最近暖かいですね。
寒いのが苦手なので非常に助かります。もうちょっと暖かくなってくれると助かります。
各話感想
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト
では、いよいよハドラーとの決闘も最終局面!「最後の一太刀」です!
今までの想いをその一太刀に
ダイはハドラーへの最後の一撃として、ライデインを唱えます。
しかし、ライデインストラッシュでは、今のハドラーにはかなうはずもないでしょう。
しかぁし!それは承知の上!ダイは剣を、ロン・ベルクが作ってくれた新しい鞘にしまいます。そうだった!剣は何も変わっていないけど、この鞘がパワーアップしていたんだった!剣を鞘に納めることで、魔法力を上昇させるという、鞘にしておくにはもったいないほどの効果を持っているそうです!じゅ、熟成~~。
そう!つまり、ライデインはギガデインになるのです!バランがたどり着いたあの境地まで、この鞘が押し上げてくれる!
あとは、魔法力が高まるまで時間を稼ぐのみ!ぶっちゃけ、ハドラーは待ってくれると思うけど!だって、全身全霊の一撃同士がぶつかって、そこで勝利することが、彼らが望んでいることだから!
ああ~~!気迫あふれる二人!もうこれは最終決戦!最終決戦です!
ハドラーはダイがこれから使うのは、父バランの技ギガブレイクであることを予想します。そのギガブレイクを!彼はやぶってみせる!その気迫!
今始まる!二人の本当に最後の戦い!
ダイが再び剣を抜く!
ギガブレイク 対 超魔爆炎覇
ダイは父の影を背負い!ハドラーとの因縁の対決を制するのか!
それとも、命を燃やしたハドラーが!ダイと、そしてアバン先生との戦いに決着をつけるのか!
そう!そうだ!
ダイが背負っているのは!
父の意志のみにあらず!
ダイはすかさず構えを変えた!
これまでの戦いで培った全てを、ハドラーにぶつけるため!これまで学んだ全てを、ぶつけるため!
その背にハドラーは見た!かつてのライバル、アバンの姿を!
ダイは一人ではない!父バランと師アバン、ハドラーとの戦いの中散っていった戦士たちの、その強き意志、負けないという想い!それが重なり、ダイをここまで押し上げた!それを、ハドラーへ、返す時が来たのだァ!
そうだそれが!!
ギガストラッシュだァああああああああああああああああ!!!!!!!!!
二人の技が邂逅するとき、ハドラーは熱き咆哮を上げながらも、終生のライバルの成長を肌で感じ認めていたように思えます。
全身全霊を持って挑んだこの勝負に敗れたのは、ハドラーでした。
好敵手との握手もかなわず
ダイの新しい必殺技ギガストラッシュを喰らい、とうとう地に伏し立ち上がることもできなくなったハドラー。ダイもまた、膝をつきその場を動くこともままなりません。
ハドラーの命は尽きようとしています。彼もまたザムザと同じように、灰となって風を舞うのでしょうか。
ハドラーは自らの敗北に納得し、この場で必殺技を編み出したダイの強さを改めて実感するのでした。
魔王をしていたころや、魔軍司令としてアバンと戦いダイたちと戦い、時には卑劣な手も使っていたあの頃のハドラーからは想像もできない清々しさ。己の寿命と引き換えに超魔生物となったそのときから、ようやくハドラーの本当の人生が始まったのです。その幕引きとして、ダイに敗れるのも彼にとってはまた本望なのでしょう。ようやく小細工なしで全力で戦えたのですから。結果ではなく、ダイと戦うというそれそのものが大事なのです。
ハドラーは手を伸ばし、ダイに別れを告げます。最後に、終生のライバルであるダイの腕に触れることを求めて。
ハドラー、それは握手って言うんだぜ……お互いの強さを認め称えるための、握手って言うんだぜ……。
また生まれて来いよハドラー。そのときは、ちゃんと友情を深めような……!お前のこと、絶対忘れないよ!
と!
今まさにダイとハドラーが握手をかわそうとし、私がしんみりしていたそのとき!
トラップ発動!!
そして鳴る笛の音!
キルバーンきさまぁあああああああああああああああああ!!!!
てめぇえええええええええええ!!!!
トラップの中からダイもハドラーも逃げることができず、キルバーンは魔界の炎を呼び出します!つ、つまりこれは邪王炎殺黒龍波!?違うか。
炎が舞い上がり、一瞬にしてダイとハドラーを包み込んでしまいます!
そうだここはバーンパレス!敵の本拠地!キルバーンはバーンパレスにこのようなキルトラップをいくつも仕込んでいたのでした!
今まで彼が発動させなかったのは、ダイとハドラーが力尽きるのを待っていたから!卑劣!真剣勝負に水を差すとは!さすがバーンの側近!お前最悪だな!お前のことはまだそこまで嫌いじゃなかったのに!バーンの次に嫌いだ!どうしてハドラーのやりたいことに水を差すんだよ!もう勝負は終わったからいいだろって!?よくないよ!怒るぞ!
この罠はいかなる力でも脱出不可能、と豪語するキルバーン。
だが!忘れちゃいけねぇぜ!
うちのパーティーの魔法使い、あらため大魔道士様は、いつだって冷静沈着、クールなんだよぉ!!!!
ポップはすぐさま異変を感じ取るとトラップの中に飛び込み、中でヒャダルコを使い炎を食い止めていたのでした!
ポップはここが敵の本拠地であることを常に警戒し、いつでも動けるようにしていたのでした!ここのセリフ、たとえハドラーや親衛騎団の連中が信用できたって、というのはとても良かったですね。ハドラーも、あのひよっこだった魔法使いがここまで立派になったことに驚きを隠せなかったようです。ポップもダイと同様、アバン先生が死ぬところを目の当たりにしました。その元凶であるハドラーが憎くないわけありません、しかし、彼の武人としての心意気を買い、信用に値すると言っているのです!
しかしキルバーンは、そのまま消えてしまいます。
なぜなら、ポップにふさがれたくらいではトラップはどうともならないからです!
逃れられないキルトラップ
レオナがトラップの外からヒャダルコを使いますが、びくともしません。そもそも彼女が得意とするのは回復魔法。攻撃魔法ではポップには遠く及びません。
ならばと、ヒュンケルがグランドクルスを使いトラップを打ち消そうとします!グランドクルス、そんな自由自在に放てるようになってたのか!
しかぁし!グランドクルスでもびくともしないトラップ!中にいるポップたちからは、何が起きたのかもわからないほど影響がありません!
無駄に体力を消費しただけ!ひどい!
ここで名解説者ヒュンケル、ひらめきます。
キルバーンが退いた意味……。それは、このトラップは術者であるキルバーンを倒さない限り絶対に解かれないということ……!
だからこそ、ポップが食い止めていようがその場を離れたのです。バーンパレスの奥深く、彼らが早々にたどり着けないであろう場所まで……。
あ、あまりにも卑怯。
え、バーンにしろキルバーンにしろ、そもそも戦わせてもくれないって何?こっちは戦う気満々で来ているのに、それすらもさせてくれないって何?
悪党として、正解の動きしてるじゃん……。そりゃそうですよ、戦う前に勇者たちを仕留められるのであれば、絶対そっちの方がいいですもんね。
なんならバーンもちょっとキルバーンに引いてるからね。え?やば、みたいな顔してるからね?
ハドラーみたいに目の前に現れて戦ってくれるって、すごく恵まれていたんだなぁ。
トラップを前に、なすすべもない3人。レオナもヒュンケルも完全に諦めモードです。レオナはトラップがグランドクルスの影響を全く受けなかったことから、魔法力でなければ破れないことに気づきます。ポップは中で食い止めることしかできず、外にいるメンバーはポップほどの魔法力など到底持っていません。
脅威であるポップが中にいることは、むしろキルバーンにとっては願ったりの状況だったのかもしれません。
マァムはレオナにミナカトールを使うよう進言しますが、レオナは言います。このバーンパレスはすでにミナカトールの影響下にある、と。重ね掛けは無意味だと。
余りにも冷静に話すレオナにマァムは怒りを露わにしますが、レオナだって平気なわけではありません。感情的にならず何か手はないか、レオナは必死に考えているのです。
己の浅はかさを恥じたマァムは、自分のできることをするしかない、とトラップに向けて攻撃を繰り返します。無駄だと分かっていても、できることをするのです……!
ああでも!刻一刻と、ポップ・ダイ・ハドラーの命が削られていく!
ど、どうしよう!
え!?
来週に続くんですか!?
エンディングに入った瞬間、「ここで終わりかよ~~~!!!」と言ってしまいました。
ハドラーとの決闘、どうして気持ちよく終わらせてくれないの!?キルバーンが憎い!私、今回が終わったらこれまでのハドラーを振り返る記事書こうと思っていたのに、まだ書けないじゃないのよこれじゃ!失礼しちゃうわね!
そしてどうやってあのトラップから逃れるの!?
やっぱりポップがなんとかしてくれるの!?
くそぉ、バーンとの戦いなんてどうでもいいと思っていたけど、ここまでの仕打ちをしたバーンとキルバーンには、一発くれてやらんと気が済みませんな!
(文・やなぎアキ)
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