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【ダイの大冒険】ダイ大第七十一話感想!やっぱりヒュンケルは解説として優秀。

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先日、映画アンチャーテッドを観に行きました。

ものすごくおもしろかったです。

勢いでPS4で出ているアンチャーテッドコレクションを買って現在プレイ中です。

 

だからいきなりこんなことを言いだしたんですね。

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各話感想

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

さぁ、今週はいよいよダイとハドラーの最終決戦、「真竜の闘い」です。

 

ダイの魂の力

ハドラーの親衛騎団は全員やぶれ、仲間たちはダイの元へ。そこでダイは、ハドラーと壮絶な戦いを繰り広げていました。

今回の実況解説は大魔王バーンとキルバーンです。

解説席のピロロさん、聞こえますか~?は~い。

 

バーンは、二人の戦いを眺めながら、まるで真竜の闘いだ、と言います。

はるか昔、魔界の竜族の中でも最強の力を持っていたベルザーとボリクスの戦いがありました。ほぼ互角だった両者の闘気や魔法力により、立っているだけでも生命力を奪われるバトルフィールドを生み出したのです。それはまさに今のダイとハドラーのよう。

そしてその真竜の闘いを制したのは、のちの冥竜王となるベルザーでした。

ベルザーってたしか、まだ闇堕ちしていなかったバランが熾烈な戦いを繰り広げた史上最強の竜ですよね。アバン先生がハドラーと戦っている裏で行われていた世界の雌雄を決する戦い。こう何度も名前が出てくると、今後登場するのでは?と思っちゃいます。ボリクスもちょっと気になりますし。

 

ここでバーン、刮目するがいいぞピロロ、と言います。

そこ、キルバーンじゃないんだ。

なんだかちょっと違和感です。てかピロロ、なんなんだ?こいつそういえば時の砂持っているんでしたっけ?こいつがいると、バーンも倒せないような気がします。あとオープニングで怪しげに帽子を脱いで角を見せているカットも気になるんですよねぇ。心の片隅であいつが何者なのかをずっと楽しみにしている自分がいます。

そういえばミストバーン、まだ地上でロン・ベルクと戦っているんでしょうか。

 

さて、ここでまたアバンの使徒側へ戻ります。こちらにも名解説者ヒュンケルがいますからね。ヒュンケル、しっかりと仲間たちに、バトルフィールドができている旨を伝えます。さすが、解説者としての歴が長い。

ダイとハドラーが剣を抜かずに素手で戦っていることについても、二人が剣を抜くときが最後の決着のときと悟っているからだろう、としっかり補足。ヒュンケルがいなかったら全然バトルの様子がわからなかったので助かります。やはりバトルに解説者は必須。

 

ポップはダイを助けたい一心で、メドローアを使おうとします。

それを、二人の戦いを邪魔するべきではない、とすかさず制止するヒュンケル。レオナもまた、ダイが望んだ戦いに手を出してはいけない、と彼を止めます。

ダイは甘い、となお戦いに割って入ろうとするポップにレオナは、だからダイは私たちのダイなんじゃないか、と諭します。それを聞き、構えを解くポップ。

 

レオナは、ダイの魂の力が何なのか、それについて話し始めます。

ダイの力は、甘さなんじゃないか、と。優しさや純情さ、そういった純粋な心なのではないか、と。

誰とでも平等に自然体で接することができる、そんなダイの、ダイだけの魅力。それがあったから、みんなが仲間になって、みんながここに集まっている。

そんなダイが、ハドラーと戦うと決めたのだから、私たちはそれを大事にしてあげるべきではないか、そうレオナは考えたのです。レオナも最初は、ハドラーの言うことなんて無視するべきだとダイを止めました。でもダイは、世界の命運がかかっているというのに、それでもハドラーと戦うことを決めたのです。ハドラーが戦いたがっているからだけではなく、ダイ自身がハドラーと決着をつけたいから。そんなダイのまっすぐな眼差しにレオナは、どうして自分たちがダイと共に戦っているかに気づいたのでしょう。ダイのその心が、自分たちにそうさせているのだと。

レオナの説得により、ポップも考え直します。

 

ただ、ポップがダイの気持ちを考えず決闘に介入しようとしたことは誰も責められることではありません。

ポップはダイのことを助けたい。

レオナはダイの意思を尊重したい。

どちらもダイのことを心底大切に思っているから出てくる気持ちです。親友なら相手の意思を尊重するべきなのかもしれませんが、そういうのを取っ払って助けたいと思ってしまうのもまた親友だからです。

ポップも、そしてヒュンケルやレオナにも、お互いの気持ちは理解しあってほしいですね。

 

必殺技のぶつけあい

さて、戦いもいよいよ佳境。

ダイはハドラーを倒すためには最強の技を使うしかない、ととうとう剣に手をかけます。ダイの挑むような眼に、一番好きな顔だ、とたまらねぇ告白をしだすハドラー。世界の命運など関係ない、ライバルとの命をかけたこの決闘、本当にもうバーンとかどうでもいいなと思ってしまいます。そしてハドラーも己の剣を抜きます。

次の一撃で勝負が決まるだろうとヒュンケルは悟ります。勝手な予想をするなと反論するポップですが、ヒュンケルは名解説者なのでわかるんですねぇ。

 

えー、ここでバーンがバトルフィールドの解説をしてくれます。要は、今均衡を保っているバトルフィールド内でそれが崩れたとき、そのパワーは弱い方に大ダメージを与えるらしいのです。敗れたほうにバトルフィールドの全エネルギーが注がれ、確実な死が訪れるそうなのです。

そして、ハドラーの超魔爆炎覇にライデインまでしか唱えられないダイのアバンストラッシュはかなわないだろうと、バーンたちは踏んでいます。たしかに、父親のバランはギガデインが使えたのに、ダイはまだライデイン止まりなんだなぁ。

一体ダイには、どんな秘策が!?

 

アバンストラッシュのかまえを取るダイ。

ハドラーのこれまでの戦いは、アバンストラッシュとの戦いでもありました。このアバンストラッシュを破れば、ハドラーはアバンとの長き戦いに決着をつけることができるのです。

ダイは負ければバトルフィールドのエネルギーが全集中することを知っていました。話は変わりますが、みんなが当たり前のようにバトルフィールドって言っているの、すごいですね。共通認識がすごい。

ダイは、それでも自分のアバンストラッシュは負けないと確固たる意志を持って言います。なぜなら、これはバーンを倒すために編み出した新しいアバンストラッシュなのだから!!

あ!ノヴァと特訓していたときに編み出したやつだ!でもそれを今使ったら、バーン戦ではどうするんでしょうか!まぁいいか!大事なのはハドラー戦だ!

 

ハドラーとダイは全身全霊をかけて、相手に迎え撃つ準備をします。あふれんばかりの闘気!にらみ合う両者!

そして流れる神曲!!

あれ!?この曲!

久しぶりに流れません!?

たまらないよぉおおおおお!!

 

そして放たれる、アバンストラッシュアロー!ハンターハンターで言うところの、ジャジャン拳のパー!放出系の攻撃!

しかぁし!ハドラーは憤慨する!こんな涼風のような技で、自分が倒せるかぁ!と!

その激昂のまま超魔爆炎覇を放つため突っ込んでいくハドラー!

 

見誤ったな!ハドラー!

お前の敗因は!

相手の必殺技を、好敵手だというのに警戒しなかったことだ!

ポップとシグマの読み合いを!

見習えぇええ!!

 

ダイの!アバンストラッシュブレイク!!!!

 

アローと共に放たれる超近距離でのブレイク!

 

そして生まれるは!!!

 

アバンストラッシュクロス!だぁああああああああああああああああ!!!!!

 

ハドラーぁああああああああああああああああああああ!!!!!!

 

うわぁあああああああああああ!!!

 

想いを背負って

ハドラーは完全に倒れてしまいます。

そしてアバンストラッシュクロスについての解説をしっかりとしていくヒュンケル。やはり解説をさせたらヒュンケルの右に出るものはいませんね。ぜひ実況のクロコダインにも来て欲しかったなぁ。

 

アバンストラッシュクロスを喰らい、バトルフィールドのエネルギーもくらったハドラーには、もう闘気は感じられません。ダイもまた、息も絶え絶えに膝をつきます。

 

が!!

まだ!

終わっていない!

 

武人ハドラーの!執念をなめるなよ、アバンの使徒よ!!!

闘気がなくなってもなお、命を燃やしダイに負けまいとするハドラー!

か、かっこよすぎる……。あんたに一生ついていきます……。

 

バトルフィールドから出たことにより、アバンの使徒4名を視認したハドラーは、親衛騎団が全滅したことを察します。

心の中で彼らに賛辞を送り、そしてこれまでの自分を振り返ります。野心と保身しかなかった自分。しかし、ハドラーは生まれ変わり、ただひたすらにアバンの意思を継ぐダイを倒したいと、そう願う一人の武人になりました。その誇り高き自らの生きざまを、親衛騎団は示してくれたのです。ハドラーから生まれた、ハドラーの分身のような彼らの、自らに忠誠を誓い、一致団結し、己の望みのために命を懸けたくれた、そんな姿が。

ハドラーが今こうして、ダイと戦えるのは、親衛騎団のおかげなのです。

ハドラーがこれまでどれだけたくさんの部下を率いたとしても決して叶えられなかったであろう願い。それを親衛騎団は、叶えてくれた。命を捨ててでも。

ハドラーがダイを倒したいという思いは、既にハドラーだけのものにあらず!彼を想い死んでいった親衛騎団の願いでもある!それを背に、残り僅かな命の炎を燃やして、ハドラーは立ち上がる!最期の一太刀に、ハドラーの、親衛気団の生きざまを乗せるのだ!私は一体どっちの味方なんだ!

 

ハドラーのその執念に、ポップは焦ります。アバンストラッシュクロスを放ち満身創痍のダイに、果たして勝ち目はあるのか!?

だけどダイだってハドラーに対して執念を燃やしている!

必死に立ち上がり、駆け寄るポップを制止します。誰であろうと、たとえポップであろうと、その勝負の邪魔をすることは許されません。

これは、ハドラーがアバン先生を葬り、ダイがアバンストラッシュを初めて放ったあの日から続く因縁!

一対一のこの対決、それを貫かなければ、ダイは自分を許せないんだ!勇者とか、人類を守るとか、未来をつかむとかじゃなく、ダイ個人の魂が、そう叫んでいるんだ!

たとえこのあとのバーン戦では、アバンの使徒5人で力を合わせて戦うことになっても、このハドラーとの戦いは、一人で挑まなければいけないのです……。決闘、なのですから。

命を燃やしダイを力強く見据えるハドラー。彼の執念と親衛騎団の無念がこもっていることを感じたポップは、やはりダイを止めます。あとは自分たちにまかせてほしい、と。

 

だけどまだ、ダイは戦います。

ハドラーが親衛騎団の無念を背負うなら、ダイにだって背負って来た想いがある!ブラスじーちゃん、アバン先生、お父さん……ハドラーとの因縁が始まったあの日から、ダイは背負ってきました。それは、ハドラーが背負う親衛騎団の無念にも負けない、強い思い!

お互いの、相手に絶対に負けるわけにはいかない思いは同等!何度も言うようだが、今この時だけは、種族の未来など関係ない!ただ、決着をつけるのみなんだ!

 

ダイの気迫に押され、ポップは説得を諦めます。

自分はなんて小物なんだと、どうしてこんなでっかいやつを信じてやれなかったんだと。

 

ばかやろう!!!!!!!!!!!!!

 

お前がダイの一番の友達だからだろうが!お前にとってダイは勇者であるまえに友達だからだろうが!胸を張れポップ!お前はそれでいいんだ!友達を救いたいと思うのは普通だろう!お前にとって、ダイは勇者とか仲間とか、そういう存在じゃない!いつだって近しい友達だから、どうしても助けたくなっちまうんだろうが!

大丈夫だ、お前がそうやって間違えそうになったとき、ダイと、仲間たちが正解を教えてくれるから!お前はずっとその人間らしい心を、この壮絶な戦場でも持ち続けてくれ!

 

こうして……ダイとハドラーの、正真正銘最後の一騎打ちが始まったのです。

開幕の合図は、ダイのライデイン。

 

今この場に、人間も魔族も竜も、平等に命を賭けるのです。

 

 

 

こんなの泣いちゃうんですけど。

まじでバーン戦いらないんじゃ……。

 

(文・やなぎアキ)

 

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