなじみのザボエラなんかも登場します。このザボエラの立ち位置も、本編ではハドラー同様バーンの部下だったけど、ハドラーが魔王だったときはどうだったんだ?など気になりますよね。本編の魔王軍のときのメンツが登場すると、「おおおおお、こいつらが本編ではあんなことやこんなことにぃいいいい!」となってめちゃくちゃ面白いです。あとこれはちょっとネタバレなんですが、ザムザがなんとなく可愛いです。可愛くないですか?
そんなメインキャラクターたちだけではなく、細かいところでもダイ大との接点が見えます。
カール王国でロカが先輩から剣について教えてもらっているときに、その先輩の息子がちらりと登場します。
彼の名前はホルキンス。
どこかで聞いたような、でも誰だかはっきりわからない。でもわざわざ名前まで出すんだからダイ大に出てきたのでは?と調べてみると、なんと彼はのちのカール王国の騎士団長!竜騎将バランがカール王国に攻め入った時に、バランが竜の紋章の力を使い倒した兵士です!あのバランの紋章の力を使わせたのですから、さぞ強い兵士だったと思いますが、まさかそんな彼が獄炎でも登場するとは……。
作中での時の流れを感じるとともに、こんな細かいところまでありがとうという気持ちになります。
もちろん新規のキャラも魅力的だ!
もちろん獄炎で初登場のキャラクターたちも魅力的です。敵側がまず気になるところですよね。敵はハドラーだけではないのですから。
バーンの時と同様にハドラーにも重要なポストを担う部下がいます。
特にデストロールのガンガディアのキャラが良いですね。でくの坊であるトロル族の異端児。トロルなのに賢く、体も引き締まっている。いいですよ、そういう設定好きですよ。さらに、自身の中に一つの信念があるのがいいです。特にあの港町でのガンガディアのあの表情はたまりませんでした。獄炎の好きなキャラNo.1に躍り出ました。敵なのでどうせ倒されると思うのですが、今後どうなるのか期待です。
他にも、謎に包まれたマトリフの若かりし頃の話も出て来たりして、そこで出てくるキャラクターたちもまた魅力的ですね。ダイたちにとってレジェンドとも言うべき人々の、若い時の姿を見ると「この人たちもダイたちと同じで苦悩したりしたんだなぁ」としみじみ思えます。これが前日譚の醍醐味の一つですね。
あとこれも個人的にいいなぁと思ったのが、お色気描写があることですね。私はまだダイの大冒険の漫画をちゃんと読めていないのですが、アニメではお色気描写はことごとく規制されていたようで皆さん残念がっていました。でもそういう描写もあってこそではないでしょうか。そんなダイ大にかつてあった要素を、獄炎でも受け継いでいるのがいいですね。必要か不要かはともかく、受け継いでいるという点がすごくいいなと思いました。
ネタバレを最小限にして、とりあえずの感想を書いてみました。
まだまだ語りたいこともあるので、今後も獄炎についての記事を書きたいです。
ぜひ皆さんにも漫画を買って読んで欲しいので、アニメの時のように一話一話感想を書くのではなくざっくりとにはなると思いますが、楽しみに待っていただければ幸いです!
とりあえず、随所随所で相変わらず感動して泣いております。
(文・やなぎアキ)
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