前回までのあらすじ
デボラと共に光の教団の手がかりを探すモガマルたちだったが、一向に進展がない。
このままではいけないと思ったデボラは別行動を提案する。
当然モガマルたちに拒否権はない。
前回
第二十四話 デボラとは一時お別れだぞ!
このままじゃらちが明かないし、たしかにバラバラで行動したほうがいいよな!
よし、デボラさまの言う通り別行動して光の教団の手がかりを探すぞ!
なるほどな、OKわかったぜデボラさま。
光の教団について何かわかったらすぐデボラさまに会いに来るぜ。どうやってどこにいるのかがわかるのか微妙だけどな。
なんでだよ!!
傲慢が過ぎるよ!どっちにしろデボラさまはオレたちを自分で探す気がないんだな!
でもそれでこそデボラさまだ!デボラさまがオレたちのためにあちこち歩き回るのは似合わなさすぎる!
なんでそこでじじいが出てくるんだよ!すっかりしもべだな!このやりとり何回目だよ!
ほら、モガマル、オレたちブルリア星の危機を早く救わなきゃいけないんだから、ここは「はい」って言っておけ!
あ!モガマル!それは、それはいけない~~!!
このやり取りも何回目だ~。
でもそれでこそモガマルだ~。
とはいえ、ここは素直に従っておこうな。
というか、ここで焦っているじじいが見られるならデボラさまに逆らうのもありだよなぁ。
いつも尊大なじじいが焦っている姿、プライスレス。
は~い。
というかじじい、いつの間にデボラさまのこと呼び捨てにしているんだ。
いや本当にそうなんだよな。
デボラさまを前にしたらしょうがない気もがするが。
気を付けてなデボラさま~。
……どうしよう、次に会うときには別のしもべを引き連れていたら。しかも小魚みたいな顔のやつ。小魚みたいな顔ってよく考えたらかなり怖い顔だけどな。
嵐のようなひと時だった……。
楽しかったけど。
まさしく……。邪悪とか本人に言ったら絶対に怒られるけどな。
よし、じゃあ光の教団の手がかりを探すか!えーと、どこを探せばいいんだ?
お!どうしたじじい!
あれか!いつもみたいに、邪悪な何かを検知したのか!
それはデボラさまがいる時に検知してほしかったが、まぁいい!その邪悪なものを追うぞ!
え、邪悪な何かじゃないんかい……。
いや、デボラと同じ美しさということは、その人も邪悪な美しさの持ち主なのか!?
そんな人がこの世界に二人も!?
急かすなよじじい。お前デボラさまに忠誠を誓ったしもべじゃないのかよ。
まぁ、もしかしたら本当にデボラさまみたいに邪悪な美しさなのかもしれないし……。でもそれだと、星に害を及ぼす邪悪とデボラさまを同じ存在として扱っていることになるからなぁ。よかった、デボラさまがここにいなくて。
目的がずれていないか……?
まぁいい!美人に会えるならオレも願ったりかなったりだ!
次回予告
デボラと別行動になり、すぐさま美女の気配を察知したガイアス。
その先には、デボラとはまた違った美女がいて……?
次回、「またまた謎の美女登場だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁に愛想つかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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