前回までのあらすじ
サマルトリアの王子が無事復活し、ようやくハーゴンの元へ行ける!
そこに声をかけてきたのは例の神父!
何やらモガマルが持っている邪神の像が気になる模様?
前回
第九十八話 いざロンダルキアの洞窟へ!
まーたこの神父が話しかけてきたけど、なんだなんだ?
このじごくのつかいから頂戴した気持ちの悪い像が、邪神の像だって?
一体それはなんなんだ!
名前からしてただ事ではなさそうだが。
邪神というからには、邪悪な神か?はっ!まさか神父、お前ただの神父じゃないな!ハーゴンに仕える邪悪な神父だろ!
答えによっちゃあ、街中とはいえお前のことを成敗してくれるからな!モガマルが。
ほう……?なぜそんなことを知っているのか考えると怪しいが、そんなことをわざわざ教えてくれるということはやっぱりお前はいい神父なのか?
お前にそう言われなければ、道具屋にでも売ってしまっていただろうしなぁ。
まぁお前を疑うことは一回やめておこうかな!
この像があれば洞窟が開くってことだな!
この邪神の像がなければ、ロンダルキアの洞窟も行けずハーゴンと戦うこともかなわなかったわけだな。そこからしか神殿に行く方法はないわけだ。
はぁ~、大昔であればラーミアの背に乗ってハーゴンの神殿へなんかひとっとびだっただろうに、時代を超えた今はむしろ不便な世の中になったなぁ。
ルビス様~、その辺どうなんですかぁ?ラーミアいないんすかぁ?
いや、あまりこういうことを言っているとまたお仕置きを喰らうかもしれない。黙っておこう。
難所~?
バカも休み休み言え!モガマルには難所なんてあってないようなもんなんだよ!
これまでモガマルはすでに二回世界を救っているんだ!今更洞窟ごときにひよるようなモモンガじゃないんだよ!
まぁまぁ見てなって。
最初は嫌な奴だなって思ったけど、なんだかんだお前色々教えてくれたしいいやつだったな!ただ、初対面でいきなり「死相が見える!」とかは言わない方がいいぜ。オレとの約束な!
立派な神父になれよ!
サマルトリアの王子が呪われたおかげで完璧な準備が整ったな!
正直モガマルだけで十分世界は救えると思っていたけど、こうやって考えると仲間もいいもんだ!ハッハッハ!
ああ、行くぞ!
いざロンダルキアの洞窟!そして待ってろハーゴン!
次回予告
ロンダルキアの洞窟があるであろう場所に来たモガマルたち。
しかしそこには洞窟らしきものはなく……?
次回、「邪神の像で道が開けるぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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