前回までのあらすじ
光の教団を追うモガマルたちは、一向に手がかりをつかめずにいた。
しかし、ここでようやく邪悪な気配を感じ取ったガイアス。
そしてその先にはどうやらデボラとフローラもいるようだ!3人の美女の間で気持ちが揺れ動くガイアス、どうする!
前回
第三十三話 好きな人を決めるんだぞ!
3人の美女全員にいい顔を見せてきていたじじいだが、本当に結婚したいなら一人に絞らなきゃいけないんだぞ!
わかってるのかおい!
おっ、ビアンカも恋バナに入ってくるかい?じじいの恋バナが面白いかは不明だが。
って、なんだ?幼馴染?どうしてそうピンポイントなんだ?じじいほどの年齢にもなれば様々な出会いがあっただろうに、なんで幼馴染という激せま範囲に絞り込んだ?もしかしてビアンカは幼馴染が好きなのか?
ご、ごもっとも!でもな~、ビアンカは若いからそう言えるわけじゃん?やっぱじじいくらいになるとさ、色々思うところもあるんだと思うよ、うんうん。
伝えなくてもいい時だって、きっとあるはずさ。
それはほんとにそう。恋は止まらないものだから、もしかしたら複数人同時に好きになることもあるかもしれない。でも、最終的には一人に決めないといけないんだ!結婚するならなおさらなんだ!
じじい!ちゃんと決めろ!あと多分ビアンカは自分のことだとは思っていないぞ!
お!腹をくくったかじじい!えらいぞ!さすが本の中の冒険王!
そうだそうだそうしろ!
でも一応言っておくと、向こうにも選ぶ権利はあるからな!じじいが彼女たちの中から結婚したい人を選ぶように、彼女たちもじじいと結婚するかどうかを選ぶ権利はあるからな!
いや待て!というか彼女たちがじじいと結婚することを快諾するとは思えないんだが!?
まぁモガマルがノリノリだからそこは一旦置いておくか……。
さぁ誰にするんだ!
さぁさぁさぁ!
なんだよ~~!
でもまぁ今この場にいるのはビアンカだけだもんな。他の二人がいないのに勝手に話を進めるのも失礼か。というかビアンカ、無反応だけど大丈夫なのか?
よし、とりあえず他の二人と合流しよう!
フローラ~!久しぶりだな!大丈夫だったか~!
デボラさま~~~!!!!!スイマセン!遅れてスイマセン!教祖の手がかりは多分この先にあると思います!ありがとうございます!ご無事で何よりです!また会えて嬉しいです!
そう、そうだそうだ、ここまでの道中で考えられただろ、3人そろったし答えてくれ。
誰なんだ!やっぱり邪悪なほど美しいデボラさまか!心が澄み切っているフローラか!変なあだ名をつけてくるビアンカか!誰なんだー!
ええ!?ここで次回予告に入るのか!?おい、めちゃくちゃ気になるじゃないかよ~!
次回予告
ガイアスは一体3人のうちの誰にプロポーズするのか!
すると思いもよらぬ言葉が彼の口から出てきた!
次回、「究極の選択を任されたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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