日に日に寒くなっていき、さすがにエアコン暖房に頼らずにはいられません。
しかし電気代が気になって思いきれないのが現状ですね。乾燥しますし。
各話感想
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト
そういうわけで、今週もダイ大の感想を熱く語って体をあっためようと思います。
魔王軍侵略!
前回、ダイやハドラーの健闘もむなしく、その勝利を手中におさめたバーン。彼らは地上を破壊しつくさんと、次々とバーンパレスから攻撃を繰り広げます。
私はどんな物語でもヴィラン側に味方することはありませんが、こういうシーンは実は好きです。人類が窮地に立たされ、もうだめだ!と絶望するシーン……これがいわばこれからヒーローがみんなを救うときに効いてくるわけですから!とはいえ、そのヒーローが前回までに完全敗北してしまっているので楽観的に見てはいられませんが。
それにしても、ニセ勇者、まだ出てくるんですね。お前らは絶対に死ぬんじゃないぞ!
バーンパレスでは、前回から戦線復帰したザボエラさんが高みの見物です。バーンを見事に救ったザボエラは、魔軍司令の補佐に昇格した模様。まぁぶっちゃけ魔王軍の幹部、今やちょっとしかいないんで繰り上がり昇格なだけですけどね。そして新たな魔軍司令はミストバーンのようです。ザボエラは、ハドラーを見限ったからこそ今の地位につけたのだとご満悦です。
ミストバーンはザボエラに、ハドラーを超魔生物にした際に黒のコアが仕掛けられていることに気が付いていたのか問います。その答えはYES。しかしザボエラは放っておいたのです。どうせハドラーはバーンのために死ぬ、その際に自分が巻き添えを食わなければいいのだと。
それを聞きミストバーンは「カスが」と一喝。ミストバーンはやはりハドラーの飽くなき闘争心、そしてその武人としての心を買っていたのでしょう。ザボエラにハドラーをけなす資格はないと言います。そして、己の成り上がりだけを目指すドブネズミを信じることはない、と言い切ります。
ミストバーン……!かっこいい!今残っている魔王軍の中で、ミストバーンだけは正々堂々としている感じがありますね。なんでですかね。それがまた彼の正体につながってくるのでしょうか。
ミストバーンに脅されたザボエラは、びびりつつも
強者とは強いやつのことではない、戦いの場に最後まで残っていたやつのことよ
と名台詞を吐きます。あってはいますけど、こいつが最後まで残ったとしても絶対に強者とは呼びたくないなと思いました。
フローラ様登場!
一方そのころ、ハドラーのおかげで命辛々逃げることが出来たポップ・マァム・ゴメちゃんはカール王国へ流れ着いていました。
マァムはポップたちを抱えて岸まで泳いできたようで、完全に気を失っています!そこへなんとごうけつぐま!じゃなくてグリズリーが!ポップは魔法力が空っぽにもかかわらず、マァムたちを守るために一人立ち向かっていきます!ポップはもうメドローアも使えるめちゃつよ魔法使いなのに、魔法力がないとたかがグリズリー相手でも勝機がないんですね……。魔法使いって強力だけどリスキーですよね。でも、昔マァムと出会ったばかりのポップは、すぐさま自分だけ逃げだしていたことを思い出すと、やはりメンタル的にも大きく成長したんだなと思います。
そんな大ピンチでしたが、実はグリズリーはチウの子分でした!バーンたちの襲撃の中、カール騎士団に助けられたノヴァたちがポップたちを捜索していたのでした。
そのカール騎士団を率いているのが、カール王国の女王、フローラです。
レオナたちと無事合流を果たせたポップとマァム。
しかし状況が好転したわけではありません。肝心のダイにはマザードラゴンのお迎えがありましたし、ヒュンケルとクロコダインはバーンの技をまともに喰らってしまい消息不明……。大魔王の力をその肌で痛感してしまった二人は、とても前を向く気にはならないようです。あの気丈なマァムでさえ、口を開こうとしません。
そこに声をかけたのが、フローラでした。
フローラというキャラがいることは知っていましたが、こんなに大人な女性とは思いませんでした。普通にポップたちと同年代かと。すごい落ち着いた優しい声で、二人に語り掛けるフローラ、まじ聖母……。
フローラは、アバンの使徒であるならば諦めて弱音を吐いてはいけない、と言います。アバン先生は昔、カール王国の騎士団の一員だったのです。マァムの父親ロカと共に命をかけてカール王国を守ってきました。
かつてハドラーが世界を襲った時、まだ王女だったフローラは軍を率いていかなければいけませんでした。そんな重責を負うフローラ、そして城の人々は不安に駆られてしまいます。
そんな彼らを救ったのが、若かりし頃のアバン先生だったのです。
じたばたしか出来ないなら、やるべきことは一つ。みなさん、じたばたしましょう。
あまりにも場にそぐわない楽観的な発言に、一同は笑い出し、そして勇気づけられたのです。アバン先生こそが希望であり、勇者なのでした。
その後フローラは、絶望しそうになったらとことんまでじたばたしようと、そう心に決めたのです。
フローラは、アバン先生がすでに死んでしまっていることに気づいていました。
なぜなら、世界の平和が脅かされているときに、アバン先生が黙って見ているだけなわけがないからです。彼は生まれついての勇者なのだから、どこにいても必ず世界のために駆けつけてくれると、彼女は知っているからです。
そこまで信じられるほど、彼女はアバン先生のことが、好きだったのす……。
ポップとマァムは立ち上がります。師の意思を受け継ぐ、アバンの使徒なのですから。勝ち目がなくたって、じたばたすることを心に誓います。
アバン先生は、物語の最初にいなくなってしまったというのに、ずっと彼らのことを導いてくれる存在なんですね。
場面かわって、イケイケドンドンで地上を破壊しつくしていく魔王軍。しかし、すべてが順調に進むわけでもなさそうなことを、キルバーンが示唆します。そりゃそうだ!アバンの使徒なめんな!
それでも、バーンは慌てず騒がず、何か策があるようで不敵に笑います。嫌な予感がしまくりです。
最後の竜の騎士
そのころ!テランにマザードラゴンが降り立ちました!
そう、竜の騎士が生涯を終えようとしているのです。
…………あの、先週から思っていたんですけど、マザードラゴンって竜の騎士が死ぬときにくるんですよね?竜の騎士、他にも亡くなっていませんでしたっけ……?と疑問に感じながらも、ダイーーーー!いくなーーー!と思っておきます。
ダイは精神世界のようなところで目を覚まします。そこでマザードラゴンから、自分が死んだこと、そしてもうじき神の世界に連れていかれることを知ります。
さらにマザードラゴンは衝撃の発言をします。
新しい竜の騎士は生まれない、ダイが最後の騎士であると。
竜の騎士は、世界のバランスを保つため悪しきものを倒すために生まれた種族でした。しかしその存在こそが、悪しきものの力を増大させていたのではないかとマザードラゴンは考えたようです。要は、システムとしてもう機能していないから停止させたいわ、ってことなんですかね。なので、もう竜の騎士は生まない、というかそもそも生む力がない、と言い出しました。
勝手~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いっつもそう!神はいつだって勝手!
地上に生きる人々のことをこれっぽっちも考えてない!マスタードラゴンだってそうだった!あいつも勝手だった!なんなんだ!
ある邪悪な力によって、死にそうなんだよね、とか言われても知りませんわ!死ぬな!お前のようなポジションにいるものに死の概念があってはならんだろ!なーにがマザードラゴンじゃ!ファザードラゴンはどこにいった!
ダイは絶望に膝をつきます。
このまま、連れていかれてしまうのか!?
しかしここでマザードラゴンは異変に気付きます。ダイには、魂が二つあるというのです。
ま、まさか!
パパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
おとうさーーーーーーーん!!
バランーーーーーーー!!!
バランが突如現れ、自分こそが最後の竜の騎士、マザードラゴンが感知したのは自分の死だろうと言います。
で す よ ね ! ?
竜の騎士が死んだときにマザードラゴンが現われるなら、なんでバランのとき現れなかったの?と思ったのですが、なるほど、今回のこれがバランのターンだったわけですね!
バランはマザーに、ダイにもう一度チャンスを与えてほしいと頼みます。
しかしマザーも引き下がらない!どうせ大魔王には勝てないって!とか勝手なこと抜かしやがります。
しかし、バランはそうは思っていない!
ダイには、力を越えた何かがあるのです。竜の騎士と人間の間に生まれた子、それこそが神が与えた最後の希望なのではないかと、バランは考えたのです。魂を持った竜の騎士、それが力を討つのではないかと。
バランに諭され、マザーも考え直します。最後の力をダイに与え、現世に蘇らせてくれることを約束してくれました。
バランは必ずバーンを倒すよう、ダイに伝えます。お前には仲間がいる、そして自分と母親のソアラがついている、と……。たった一人で戦い続けた最後の竜の騎士が、とうとういなくなってしまいました。
あ、当然ここ号泣してます。というか、バランが出てきてからずっと号泣してます。
こうしてダイは、再びこの世界に降り立ちます。
人々の最後の希望は、この幼き少年に託されたのでした。
ルーラで無事レオナたちの元へ送られたダイ。まだ目は覚めないものの、レオナは深く安堵します。みんなを不安にさせないように気を張っていたこの王女もまた、まだまだ若いのです。ダイが無事だったことで緊張の糸が切れたのか、一人静かに泣くのでした。
みんな頑張っててえらい!
しかし、いいことばかりではありません。
魔王軍から通告があったのです。
あと数日のうちに地上消し去るであろうこと。そしてそれを祝して、裏切りものであるヒュンケルとクロコダインの処刑を行うこと。
なんと、バーンの技を受けたヒュンケルとクロコダインは、さすが不死身と言われるだけあって生きてはいたものの、捕らえられてしまっていたのです!
ああ~~~、囚われのヒュンケルとクロコダイン~~~~~。
早く助けに行かなくては~~~。
でも、今行ったところでまた負けちゃいますよね!まだパワーアップすんでないですもんね!
これは、戦わず救出だけを念頭にいれて、さっさととんずらこく戦法で行くしかないんじゃないですか!?
そんなことよりも何よりも!
次回のタイトルが「ダイとポップ」なんですけど!?
最終回なの!?最終回みたいなタイトルなんですけど!?
早く見させてくれ~~。
(文・やなぎアキ)
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