前回までのあらすじ
3人目の美女、ビアンカと楽しく会話をするモガマルたち。
あやうくスラッピに変なあだ名をつけられるところだったが、なんと阻止した。
その様子を見て、ガイアスが急に感極まってしまう。
前回
第三十一話 ビアンカともお決まりの流れをやるぞ!
オレに変なニックネームをつけようとしてくるだなんて、ビアンカはとんでもないやつだな!
で、じじいは何をそんなに感極まって泣いているんだ!?
うおおおいおいおいおい、それはセクハラだろ!急にそんなことを言い出すのは言われた側からすると結構気持ち悪いぞ!?
じじい、それ以上変なことを言う前に本の中に戻れ!感極まったテンションで絶対いらんこと言うつもりだろ!
アウトーーーーーーー!!!!
いや別にひとめぼれからのプロポーズは悪いことではないかもしれないが、あまり褒められた行為ではないぞーーー!!
本から飛び出すジジイにプロポーズされる方の身にもなれ!
そうだそうだ!モガマルすらもドン引きしているぞ!
大体、デボラさまにもフローラさまにも美しい美しい言っていたのに、その二人にも失礼だと思わないのか!
よかった正気に戻ってくれた。
だけど、ついプロポーズに走ってしまうほどじじいはビアンカを好きになっちゃったってことなんだな。オレは正直いやだけど。人の話を聞かないで変な名前をつけようとするし。
急に話を戻すじゃん、じじい。急すぎて揺り戻しで頭くらくらするかと思ったわ。
フローラもデボラもそうだったからな!多分そうだろうな!
やっぱりそうだったか!
じゃあ目的は一緒だ!どうだ、オレたちと一緒に……
先に言われてしまった。
まぁいい!とにかく、何の手がかりもつかめず困っていたんだ。ビアンカがいればきっと心強いぞ!
な!モガマルもいいよな!行くよな!
いいえ
おいモガマル~~~~!!
なんだ?オレに変なニックネームをつけようとしたことをまだ怒ってくれているのか?ありがとな。でもオレはもう気にしてないぜ。ブルリア星に平和を取り戻すことの方が大事さ。
ほら!今こうしている間にも光の教団がどこかに行ってしまうぞ!
行くだろ!そうだな!いくらビアンカがデボラさまみたいに厳しくないとはいえ、断り続けたらどうなるかわからないぞ!
はい
よーしよーし。よかったよかった。
あ、そうなの?もしかしてその幼馴染にも独特のセンスでニックネームつけたりしていたの?あ、してない?そう?
じゃあなんでオレだけあんな目にあったんだ?スライムだからか?
よーし、3人目の美女ビアンカとの旅が始まるぞ!
お!なるほど!それは有益!
……でも待てよ、この流れ何回か見ているぞ。この先にいるはず!って言って向かうんだけど……
まぁいいか!わかった行くぞ!
お!あそこにモンスターがいる!なるほどこいつか!こいつが光の教団の関係者か!
このパターンも見たことがあるが!
ええいとりあえず倒しとけー!!!
モガマルにかかれば一瞬だーーー!!
ありがとうビアンカ!
光の教団の行方を追って来た美女と一緒に行くことになり、この先に邪悪な気配があると言われモンスターを倒し、褒められるまでの1セット!
これ前の二人でもやったなぁ!?
てことは、この後来るのは、別れか……!?
次回予告
ビアンカと行動を共にしながらも、やっぱり光の教団の手がかりがつかめないモガマルたち。
しかし!ここで転機が!
次回、「全員集合の予感だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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