こんなに長引くとは誰が思っていただろうか。
去年の今頃は、言うても夏にはおさまっているだろうとなんとなく思っていた。
しかし蓋を開けてみればどうだ。
今なお家にこもりっきりの生活をしている。
私は幼き頃からインドア派の人間だ。体を動かすことは嫌いではないが、それよりもダラダラしている方が好きなのでインドアなのだ。
というわけで、家にこもっているのはそこまで苦痛ではない。むしろ色々とやりたいことができている。
ドラクエの公式ガイドブックをじっくり読むことで、記事のネタにできたりもしている。
ドラクエウォークのおかげでちょっと気分転換しようかなという気にもなる(今はあんまり外に出てないけど)。
ここまで引きこもっていると、いっちょドラクエを1からやり直してみるかという酔狂なこともしたくなったりもする。
というかしている。
超楽しい。
このような状況でなければ恐らくしなかったと思われるので、むしろよかった。
今改めてドラクエをプレイしてみると、これまで培ってきた豆知識やらなんやらがプレイ中脳内にあふれることあふれること。今までとは違う視点で楽しめるのもいい。これはネタになりそうだなとか思いながらプレイしている自分がいる。
コロナ前は平日は当然のこと、休日も外に出ていたわけで、体力があまりない私は家に帰ってくるととりあえず寝るみたいな生活をしていた。そのためまとまった時間でゲームをすることができず、ゲームをする時間が取れたとしても、既知のゲームよりも新しいゲームをやっていた。その方がいいだろうから。
しかし外に出なくなった分まとまった時間をとれるので、新しいゲームをやりつつ昔やったゲームをする余裕も生まれた。そんなときドラクエは私にとってうってつけだ。特に何も考えずにプレイすることができるためほぼノンストレス。新しい刺激を取り入れつつ、平穏に過ごす事ができる。
こうして家にこもっているとゲームがいかに心の支えになるかということがよくわかる。
という感じで、比較的ポジティブにとらえて生きているのだが、それでも許せないことはある。
そう、
ドラクエ35周年を邪魔されるのはきついのだ。
ドラクエ35周年は今年しかない。
今年しかないのだ。
だからこそもう多くの人々が35周年に向けて色々準備をしているだろうに……
まずもう皆さんご存知ショッキングな出来事としての、
ドラクエアイランド、延期……。
わかっている。今オープンしたところで時勢的にやめとこうという人は多くいるだろうし、延期したほうがいいに決まっている。
やらないわけではなく、待っていればいつかオープンするのだから大丈夫だ。現に今日、5月15日にオープンするとの情報も得た。
いや、しかし、ゴールデンウィークはすでに終わった。淡路島に気軽に行ける距離には住んでいないので、改めてしっかりと日数をとって計画を立てなければいけない。
そもそも、本当に15日にオープンするのか?とも思える
そして、越境するほどの距離にいるものとして、そう簡単に行ってもいいのか?という葛藤もある。
ドラクエを追い続けてきた一ファンとしては、なるべく早く行きたい。そしてどれだけ楽しいかをこのサイトで記事としてまとめたい。
それを今はとにかく我慢しなければいけない。
それにドラクエアイランドのことだけではない。
わからないけど、コロナがなければドラクエアイランド以外にも何かイベントがあった可能性あるじゃないか。実はやろうかなって企画していたけど、ちょっとこの状況だと上手くできる保証がないから今回はやめとうこうかって。
そうじゃなくても、スクエニカフェやルイーダの酒場に行きたかった。いや今後近いうちに行けるようになるかもしれないけど、行けない可能性もあるわけで。現に去年は、来年には完全とは言えないまでも今よりは良くなっているだろと思っていたわけで。
現にルイーダの酒場に行くことを幾度となく邪魔されている。どうしても移動を伴い、なかなか都心にあるがゆえに足が遠のいてしまう。こんなことになってしまうのなら、もっと早くに行っとけばよかったという気持ちが出てくる。
35周年とかぶってしまったのが本当に痛い。
今はただただ、40周年のときじゃなくてよかったと無理やり思うしかない。
早く日常が戻ってきて、ドラクエアイランドに行くついでに兵庫観光ができたりとか、そういう旅行ができるようになったらいいと思う。
(文・やなぎアキ)
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