前回までのあらすじ
光の教団のゲマを倒し、子供たちも無事救ったモガマルたち。
サンチョも帰り、いつもの日常に戻ったかと思ったが、またもや脅威が迫っており?
前回
第十九話 名探偵モガマルだぞ!
別の星から脅威が迫っているって、それ光の教団だろ!
なぁ!
そう何度も色々な脅威が迫ってきてたまるかってんだ!
ほら!モガマルだってさすがにそう思っているぞ!
じじい、回りくどい言い方をせずそう言いやがれ!
た、たしかに。モガマルはけっこう鈍いところがあるからな。
強さにスキルポイントを全振りしているから、洞察力はいまいちなんだよなぁ。そのためにオレがいるんだけどな!
あ、怒っちゃった。すまんすまん。
はっはっは。
って、こんな和やかにしている場合ではない。
オイ、光の教団ってどういうことだ!
そうだそうだ!
ジャミ、ゴンズ、ゲマの濁点ブラザーズはモガマルがしっかり倒したじゃないか!
それなのにまだ光の教団がブルリア星に迫っているって言うのか!
ハッ!!!!!!!
そうだ!!
ゲマが呼んでいた教祖ってやつが残っているんだ!教祖は教団のトップ!そうか、あいつらを倒しただけじゃ光の教団は解体されないんだ……。
モガマル、めちゃくちゃとぼけた顔しながら、名推理じゃないか……。
よっ!モガマル!今日のモガマルはめずらしくさえてるねぇ!
これぞモガマル!よっ!よっ!めずらしすぎて槍でもふってきそう!!
い、いやいやいや!褒めてるんだよ!
怒るなよ、モガマルぅ。
でも本当に、教祖ってやつを倒す必要がありそうだな。
あ!待ってくれモガマル!!
大変だ!
こんな和やかに遊んでいる場合ではない!
おいモガマル!
そうなんだ!
この先に悪いやつがいるぞ!
いや、ブルリア星けっこう悪いやついるんだけどさ!
でもちょっといつもと違う邪悪な気配がするんだ!
まじか!!
早すぎるな!
オレたち、いつも光の教団に星に侵入されているじゃないか!ブルリア星のセキュリティはどうなっているんだ!もっと玄関口に巨大な炎の壁でも置けよ!
おい!めずらしくってなんだ!
オレはこのパーティーのブレインだぞ!モガマルとじじいの代わりにいつでもオレが重要な物事を考えているんじゃないか!
なんだとぉ!
上等だぁ!お前とオレが組んでからけっこう長いが、はじめての喧嘩だなぁ!
えっ、あ、はい。
そ、そうだった。今は喧嘩なんてしている場合じゃない。
光の教団を今度こそ倒さなければ!
なんだかいいように制されちゃったなぁ。
さすがじじい。年の功だな、瞬時にオレたちの喧嘩を未然に防いじゃったぜ。
よーし、モガマル、気を取り直して、ブルリア星を守ろうぜ!
次回予告
ブルリア星に迫る邪悪な何か、光の教団を今度こそ倒すため、再び戦いの場に赴くモガマルたち。
その先で出会ったのは……?
次回、
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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