前回までのあらすじ
世界に平和を取り戻したモガマルは、ローレシア王から王位を譲られる。
こうしてモガマルはローレシアの王様になったのだ！
それはつまり、もう旅が終わるということだ。
前回
第百九話 ブルリア星に帰ってきたぞ！
モガマルが王様になったぞー！ばんざーい！
っていう余韻にひたる間もなく、なんだか引き戻されるような感覚があるぞ！
そして、この懐かしい匂いは……まさか！！
おおーーーー！！帰ってきた！ブルリア星に帰ってきたぞ！！懐かしい！
もう何年もここを離れていたような気がするよ。そうか、帰ってきたかぁ。
このアトラクションももう終わりなんだな。
お疲れルビス様！こんな大掛かりなアトラクションを管理するのは大変だったろうに！
うおっ。相変わらず急に出てくるな！ガイアスのじじいはそんなに冒険していなかったじゃないか！たまーに出てきてはすぐ引っ込んでいたぞ！ローラ姫がいるときだけ生き生きしていたが、さっきのハーゴンを倒す旅に関してはかなり出番がなかったように思う！年のせいで疲れていたのか！？さすがに三つの冒険は疲れたのか！？
それは同意！楽しかった！
一体どんな技術を使って、あんなにリアルな世界を体験させているのかわからないが、ぜひ常設でオープンしてほしい出来だった！え、というかもう常設になっているのか！？さすがルビス様だな！
いやぁ満足満足。
じゃあまた、ブルリア星での冒険の日々に戻りますかね。
え？まだなんかあったか？
疑問疑問疑問。
どうしていつの世も王様は旅立つ若者に全然せんべつをくれないんだ？ってことか？
それとも勇者モガマルが治めたローレシアがその後どうなったかか？
それともルビス様はどうしてあんなにお仕置きをしてくるんだ？か？
え？そんなこと言っていたか？
えーと、ちょっと待ってくれ、今思い出すから。
なんせ数年も前の出来事のような気がするからな、すっかり忘れてしまっているんだ。
↓参考
ああ～、言ってた言ってた！思い出した思い出した！
使命を果たすためにこの星にたどり着いたとたん、何者かに封印されたんだったよな！ルビス様の使命を邪魔する何者かってやつだよな！はいはいはい、思い出した思い出した。
たしかに！
それらしきやつは見かけなかったぞ！これじゃ何の解決にもなっていない！
は！？まさか！これがアトラクションの裏テーマ！？アトラクション内に潜む真犯人を探さなければいけなかったのか！？
どうなんだ！？わからない！！
次回予告
事の発端であるルビス様を封印したのは一体誰なのか。
それを問い詰めると、ルビス様からは意外な答えが返ってきた！！
次回、「ルビス様を閉じ込めていたのは誰なんだ！？」！
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ！
（文・やなぎアキ）
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