モガマルが主人公のシリーズを当サイトで随分長く続けていますが、そうしているとだんだんとモガマルに異常な愛着がわいてきます。
最初の頃、星ドラをちまちまやっていたときは、やたらやかましいやつだなぁと思っていました。
大体調子に乗っていますし、言わなくていいことを言ったりしますし、顔があまりにもコミカルすぎますし。
主人公がしゃべることのないドラクエで、主人公の代わりに物語を進行しなければならないためある程度思い切った性格付けは必要と思いつつも、まぁまぁ鬱陶しかったです。
3年近く前の記事ですが、困っている人に頼まれごとをしたモガマルが、そっこーで頼まれごとを忘れていることに突っ込んでいますね。
この時点では、まじでモガマルはどうしようもないやつだなと思っていました。
上記の記事では、モガマルに対して「足手まとい」だというガイアスに同調までしています。
でもゲームのシステム上必要だから仕方ないよね~スタンスです。
ひどい。でもガイアスが言っているから仕方ない。
基本的にそういう感じで、モガマルのだめっぷりをいじっていました。
しかし、モガマルがロトシリーズの世界を冒険するモガロトシリーズが始まり、モガマルが勇者として無双していく話を書いているうちに印象が変わってきました。
王様に口答えをしたりルビス様にお仕置きを受けたりと、相変わらずなモガマルではあります。
しかし、世界に平和と取り戻すため戦うモガマルの姿を見ているうちに、モガマルって実はめちゃくちゃかっこいいんだなと思うようになっていきました。
どんな敵にも物怖じせず、率先とモンスターたちと戦いあっという間に勝利してくる姿。
こいつ、めちゃくちゃ勇敢な戦士だったんだな!と今では思っています。
ん?
でも待ってください。
私が持っているモガマルが「勇敢で強くてかっこいい」というのは、私がモガロトシリーズで作り上げた虚像だったような気がします。
モガマルは本来は戦ったりはしないし、勇者になるのは星ドラの主人公こと自分だったのでは?
あれ?でも私の中のモガマルは、最強に強いのだが?
さすがに2年もモガマルを持ち上げるシリーズを書いていると、モガマル像がゆがんできますね。
私はもうモガマルをただのソシャゲの案内人だとは思っていないのかもしれません。
でもとりあえず好きです。
(文・やなぎアキ)
関連記事