主人公と共に旅をする仲間たち。
苦楽を共にし世界に平和を取り戻すという目的のために一緒にいる彼らは、何にも代えがたい絆で結ばれています。
それはもちろんプレイヤーとも。
旅をしていくにつれてプレイヤーとも絆を育み仲良くなっていくような気がする仲間たち。
しかし、ぶっちゃけ、実際そばにいたらこいつとは友達になってねぇなぁ~~!ってキャラクターいますよね。
今回は、私が独断と偏見で友達になりたくないドラクエの仲間たちを選びたいと思います。
マーニャ
ドラクエ4の魔法使いポジション、モンバーバラの踊り子、そしてドラクエ界でもかなりの人気を誇るマーニャ。
辛いかたき討ちの旅であっても天性の明るさで場を盛り上げてくれる彼女は、戦闘面でも仲間会話の軽快さでも一緒にいると非常に助かる存在です。
しかし、実際彼女が身近にいたとしたらあまり友達にはなりたくありません。
なんといってもそのカジノ好きな性格……。ゲームでは性格付けとして、も~マーニャはしょうがないな~とプレイヤーに親しみやすさを抱かせてくれますが、実際にいたらなかなかやばいです。妹の稼ぎを全部カジノにつぎ込んでいるくらいですからね。
さらに仲間になる時も、年下である勇者に養ってもらおうと言いながら仲間になります。こいつぁやばい女ですよ。
友達になったが最後、さすがにお金をたかられるということはないでしょうが、ことあるごとに奢ることになりそうです。奢ること自体は別に悪いことではありませんが、それが彼女がカジノにつぎこんでいるからという理由だと何とも言いがたたいですね。
ゲームだからこそ彼女は魅力的なキャラクターなのです。
デボラ
天空の花嫁3人衆の中では圧倒的にデボラが好きな私ですが、実際に彼女がいたとして親しくしたいとは思いません。
他のサラボナの住人と同じように遠巻きに見るだけで終わるでしょう。
すごい綺麗な女性だけど、性格きついんだよな~と言って終わりです。
フローラとビアンカどちらかを選びなさい、という場に、「仕方ないわね~、ほら結婚してあげるわよ!」と言いながら登場する女性、普通に怖いですし。でもそんなところが好き。結婚する。でも現実だと怖すぎです。
ただ、なんだかんだデボラは主人公に最後の最後ではデレたり、子供たちには優しかったりするので、意外と友達には優しい可能性も捨てきれません。
彼女、同性にしろ異性にしろ友達がいなさそうなので、いざできてみるとすごいデレデレだったらいいですね。でもその可能性に賭けるには性格のきつさがあまりにもリスキーです。
キーファ
種を返せと言うのはゲームの話なので今回は関係ありません。
キーファは明るく快活で、好奇心旺盛。一緒にいたら退屈することはないでしょう。いつでもエネルギッシュでとにかく外であれやこれやと遊んだりなんなりしているので、もし自分がアウトドア派であれば一緒にいてすごく楽しいと思います。そうやって主人公も彼と長い付き合いをしてきたのでしょう。
王子という身分であってもそれを笠に着せず分け隔てなく接してくれる彼の性格が悪いわけもありません。
とここまで書くとむしろ友達として理想的な感じがありますが、彼には致命的な欠点があります。
友情より女を優先するところですね。
はい。
使命とか自分にしかできないこととかご高説を垂れたところで結局愛です。
愛に生きること自体は勿論悪いことではありませんが、そうと決めたら親友に一切相談せず勝手に物事を決めるという点はいただけないです。せめて相談、してほしい……。いきなりいなくなるのは心臓に悪すぎる。仲が良ければ良いほど、辛いです。
いついなくなるのかわからない恐怖の中仲良くするのはなかなかストレスなので、あまり友達になりたくないです。
今回あげたキャラクターも、ゲーム内では非常に魅力的なキャラクターです。しかし現実で考えるとちょっとご勘弁願いたくなります。
なので、ゲームはゲーム、現実は現実と切り離して考えることが大事ですね。
ちなみにブライのことは入れていません。わざわざ言う必要もないかなと思ったので。
(文・やなぎアキ)
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