前回のあらすじ
別の星からやってきた邪悪な団体である光の教団のゲマを倒すため塔を探索するモガマルたち。ゲマに遭遇したが、ゴンズを置いてどこかに行ってしまった!
さっさとゴンズを倒して、再びゲマを追うモガマルたち!
前回
第十五話 最後の塔に向かうぞ!
ゲマの部下であるゴンズを倒したわけだけど……
肝心の子供たちがいないなぁ?
一体どこにいるんだ?どこにいるんだ?
そうか……やっぱりあのゲマを倒さないといけないんだな。でもあいつは幹部であって、光の教団の教祖ってやつではないんだよな?教団っていうからには教祖ってやつがボスだと思うんだけどな……。
でもそうだな、ゲマを倒せば教祖が出現するかもしれないな!
おう!モガマルはいつだって勢いに乗っているぜ!この勢いのおかげでいくつもの世界を救って来たんだ!
今回もさくっと救ってやるからな!
あっという間に最後の塔にたどり着いたな……。
ん?最後の塔?
どうしてじじいはここが「最後」ってことがわかったんだ?あらかじめ用意されている塔の数を把握していないとあり得ないセリフじゃないか?
妙だな……?
じじい、どうしてあんなことを言ったんだ……?
な、なんだじじい!お前、いつもはそんなにぐいぐい発言したりしないくせに!なんかお前怪しいぞ!
モガマルにかかれば倒せない相手なんているわけがないのに、何を言っているんだ!お前やっぱり怪しいぞ!
ほら!人を信じぬくことで定評のあるモガマルも、さすがに怪しがっているじゃないか!じじいらしくない!
本当か?モガマルと3人のしもべのことちゃんと信じているなら、相手が悪いなんて言葉出てこないだろうが!もっと信じろよじじい!お前の孫、モガマルは冒険王になる男なんだよ!!
そうだそうだ!勢いに乗って塔に行け!って言っていたじゃないか!なんだぁ?相手が悪いなんて言うことによって士気を下げようとしているのか?おあいにく様、モガマルはそんなことでは微動だにもしないぜ!今めっちゃ怒っているけど。
ほほう?今までだって得体のしれない邪悪さを感じる敵は多かったけどな。それをさらに上回るっていうのか、ゲマは。
ゾーマも割とそんなやつじゃなかったか?
ゾーマよりも?本当に?にわかには信じがたいけどなぁ。ゾーマだぞ?
え……じじい……お前……。
ごめんなじじい……疑ったりなんかして……。じじいはただオレたちのことが心配だっただけなんだな……。
まぁ相変わらず「最後」発言は気になってるけどな。
うわああああああ!急にゲマだぁあああああああああ!!
なんだお前!子や孫を想う気持ちはいつ見てもよろしいだとぉ!?そんな言うほど見てきているのかお前!さては子供たちをさらうときも親の目の前でさらったりしているな!
なんて簡単に大切なものを踏みにじるんだ!じじいの言った通りだ!
吐き気を催す邪悪とは!なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!自分の利益だけのために利用する事だ……。
行けモガマル!その拳を叩きつけてやれ!
あ、はい。まだ話続けていたんですね。
心配はいらないと、一体どういうことだ?
次回予告
とうとうゲマと決着をつける時が来た!
さっさとこいつを倒して、子供たちとブルリア星を救うんだ!
次回、「VSゲマだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
関連記事