前回までのあらすじ
ハーゴンを倒す準備を整えるために、ベラヌールへやってきたモガマルたち。
そこで神父にいきなり「君ら不吉」と言われてしまった!
なんだか嫌な感じなので立ち去ろうとしたが、何やら問題発生か?
前回
第九十一話 サマルトリアの王子が動けなくなったぞ!
失礼な神父がいる町になんて長居したくないからな!さっさと行こうぜ!
と言いたいところだけど、なんかムーンブルクの王女がうるさいんだよなぁ。
もしもしもしもーしって。
どうしたどうしたぁ?こんな町さっさと出ようぜ。サマルトリアの王子も行こうぜ!
って、サマルトリアの王子はどこだ?
ええっ!?う、動かなくなったって……こんな町の入り口でかぁ?
そ、そういうのは一度宿屋に泊まってからとかじゃないのか!?急に動かなくなったのか?この町に入ったらか?入り口で動かないのはさすがに迷惑じゃないか?大丈夫か?気に食わない町だとは思ったけど、それはさすがに迷惑行為ではないか?
シュール。
なんでこんな道の真ん中で動かなくなるのさ君はぁ。
せめてベッドの上で動かなくなろうよぉ。
なんだ?どうした?
喋ることもままならないようだな!大丈夫か!
何を伝えたいんだ?
重要な情報か?!そんだけ必死になって伝えたい何かがあるんだな!あまり無理はしてほしくないが、どうしてこうなったのか情報がない今は致し方ない!
一体なんだ!なんだっていうんだサマルトリアの王子!
なんだこいつ。
それはもう共有したんだよ。ムーンブルクの王女とオレたちの間で共有したんだよ。もっと別の情報をくれよ。
からだがうごかないという既知の情報を言うために大事な体力を使っているんじゃないよ。
ほら!モガマルもこう言っている!
サマルトリアの王子!もっと何か情報をくれ!体が動かないっていうのは一体どういう感じで動かないんだ!病気か?ケガか?空腹か?
はっ!これがもしや、さっきの神父が言っていた不吉なこと!?死相ってことは、もしかしてこのままじゃサマルトリアの王子は死んでしまうじゃないか!?
それはまずいぞーーー!!
次回予告
突如動かなくなってしまったサマルトリアの王子。
なすすべがないモガマルたちだったが、そこに先ほどの神父が現われる。
そして明かされる動かない体の謎!
次回、「これが恐ろしきハーゴンの呪いだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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