ドラクエには「いっぱつギャグ」という特技が存在する。
が、これ、ぶっちゃけただのダジャレである。別にダジャレでもかまわないのだが、どうせ一発ギャグというからにはもっと一発ギャグっぽいものもあってもいいと思う。
なんせ今のドラクエはグラフィックの向上により味方側の動きもしっかりと見ることが出来るからだ。
ドラクエ11で仲間たちが多種多様の踊りを見せてくれたのだから、体を張った一発ギャグだって可能じゃなかろうか。
いつだってドラクエに夢を見ていたいのだ。
ということで考えてみる。
無理。
いざ考えてみると、あまりにも難しすぎて泡吹いて倒れるかと思った。
腕で頭上に輪っかを作って「スライム」って言いながらド滑りしているグレイグしか思いつかなかった。これならまだ連携技の「忠義の鉄塊」をグレイグの一発ギャグって言った方がマシ。
いかにグレイグに一発ギャグをさせるかで考えたが、本当に何も思いつかなかった。人生でここまで一発ギャグを考えたのは初めてかもしれない。ここまで何も思いつかないものか。
もはやわからなすぎて一発ギャグとは……?となってしまい動画を漁ってしまう始末。大体面白い一発ギャグというのは動きで魅せるものもあるので、どだい文章で説明するのは野暮すぎる。
ダジャレだ。結局ダジャレが一番だ。
そもそもダジャレだって考えるのはなかなか難しい。同じ単語を使いつつ文章としてしっかりと成立させなければいけないのだから。
そうだ。
ダジャレだ。
さすがにこのまま記事を終わらせるのは心苦しいので新しいドラクエのダジャレでも考えようと思う。
ちなみにいっぱつギャグはドラクエ7に登場する特技なので、ドラクエ7の固有名詞が多く登場する。
せっかくなので他作品のダジャレを中心に考えてみる。
ビアンカの髪、いつの間に伸びたんか?
チゾットの高さに父ぞっとする。
グランバニアを見てぐらん。
メッサーラを仲間にするなんてめっさーらもない!
ククールが髪をくくーる。
トロデ王、何を頼みます?う~ん、トロで。
イザヤールはいざやるぞってときに失敗する。
甥「叔父さん、アンクルホーンって強いんだよ!」叔父「ほーん」
ロッコがTwitterでうざったいの、だーるっ、リムる。
だめだ。限界だ。考えれば考えるほどドツボにはまっていく。あと500個くらいは考えたかったのに。
あれほどの数のダジャレを戦闘中に言えるの、端的に言って才能でしかない。嫉妬しそう。
そういえば、ドラクエ4のリメイク版でパノンを各地に連れて行き仲間会話をするとその街の名前でダジャレを言ってくれたりする。
これは上手い!と思ったのがコナンベリー。
コナンベリーでダジャレは無理では?と思いながら聞くと、
「コナンベリーでダジャレを言うのはベリー困難!」と!
う~ん、心を読まれたうえに鮮やかに切り返され、さすがに脱帽ものであった。
(文・深々シン)
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