前回までのあらすじ
サンチョの探しているぼっちゃんを一緒に探してあげるモガマルだが、なかなか見つけることができない。
どうやらぼっちゃんは、モガマルと同じように魔物と仲良くすることができ、さらには王様だというのだが……。
前回
第七話 サンチョはどこに行ったんだ！？
サンチョから話を聞いて、ぼっちゃんとやらがどんな人かはなんとなくわかってきたな！
これなら今度は見つけられるかもしれないな！
ここでゆっくり待ってな！ちゃちゃっと見つけてきてやるからよ！
魔物を連れている王様を見つければいいんだもんな！
おう！
よーし、手始めに、あの城に行ってみるか！王様と言えば城にいるものだからな！
多分そこにいるだろう！
おーいぼっちゃんいるかーー！！
！？！？！？！？！？！
な、なんだこいつ！？
ま、魔物か？魔物なのか！？
やめろ！微笑みかけるな！
オレたちはお前には用はないんだ！
こんなやつはさっさと倒してしまおう！
まったく……。
どうやらこの城にはぼっちゃんはいないみたいだな。一度サンチョのところに戻ろうか！
あれ？本当だ。
ケガもしているんだし、そう遠くには行っていないと思うだが。どこに行ったんだ？
トイレか？
お？置手紙か？
何？サンチョの世界とオレたちの世界は、違うってことか？
ど、どうやって気づいたんだ、そのことに。
別の星！異世界ではなく、別の星なのか！
ということは、ルビス様が作ったロト追憶アトラクションのあの世界とはまた違うってことか？
どうやって別の星に来たって言うんだ、サンチョは！
そうかなるほど。当然ぼっちゃんもサンチョのいた星の人なんだもんな。
オレたちの星にはいるわけがないのか。たしかに、モガマルみたいなナイスガイが一つの星に二人もいるだなんておかしな話だもんな。
な、なんだって！一人でなんとかしようってことか！？
そんな無茶な！ブルリア星は危険がいっぱいだ！モガマルのように強いならともかく、一人でなんて無茶すぎる！
それに、帰る方法ならオレたちの方がなんとかできるかもしれないぞ！大抵のことは経験してきたからな！
モガマル！このままはいそうですかと引き下がっちゃあモモンガ族が泣くぜ！
早くサンチョを探しに行こう！
次回予告
モガマルたちの前から姿を消したサンチョは、別の星の人間だった！
別の星の人間ならば脅威について知っているかもしれない！
急いで探さなければ！
次回、「サンチョを探すぞ！」！
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ！
（文・やなぎアキ）
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