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【ダイの大冒険】ダイ大第八十八話感想!ミストバーンの不死身の秘密!?

8月になりましたね。

ここ3年くらいで日傘をさす人が男女問わず珍しくなくなってきて、これだけの日差しならさしたほうがいいよなぁと確かに思います。

でも傘で手がふさがるのが嫌すぎてなかなか実行できません。

 

各話感想

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

では「闇の衣」いってみましょう。

 

バーン敗れる?

大魔王バーンに渾身のダブルドルオーラを放ったダイ。

もろに喰らってしまったバーンはそのまま飲み込まれて行きました。その先にバーンの姿はありません。

力を使い果たしたかのようにその場に座り込むダイ。レオナは思わず「やったの?」と声をかけます。

やったの?とかやったか?とか言うときはやってないことが多いですが、果たしてどうなのでしょうか。いや、ここで終わりだとは思っていませんが。

 

竜の騎士は世界に1人しかいない。だからこそ、ドルオーラを二発も食らうなどということはあり得ないことです。それを成し遂げられたのは、ダイの二つの紋章とレオナのフェザーがあったからこそ。そして何より、バーンがあまりにも強かったからです。

バーンが強かったから、ドルオーラを二発も打つという無茶な作戦にダイは出たのです。いやまぁ、バーンが強いからって言うか、光魔の杖が強いからって言うか。でも武器が強くても使い手が弱かったら意味ないですもんね。

ダイは、バーンが強すぎるから、とてつもない威力の攻撃を喰らうことになってしまったのだと気付いたのです。

強すぎるから喰らってしまった、か……。強くなければ、あんな攻撃を喰らうことはなかったということですもんね……。自身が強すぎるせいで、自身も強すぎる力をその身に受けなければいけないのです。

竜の騎士として唯一無二の強さを身に着けたダイにとっても、それは他人ごとではないのかもしれません。強すぎる力を手に入れた自分が、いつかそのしっぺ返しを食らうのではないかと、思っているのでしょうか。本当に、こんな子供になんてものを背負わせてしまったんだ……。

 

さぁ、ダイたちは一件落着感を出していますが、その下ではまだ気の抜けない戦いが続いています。

ヒムの攻撃により動けなくなっているミストバーン。しかし前回、色々迷っているうちに目を覚ましていたと思うのですが、それにはまだ気づいていない様子!

さらにとどめを刺そうとしていたヒムでしたが、先ほどのダブルドルオーラによって響いたバーンパレスへの衝撃で攻撃の手を一時中断していました。

そしてなんとここで、マァムの「抵抗できないとわかっている相手なら命を取らなくてもいいじゃない、無理にとどめを刺す必要なんてない」発言です!

マァム~~~~!?!?!?

とどめは刺すだろ~~~~!?!?!?

これにはたとえポップじゃなくても、甘い甘い甘すぎるホットケーキに生クリームと蜂蜜とシロップをかけてさらにお砂糖までまぶしちゃったそんなものよりも甘い!あなた、今までの戦いで何を学んできたんですか!?

大体ねぇ、そんなにダイが心配なら、あんたたちいっぱいいるんだからヒムと数名置いて、他はダイのところ向かえば済むじゃない!なんで全員で行動しようとするのよ!てかとどめを刺すのにそんなに時間もかからないでしょうよ!

とか言っていたら、ほら起き上がっちゃったよ~~!?マァム~~!?まぁ前回だいぶ時間を使ったからマァムのせいだけではないんですけど~~!!でもその甘さはちょっと反省してほしいかも~!

 

こうなったらさっさととどめを刺すしかない!

しかし、ここでバーンに許しを請うミストバーン。そして……。

 

 

ミストバーンの素顔再び

ああーーーーーーーーー!!

イケメンミストバーンきたーーーーー!!!

 

まさか、バーンそのものがやられたのに、ミストバーンが本気を出してしまうとは!どういう展開!?どういう順番!?

素顔があらわになり驚きを隠せない面々。まぁイケメンですもんね。

 

姿が変わったからなんだというのだと、ヒムはまっすぐミストバーンの方へ向かっていきます。

しかし!ヒムがミストバーンのとてつもない殺気を感じ、足を止めてしまいました!猪突猛進を形にしたようなヒムが!

 

もうこのシーン、かかっている音楽も相まってむしろバーンよりも大魔王ですよ。降臨って感じがすごいです。

 

それでも臆さずオーラナックルをかますヒム!

だが!その左腕すらもいとも簡単にもがれてしまった!ひ、ひどい!!ヒムの腕はオリハルコンなのに!それを力だけで!腕力だけで!つまり、とてつもない力を持っているということ!バカみたいな「つまり」出ました!とてつもない力を持っているなんて誰だってわかる!私は解説者に向いていない!

ラーハルトがヒムの腕を持って追撃を仕掛けますが、それすらも効かず返り討ちに……。

単純な戦闘力ならヒムよりは上のはずのラーハルトが!というか今いるメンツで考えるとラーハルトが一番強いと思うんですけど!それを赤子の手をひねるように吹っ飛ばすとは。

というかビーストくん、コミカルにやられてんじゃないよ~!どういうこと~?

 

そしてミストバーンは驚愕の告白をする!

なんと自身を、魔界最強の男と称したのです!

え!魔界最強!?やっぱり大魔王じゃん……。てか、じゃあバーンって一体?

バーンはその叡智と魔法力においては他に並ぶ者はいないが、肉体の強さにおいてはミストバーンの方が上だというのです!

肉体の強さ、なるほど……。若い方が強いってことか。魔法などの技術的な面で言えば老齢なバーンの方が強いけど、単純な力比べならミストバーンの方が強いということ……。そして戦いにおいては結局力がものを言ったりしますから……。

つまり、ここにきてラスボス交代~~~!?!?!?

でもまだこいつの正体がよくわかっていません。魔界最強の男がなぜバーンに仕えているのか!なぜ普段はその力を封じているのか!あとキルバーンという存在も謎!そういえばピロロどこに行った!?

 

こんなピンチにはダイの力を借りたいところですが、なんとダイ、立ち上がれない!レオナにベホマをかけてもらったのに!ベホマで体力が全回復しないとは!?

ドルオーラという強力すぎる呪文を使ったことによる反動によって、回復呪文が受け付けないのでは、という結論に至りました。とりあえず時間を置くしかないようです……。

二人はバーンを倒して安心しきっていますが、違うのです。

下にいるミストバーンの方が、強いんですよ。しかもまだキルバーンもいるんですよ。アバン先生負けちゃったんですよ……。

でもそれを今のこの二人に伝えても、戦力になるわけではないですもんね。むしろなるべく知られないようにして、ダイの回復時間に当てたほうがいいのかもしれません。悟空早く来てくれーーー!!といった感じでしょうか。いえ、どちらかというと、フリーザ戦で回復がなかなか終わらない悟空を待つクリリン達の心境でしょうか。

 

さぁ下の階では、自身が最強だというミストバーンに驚きを隠せないポップたち。お前が本当の大ボスなのか、バーンよりも上なのかと問い詰めます。

が、それを説明しようとはしないミストバーン。いや、ポップたちが理解できなくても、私にはバーンとお前の間柄、教えてくれよぉ!ミストバーンの方が強くても、関係性としてはあくまでもバーンの方が上なんですよねぇ。息子かなとも一瞬思いましたが、それならバーン様と呼ぶのは変です。やっぱり分霊箱的なノリで力を分け与えたか、それか、スペア……?ハドラーがフレイザードを作った時のように、禁呪法を使って一個の生命体を作ったとかそのあたりでしょうか。

 

生きてはいない肉体

ミストバーンのあまりの強さを目の当たりにし、どう倒せばいいか考えをめぐらせる一同。

そうだ!メドローアなら!と皆ポップに期待をかけます。ポップ、久々に活躍の場か!?しかし、メドローアは準備に時間がかかる呪文!当たらなければ意味がない!

メドローアの威力を敵だったからこそ知っているヒムは、自身が身を挺してミストバーンを捕まえるから、その隙に打て、とポップに伝えます。これが、敵だったやつが味方になる展開の醍醐味!つ、つまりラディッツ戦の魔貫光殺砲!攻撃する側と羽交い絞めにする側が逆ですけど。

ヒムがもう一度戦うため、回復呪文をかけてあげるポップ。腕をもがれても回復呪文を使えば生えてくるのはピッコロさんもびっくりですね。そういえば、人間も腕をもがれたとしてもベホマを使えば生えてくるんですか……?いやでも、腕をもがれたら人間なら血がたくさん出て立ってもいられないでしょうし、生えてきたとしてもすぐ戦うのは無理ですよね。そこはさすがオリハルコンさんですね。

 

あと、ヒムもポップがマァムのことを好きなの知ってて笑っちゃいました。ヒムが見ているところでそんなにマァム好き好きムーブしていましたっけ?

あとマァム!準備しなさいあなたに賭けてるのよって!それを言ったらミストバーンがポップのこと警戒しちゃうでしょうが!いやいいんだけどさ!

 

メドローアのことを知らないラーハルトも、ヒムと共にミストバーンを追い詰める役を買って出ます。最強レベルの二人の戦いの邪魔をしないよう、他のメンツは後方支援に徹するようです。でも後方支援できるようなメンツでもないですけどね。それができそうなポップはメドローアの準備をしないといけないですし。

 

それにしても、ヒムとラーハルトの攻撃はいくつか当たっているのにもかかわらず相変わらず全く効いていないようです。さらにヒムがミストバーンを捕えたと思ったのに、あっという間に引きはがされてしまうのです!何回やっても勝てる気がしない!

クロコダインの獣王激烈掌も入るが意味がない!この技の名前、正直忘れていたのでクロコダインさんの自己申告助かります。

 

そのとき、マァムはミストバーンの顔が綺麗すぎることに気づきます。攻撃をいくつも受けているにも関わらず。閃華裂光拳を顔面に受けたにも関わらずです。

それを聞き、ビーストくんはミストバーンの不死身の秘密に気づいたようです。ここにきて、ヒムを回復させるくらいであまり活躍の場がなかったビーストくんが輝く!?

ビーストくんの言う通り、裂光拳は命持つものならば必ず効くはず。それが効かないというのならば……そう、

 

ミストバーンの体は生きてはいない、生命活動を行っていないのです。

 

言われてみれば……簡単なことでした。生き物ではないのではないかというのは一度思いましたが、それはちょっと違いましたね。生きていないというのと、生き物ではないというのは別モノですから。

でもじゃあ、ゾンビってことですか?そうも思えないですけど。

 

秘密を見破ったビーストくんは、メドローアのチャンスは自分が作る、とミストバーンの元へ歩いていきます。ブロキーナ老師の本気の戦いがいよいよ見られる!?

そして老師、じゃなくてビーストくんは言います。ミストバーンの不死身の秘密は

、凍れる時間の秘法……?

どうやら図星だったようです。明らかに動揺するミストバーン!

 

凍れる時間ということは、時を止めている?

つまり、ゾンビではないってことですかね。

私はミストバーンはバーンが力を分け与えたもう一つの生命体、スペアのようなものであり、あのイケメン顔はバーンの若い頃の顔なのかなと思っていたのですが。

時を止めているとなると……。私の予想が仮に合っているとすれば、たとえスペアであっても年を取ってしまうから、その秘法を使うことで若く強いその姿を保とうとしていたということでしょうか。バーンが年を取ることでそれゆえの強さ(魔法力とか)を身に着け、ミストバーンは年を取らないことでそれゆえの強さ(肉体の強さ)を保つ、とか?

 

少しずつ謎が解き明かされていますが、まだまだ気になることは多いです。

そもそもバーンは本当に倒されたんでしょうか?

ここから先はきっとますます驚きの展開が待っていると思うので、よりいっそうネタバレを踏まないように注意していきたいと思います。

 

それにしても、こんなに重大なシーンなのに主人公がいないとは。フリーザの最終形態変身シーン時に悟空がいないときのような絶望感がなんとなくあります。

 

(文・やなぎアキ)

 

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