シャッフルすることによって新たな物語が生まれ、なぜそのようなことになったのかを想像するのが楽しい。
自動生成されたものへ根拠を生み出す行為が好きな人はいると思う。
とか何とか言ってみたが、ただゲラゲラ笑いたいだけっていうのもある。
そんなわけで今回シャッフルする文章はこちら。
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「おかあさーん」 そう言いながら[A1:息子]が[A2:フローラ]へ駆け寄っていった。
[A2:フローラ]が優しくどうしたのかと聞くと、[A1:息子]は[C1:妖精の羽ペン]とノートを手に興奮気味に聞いてきた。
「お父さんってお母さんにプロポーズするためにすごい冒険をしてきたんでしょ？教えてよ！今度[A3:コリンズ]くんに教えてあげるんだ！
[A2:フローラ]はサラボナを訪れたばかりの[A4:5主人公]のことを思い出した。
リリアンがあの人の連れていた[B1:キラーパンサー]にすごく驚いて、でもすぐ仲良くなっていたなぁなんてことを。
「お父さんはね、お母さんと結婚するために、火山で(3)体の[B2:ようがんげんじん]を倒したのよ。それで、[C2:炎のリング]を手に入れたの」
「それで次は、[C3:水のリング]を手に入れたんだっけ」息子は、[A2:フローラ]の左手に光るそれをちらりと見て前のめりに言った。
[A2:フローラ]は嬉しそうに頷く。[A4:5主人公]には幼馴染の[A5:ビアンカ]がおり、結婚相手をどうするのかというひと悶着が起きたが、まだ子供の[A1:息子]に話すこともないだろう。
「それでその二つを持ち帰ったお父さんと、お母さんは結婚したのよ」
そして結婚式の様子を昨日のことのように話し出し、[A1:息子]は黙ってそれを聞いた。傍らでは[B3:スライム]のスラリンが[C4:毛皮のマント]にくるまってウトウトしている。
「お父さんが[C5:シルクのベール]をめくって、それで……これ以上はあなたに言うことではないわね」と母は恥ずかしそうに笑った。それで[A1:息子]は満足したようで、そのまま部屋を出て行った。
旅立つ時に持ってきた[C6:モーニングスター]は、今は息子がおもちゃ代わりに振り回していることを思い出し、平和っていいものだなと優しく微笑んだ。
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原文は真面目であればあるほどシャッフルしたときにカオスを生み出す、思う。
シャッフルの概要は以下。
An → キャラクター名
Bn → モンスター名
Cn → アイテム名
Dn → 魔法・技名
(n) → 数
キャラクター名はナンバリングタイトルから、モンスター名とアイテム名、魔法・技名は主にドラクエ11を参照。なおモンスターには歴代ボスも含む。
では早速シャッフル。
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「おかあさーん」 そう言いながら11勇者がゲルダへ駆け寄っていった。
ゲルダが優しくどうしたのかと聞くと、11勇者はベロニカの杖とノートを手に興奮気味に聞いてきた。
「お父さんってお母さんにプロポーズするためにすごい冒険をしてきたんでしょ？教えてよ！今度竜王くんに教えてあげるんだ！
ゲルダはサラボナを訪れたばかりのゲマのことを思い出した。
リリアンがあの人の連れていたデンダにすごく驚いて、でもすぐ仲良くなっていたなぁなんてことを。
「お父さんはね、お母さんと結婚するために、火山で120体のデスタムーアを倒したのよ。それで、まんげつそうを手に入れたの」
「それで次は、まじゅうのツメを手に入れたんだっけ」息子は、ゲルダの左手に光るそれをちらりと見て前のめりに言った。
ゲルダは嬉しそうに頷く。ゲマには幼馴染のダークドレアムがおり、結婚相手をどうするのかというひと悶着が起きたが、まだ子供の11勇者に話すこともないだろう。
「それでその二つを持ち帰ったお父さんと、お母さんは結婚したのよ」
そして結婚式の様子を昨日のことのように話し出し、11勇者は黙ってそれを聞いた。傍らでは呪われしゼシカのスラリンがまほうのよろいにくるまってウトウトしている。
「お父さんがくさりかたびらをめくって、それで……これ以上はあなたに言うことではないわね」と母は恥ずかしそうに笑った。それで11勇者は満足したようだ。
旅立つ時に持ってきたやいばのよろいは、今は息子がおもちゃ代わりに振り回していることを思い出し、平和っていいものだなと優しく微笑んだ。
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11勇者が竜王と仲が良いという事実について、あのエンディングのあと一体何が起きたのかと色々考えてしまう……。
あとゲルダ、ゲマと結婚したのか。でもたしかに、体を張ってまじゅうのつめを取ってくるゲマだものな。てかそれを左手につけるゲルダ、左利きだったっけ？
そもそも120体ものデスタムーアを倒してさらにダークドレアムと幼馴染なのも怖い。多分ダークドレアム以上にデスタムーアを蹂躙する力をゲマは持っていると思われる。あとダークドレアムにとってはマジの「幼馴染のゲマよ！」になるんだなぁと感慨深い。
で、呪われしゼシカのスラリンって何？ゼシカのペットがスラリンってこと？それをなんで11勇者が持ってるの？
もっかいシャッフルしてみる。
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「おかあさーん」 そう言いながらブライがビアンカへ駆け寄っていった。
ビアンカが優しくどうしたのかと聞くと、ブライはバニースーツとノートを手に興奮気味に聞いてきた。
「お父さんってお母さんにプロポーズするためにすごい冒険をしてきたんでしょ？教えてよ！今度シルビアくんに教えてあげるんだ！
ビアンカはサラボナを訪れたばかりの師匠のことを思い出した。
リリアンがあの人の連れていたしれんその2にすごく驚いて、でもすぐ仲良くなっていたなぁなんてことを。
「お父さんはね、お母さんと結婚するために、火山で687体のバラモスを倒したのよ。それで、うみなりの杖を手に入れたの」
「それで次は、どうのつるぎを手に入れたんだっけ」息子は、ビアンカの左手に光るそれをちらりと見て前のめりに言った。
ビアンカは嬉しそうに頷く。師匠には幼馴染のゲマがおり、結婚相手をどうするのかというひと悶着が起きたが、まだ子供のブライに話すこともないだろう。
「それでその二つを持ち帰ったお父さんと、お母さんは結婚したのよ」
そして結婚式の様子を昨日のことのように話し出し、ブライは黙ってそれを聞いた。傍らでは裏切り小僧のスラリンが竜のうろこにくるまってウトウトしている。
「お父さんがよるのパピヨンをめくって、それで……これ以上はあなたに言うことではないわね」と母は恥ずかしそうに笑った。それでブライは満足したようだ。
旅立つ時に持ってきた旅人の服は、今は息子がおもちゃ代わりに振り回していることを思い出し、平和っていいものだなと優しく微笑んだ。
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ま～た幼馴染のゲマだよ。
そして、フローラがビアンカに置き換わるという謎の奇跡。
それにしても、ビアンカは師匠と結婚したんだな。何の師匠なのか全くわからないけど。師匠が試練その2とかいう謎の概念を連れているのも謎だし、そりゃリリアンも驚く、師匠の試練はさぞかしきついことだろう。
あと、よるのパピヨンをめくる、という文にちょっとドキドキしてしまう……。
とりあえず、ブライはバニースーツを持ちながら興奮するのをやめろ。
思ったような結果が出なかったり、思わぬ結果が出たり、これだからシャッフルは楽しい。
（文・やなぎアキ）
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