錬金、2つ、もしくは3つのアイテムを掛け合わせることで別のアイテムを作ることが出来るシステム。
そして時には、1つのアイテムを作るレシピが二種類存在する場合がある。
いやしそうは
やくそう＋やくそう＋やくそう
もしくは
上やくそう＋上やくそう
で作ることが出来る。
これは納得できる。やくそうよりも上やくそうよりも回復量が多いいやしそうを、各やくそうの数によって制御しているからだ。
しかし、中には「これで本当に同じものができるのか？」と納得できないものもある。
おかしな薬だ。
おかしな薬は効果は使うと敵一匹を混乱させることができる。文字通りおかしな薬。飲むと混乱する薬、怖い。
なので作り方もでたらめで、
やくそう＋どくけし草＋まんげつ草
という基本の草をとりあえずぶち込んでみたらできました、というめちゃくちゃなレシピなのである。しかしまだわからなくはない。どれもこれも薬草の一種であり、それらを混ぜると確かに変な薬できそうだよね、体には悪いかもしれないけどね、という感じがある。
そして厄介なことにおかしな薬のもう一つのレシピは、本当におかしいのである。
それが
せいすい＋こうもりの羽＋うしのふん
である。
せいすいは薬の土台になるのだろう。しかし、こうもりの羽と……糞。
本当にあの薬草トリオと同じものができるのか？どうしてだ？うしのふんは言わずもがな、こうもりも相当不衛生なイメージがある。
薬草なんてもう衛生的の塊であるものと同じものできるのか？こうもりと糞だぞ？
うるせぇおかしな薬だからいいんだよ！
という暴論では済まない。おかしければ許されると思うな。
せいすいが入っているから、こうもりや糞の不衛生さを浄化しているんだよ、なんてこと言われても意味が分からない。聖水ってそんなに万能なの？仮に本当に浄化されているとしても絶対に飲みたくない。心象が悪すぎる。これを使われるモンスターが心底可哀そう。
しかも何が悪質って、たとえ、
やくそう＋どくけし草＋まんげつ草
という草だけでおかしな薬を作ったとしても
お前それ、こうもりの羽とかうしのふん入っているのと一緒なんだぜ～
とかって、
エビフライのしっぽはゴキブリと同じ成分なんだよ～
とかいう愚にもつかないいじわると同じような罵声を浴びせられるに違いない。なんなん？あれ。言う必要ある？エビフライのしっぽを食べるだけでなんでそんなこと言われなきゃいけないの？どういう感情？こっちの勝手じゃん。大体成分だけの話しだしたら、そりゃあらゆるものがゴキブリと一緒だわ！それでも私はエビフライのしっぽ食べるわ！だってこれはエビフライのしっぽであってゴキブリではないからな！！馬鹿野郎！
だからこのおかしな薬も、羽や糞で作ったんじゃなくて草で作ったんだよ！だから安心して飲め、魔物たちよ！！
まぁおかしな薬とかぶっちゃけ金策に使うだけで実際に戦闘中に使ったことないんですけどね～。
それに、そもそも袋の中にタネや木の実と一緒にこうもりの羽やうしのふんを入れている主人公たちの方がやばいのである。
おかしな薬の比ではない。
本当にドラクエの衛生観念はどうかしてるぜ！
（文・やなぎアキ）
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