何回かこの文章をシャッフルさせてカオスにする記事を書いているが、わりと毎回元の文がふざけすぎているというか、狙いすぎている気もする。
違和感がない程度に、でもシャッフルしたら面白くなりそうな文を書いているのだから仕方ないが、たまにはもうちょっとちゃんとした文をシャッフルしてみたい。
過去のシャッフル記事
ということで元の文
──
「ようやく手に入った!」
[A1:ローレシアの王子]は喜びの声をあげた。そう、彼はようやく最強の武器を手に入れたのだ。
[C1:いなずまの剣]を。
「思えば長い道のりだった。何度となく落とし穴に落ちて、モンスターにもやられ……」と[A1:ローレシアの王子]はしみじみとしている。
「よかったですねぇ」と拍手をしているのは[A2:サマルトリアの王子]だ。
彼は旅の最初の方で購入した[C2:てつのやり]をずっと使っている。あきらかに火力不足だが、それ以上重いものを装備できないのだから仕方がない。
だからこそ[A1:ローレシアの王子]はこの最強の[C1:いなずまの剣]を手に入れなければいけなかったのだ。
「無事洞窟を抜けられたはいいものの、[C1:いなずまの剣]だけは見つけられなかったものね」と安堵の声をあげたのは[A3:ムーンブルクの王女]。
[A3:王女]の[D1:イオナズン]がなければ、もう一度この洞窟に入ろうという気は失せていただろう。[B1:キラーマシン]や[B2:ドラゴン]などここは強敵が多すぎる。
「洞窟に戻ろうと思った矢先に[B3:ブリザード]が(4)体も出てきていっせいに[D2:ザラキ]をかけてきたのには焦りましたね」
「しかも唯一[D3:ザオリク]を使える[A2:王子]だけ死ぬんだもんな」
「せっかく持っていた[C3:せかいじゅのは]を使って生き返らせる羽目になったものね」
ははは、と[C4:ちからのたて]で顔を隠して照れ笑いする[A2:サマルトリアの王子]。
ちなみにこのあと彼らは、ほこらまでの道中に出会った[B4:デビルロード]に[D4:メガンテ]を使われ全滅する。
──
ロンダルキアへの洞窟で最強の剣、いなずまの剣を手に入れた一行の会話である。サマルトリアの王子の最強装備がてつのやり、唯一のザオリク使いという点から、ファミコン版であることがわかる。
簡単にシャッフルの概要を説明すると、
An → キャラクター名
Bn → モンスター名
Cn → アイテム名
Dn → 魔法・技名
(n) → 数
となる。キャラクター名はナンバリングタイトルから、モンスター名とアイテム名、魔法・技名は主にドラクエ11を参照。なおモンスターには歴代ボスも含む。
では早速シャッフル。
──
「ようやく手に入った!」
デボラは喜びの声をあげた。そう、彼はようやく最強の武器を手に入れたのだ。
とんがりぼうしを。
「思えば長い道のりだった。何度となく落とし穴に落ちて、モンスターにもやられ……」とデボラはしみじみとしている。
「よかったですねぇ」と拍手をしているのはヤンガスだ。
彼は旅の最初の方で購入した皮の盾をずっと使っている。あきらかに火力不足だが、それ以上重いものを装備できないのだから仕方がない。
だからこそデボラはこの最強のとんがりぼうしを手に入れなければいけなかったのだ。
「無事洞窟を抜けられたはいいものの、とんがりぼうしだけは見つけられなかったものね」と安堵の声をあげたのはシルビア。
シルビアのグランドネビュラがなければ、もう一度この洞窟に入ろうという気は失せていただろう。ホメロスやデスピサロなどここは強敵が多すぎる。
「洞窟に戻ろうと思った矢先にドラキーマが363体も出てきていっせいに覇王斬をかけてきたのには焦りましたね」
「しかも唯一ぶきみなひかりを使えるヤンガスだけ死ぬんだもんな」
「せっかく持っていた天使のタクトを使って生き返らせる羽目になったものね」
ははは、とてつのやりで顔を隠して照れ笑いするヤンガス。
ちなみにこのあと彼らは、ほこらまでの道中に出会ったキラーパンサーにセクシービームを使われ全滅する。
──
闇落ちイケメンキャラがやたら出てくるダンジョンだな。
ホメロスやデスピサロて。
ヤンガスの装備品がてつのやりとかわのたてなの、めちゃくちゃサマルトリアの王子。装備は弱いけどなぜか屈強なサマルトリアの王子。
それにしてもとんがりぼうしとか言うクソダサアイテムで喜ぶデボラ、かわいいなぁ。
ではもう一回シャッフル。
──
「ようやく手に入った!」
デボラは喜びの声をあげた。そう、彼はようやく最強の武器を手に入れたのだ。
エッチな本を。
「思えば長い道のりだった。何度となく落とし穴に落ちて、モンスターにもやられ……」とデボラはしみじみとしている。
「よかったですねぇ」と拍手をしているのはガボだ。
彼は旅の最初の方で購入したはおうのオノをずっと使っている。あきらかに火力不足だが、それ以上重いものを装備できないのだから仕方がない。
だからこそデボラはこの最強のエッチな本を手に入れなければいけなかったのだ。
「無事洞窟を抜けられたはいいものの、エッチな本だけは見つけられなかったものね」と安堵の声をあげたのはフローラ。
フローラの妖精たちのポルカがなければ、もう一度この洞窟に入ろうという気は失せていただろう。スカルナイトやキングヒドラなどここは強敵が多すぎる。
「洞窟に戻ろうと思った矢先にひくいどりが873体も出てきていっせいにメタル斬りをかけてきたのには焦りましたね」
「しかも唯一スリープアタックを使えるガボだけ死ぬんだもんな」
「せっかく持っていたこおりのやいばを使って生き返らせる羽目になったものね」
ははは、とおうごんのツメで顔を隠して照れ笑いするガボ。
ちなみにこのあと彼らは、ほこらまでの道中に出会ったとうのへいたいに妖精たちのポルカを使われ全滅する。
──
最強のエッチな本とかいうパワーワード。
を探し求めていたデボラ。
デボラ、今回体張りすぎじゃない?
そして、はおうのオノというヘビーファイター用の武器を装備しておいて、「これ以上重いものは装備できないから火力不足」って言われるガボかわいそう。おうごんのツメまで装備しているのに。
さらにこの文だと、フローラが使えたおかげで助かったけど、その後とうのへいたいに使われたことで全滅してしまったという妖精のポルカは完全にザラキポジションである。
ちなみにもう一回シャッフルしてみたら、今度は8主人公がエッチな本を見つけて喜んでいた。
普段は出てきてほしいのになかなか出てこないエッチな本。今回は大盤振る舞いだった……。
(文・やなぎアキ)
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