年末年始といえば義実家への挨拶。
ありがちなのは旦那さんの実家に奥さんを伴って帰るというのですが、普段はグランバニアで過ごしている5主人公は奥さんの実家に挨拶に行くべきだと思います。
ビアンカの場合
ビアンカの実家は山奥の村にあります。
母親はすでに病気で亡くなっているので、待っているのは父親のダンカンのみです。なので気楽なものですね。
孫二人も連れていき、元気な姿を見せれば十分でしょう。もしかしたらキラーパンサーのボロンゴ(ゲレゲレ)(プックル)(チロル)(リメイクの名前は略)を連れて行くのも懐かしさがあってよさそうです。
ダンカンさんは体が弱い部分もあるので、グランバニアの名医師であるシスターを連れて行って診てもらうのもいいかもしれません。グランバニア王の力を使ってひたすら手厚く尽くしてあげるのがいいですね。
あとは男同士で温泉に入って、腹割って話すのもいいでしょう。
ビアンカはどうだ、僕にはもったいないです、あの子は母さんに似ていてなぁ、いやぁほんとに、とか言って。
そういえばビアンカの家には、住み込みの弟子がいる場合もあるので、そいつのことも気にしたほうがいいかもしれません。あいつはビアンカに惚れているふしがあったので、仲良く夫婦やっているところを見せつけてやりましょう。
フローラの場合
フローラの実家にはルドマンとお母様がいるので、ここはしっかり挨拶をしておきましょう。ダンカンと違ってなにか尽くそうとしても受け取ってくれるか怪しいです。逆におじいちゃんおばあちゃんとして、息子娘にいたれりつくせりをする様子がよく浮かびます。
グランバニアの王子王女に果たしてお年玉が必要なのか不明だが、旅の途中にもお小遣いをくれていたので多分くれるでしょう。
ビアンカのときと比べて、かなり窮屈な思いをしそうです。とりあえず魔物を連れて行くのはだめっぽいですね。
食事も豪華なディナーが出てくるでしょう。娘息子は生まれた時から王族の暮らしをしているのでテーブルマナーがしっかりしていそうですが、主人公が果たして世界を平和に戻した後にどれだけ礼儀作法を体に叩き込んだかが問題です。元はどこの馬の骨ともわからぬ青年なので、ルドマンさんたちもそこまで彼にマナーは求めていないと思いますが、なんせ本人がド緊張しそうです。ルドマンさんはともかくお母さまの視線がね、気になりますからね。
サラボナに行く前にマナーの類はものすごく確認してるんだろうなぁ……。
あとついでにアンディの家に行くことも忘れてはいけません。やつは結婚をしているのでフローラとの仲を見せつけることはできませんが、普通にグランバニア王として新年の挨拶代わりに札束で殴るくらいのことはやってもいいと思います。なんの恨みもないですが。
デボラの場合
デボラもフローラも大して変わらないですね。ただ、デボラ本人がめんどくさがって、自分はグランバニアで留守番をしているからあなたが一人で行ってきて、とか言う可能性はありそうです。でもスライムタッチがあるのは実家だけですから、それをやるためについてくる可能性もしかり。まぁ娘息子がお母さんも一緒に行こうよと言えばいちころですね。なんだかんだデボラはいい母親なので。
でもルドマンさんはしきりに、デボラはちゃんと母親をやれているのか?と主人公に聞いてくると思います。デボラ、両親からの信頼がなさそう。
あと問題はフローラとアンディ夫婦のもとへの挨拶をどうするかです。
主人公は多分行くと思うんですけど、デボラはどうなんでしょう。フローラとの関係は良好そうですし、普通に行くのかな?
フローラをちゃんとアンディが大事にしているかどうかをチェックしそうではあります。
こうして義実家への挨拶をなんとか済ませた主人公を待ち受けるのは、エルヘブンの長老たちへの挨拶でしょうね。
頑張れ主人公。親戚づきあいはしっかり行っておくんだぞ……!
(文・やなぎアキ)
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