前回までのあらすじ
光の教団を探す道中で出会った3人の美女。
彼女たちが集結した今、ガイアスは誰を花嫁に選ぶのか!
その選択を迫られる!
前回
第三十四話 究極の選択を任されたぞ!
さぁほらじじい!選ぶんだ!たった一人の花嫁を選ぶんだぞ!
そうだ!これからのことをよーく考えて決めるんだ!デボラさまか、フローラか、ビアンカか!
究極の選択だぞ!
さぁ、さぁ!
さぁ、さぁ!
さぁ、さぁ!
さぁ、ほら、はやく!
はぁ!?おま、お前、この期に及んでまだ迷っているのか!それはもはや3人に失礼だぞ!あとこれだけぐずぐずしていると、せっかくつかんだ光の教団の邪悪な気配が逃げてしまうかもしれないぞ!おいおいおい!早く決めてくれよ!
…………え?
なに?じじいの相手を決めるのに、モガマルに決めさせるっ、ってコト?
おかしいだろ!こんな大事な決断を他人にゆだねるな!そんなドヤ顔で頼むな!恥ずかしくないのか!
それに、じじいと相性がいいかどうかなんてわからん!
とはいえ、このままだと埒が明かないからな……。
よーし選ぶぞモガマル~。慎重に選ぶぞ。じじいのことはどうでもいいけど、彼女たちの人生がかかっているからな。
どうでもいいけどデボラさまが背負ってる花の影、デボラさまの圧により触手に見えるな。
はい、まぁそういうことですねぇ。じじいの相手になるということはオレたちの旅の仲間にもなるということだから、オレたちもなんだかんだ結構悩んじゃうんですよね~。
で、出たー!デボラさまのこの圧の強さ!話を自分のペースで進めるこの圧の強さ!
でもたしかに、デボラさまとの旅なら迷うこともなくサクサク進むかもしれない……いやでも大変な旅にはなるよな……。
旅の相手のはずがしもべになっているもんなぁ。モガマルにも3人のしもべがいるわけだけど、さらにモガマルまでもしもべになったらめちゃくちゃだよなぁ。う~んどうしたら。じじいがしもべになるだけだったら別にいいんだけども~。
そうだよずっとそれで悩んでいるんだよ。フローラとデボラさまと合流するまえからずっと悩んでいるだろ!ずっと近くで見てただろ!なんかちょっとずれているんだよなぁ、この子。
そ、そう?ビアンカはじじいにあまり興味がないのかな?まぁそうだよな、さっき会ったばっかりのじじいと一緒に旅をしようなんて思う方がおかしいもんな。
え、なんだこいつ、重いな。ついさっき会ったばかりなんだから心配もなにもないぞ。やっぱりビアンカ変な奴だ。
ビアンカはちょっと選ばないかな~。
そうなんだよフローラ~。どう思う?お姉ちゃんはあの性格だからなぁ。フローラが一番穏やかでいい性格をしているような気がするんだよな。
え!?そ、そうか?
ビアンカもフローラもそのスタンスなのか。デボラさまだけが積極的に選ぶように言ってきてるな。
でもなんでそんなこと言うんだよ~。
な、なるほど?えーと、積極的に何かをしたりはしないってことかな?
でも自分1人で光の教団の手がかりを探したりしていたじゃないか。突いてゆくことしかできないなんてことはないと思うけどなぁ。
お、でもやる気を見せてきたな。この辺はビアンカよりもポイントアップかもしれない。
う~ん、結局誰にすればいいかいまいち決め手に欠けるぞ……。
もっと3人との思い出とかを振り返ってみる必要があるか!?
次回予告
ガイアスと相性のいい想い人は一体誰なのか。
彼女たちと出会ったときのことを思い出し、いよいよモガマルは決断する!
次回、「共に旅をしたいのは、あなただぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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