ドラクエ3でトップクラスに心が揺さぶられるイベントといえば、オルテガとキングヒドラとの戦いだろう。
じゃあその感動的場面をシャッフルしてみよう。
なにがじゃあかもわからないが。
以下が今回シャッフルする文章。
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[A1:DQ3勇者]は、[A2:オルテガ]が[B1:キングヒドラ]との一騎打ちの末に敗れるのを目の当たりにしてしまった。
あまりにも衝撃なことが続いている。
おそろしき[B2:バラモス]を撃破したにもかかわらず、[B3:ゾーマ]という真の悪がいたこと…。そして行方不明だったはずの[A2:オルテガ]が実は生きていたこと…。
様々な新事実に、[A1:DQ3勇者]たちは、心を整理しかねていた。
溢れる涙を拭うこともせず、一心不乱に[A2:オルテガ]に[C1:せかいじゅの葉]や[C2:やくそう]を使おうとする[A1:DQ3勇者]を、仲間の[A3:戦士]・[A4:魔法使い]が悲しみながら見守る。
それでも、仇はハッキリした。行方不明でもなんでもなく、目の前で敗れ去ったのを目撃した。だからこそ[B1:キングヒドラ]を、全力で葬る。その誓いを胸に、[A1:DQ3勇者]は力強く立ち上がるのだった──。
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(文・深々シン)
シャッフルの概要は以下。
An → キャラクター名
Bn → モンスター名
Cn → アイテム名
Dn → 魔法・技名
(n) → 数
キャラクター名はナンバリングタイトルから、モンスター名とアイテム名、魔法・技名は主にドラクエ11を参照。なおモンスターには歴代ボスも含む。
では早速シャッフル。
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マルティナは、カミュがしれんその1との一騎打ちの末に敗れるのを目の当たりにしてしまった。
あまりにも衝撃なことが続いている。
おそろしきいたずらデビルを撃破したにもかかわらず、ムンババという真の悪がいたこと…。そして行方不明だったはずのカミュが実は生きていたこと…。
様々な新事実に、マルティナたちは、心を整理しかねていた。
溢れる涙を拭うこともせず、一心不乱にカミュに知力のかぶとやデーモンバスターを使おうとするマルティナを、仲間の息子・ウルノーガが悲しみながら見守る。
それでも、仇はハッキリした。行方不明でもなんでもなく、目の前で敗れ去ったのを目撃した。だからこそしれんその1を、全力で葬る。その誓いを胸に、マルティナは力強く立ち上がるのだった──。
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カミュ、ホルストックの王子だったのか……。しれんその1に敗れてしまうとは、恐らくメダパニダンスにやられてしまったのだろう。とりあえず、死にそうなカミュに対してデーモンスピアを使うのをやめろ。
そしてマルティナよ、いたずらデビルごときに「おそろしき」などと言うんじゃない。冒険も序盤も序盤で目的達成したと思っちゃったのか?なんならお前のにっくき相手はムンババではなく、ちゃっかり仲間の座に収まっているウルノーガだ。マルティナ、もうすでに洗脳済み……?
なによりも恐ろしいのが、しれん「その1」であることだ。マルティナがそのことに気づいているのか怪しいものだが、その2その3も控えているため、あまりその1で頑張りすぎないようにしてもらいたい。
いつも通りもう一回シャッフルしてみる。
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ロウは、ゲマがびっくりサタンとの一騎打ちの末に敗れるのを目の当たりにしてしまった。
あまりにも衝撃なことが続いている。
おそろしきアルミラージを撃破したにもかかわらず、いっかくウサギという真の悪がいたこと…。そして行方不明だったはずのゲマが実は生きていたこと…。
様々な新事実に、ロウたちは、心を整理しかねていた。
溢れる涙を拭うこともせず、一心不乱にゲマに命のブレスレットやこおりの盾を使おうとするロウを、仲間のゲルダ・パパスが悲しみながら見守る。
それでも、仇はハッキリした。行方不明でもなんでもなく、目の前で敗れ去ったのを目撃した。だからこそびっくりサタンを、全力で葬る。その誓いを胸に、ロウは力強く立ち上がるのだった──。
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ゲマがびっくりサタンにやられている~~~~~!!!!
それはたしかに衝撃的だが、ぶっちゃけざまぁみろしか思わない~~~~!!!
というか、なぜゲマが死にゆくところをパパスは悲しみながら見守っているのだ!絶対内心嬉しいだろ!
あとロウ!HPが0になっているものに命のブレスレットをつけても意味がないんだよ!効果を勘違いするな!
まぁでも一番意味不明なのは、アルミラージを撃破したあとに現れた真の悪がいっかくうさぎであること。ウサギ界に下克上が起きている。
同じ種族で且つ下克上が起きるという、あまりにも奇跡的な結果になってしまった。
これがあるからシャッフルはやめられない。
(文・やなぎアキ)
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