前回までのあらすじ
もう一人のロトの子孫はどこにいるのか。
情報が何もないモガマルたちは、ひとまず多くの人々が集まるというコロシアムがある町、デルコンダルに向かうことにした。
果たしてもう一人の仲間はどこにいるのか！
前回
第八十三話 不思議な犬に出会ったぞ！
ムーンブルクにいたというもう一人のロトの子孫を探すためにムーンブルクに向かわないという選択、いまだにオレは納得していないからな。
でもモガマルがデルコンダルに行くと決めたんだからしょうがないな。
あっという間についたな。
本当にこんなところに仲間の手がかりがあるのかぁ？絶対ムーンブルクか、ムーンブルクに近い町、多分ムーンなんとかみたいな名前がついている町がいいと思うんだけどなぁ？
ここに何の情報もなかったら次はオレに従ってもらいたい。
おっ！犬だ！
やっぱりこれくらい大きい町だと野放しになっている犬もいるんだなぁ。
でもオレたちは犬にかまっている場合ではないんだ！早く情報収集しよう！
ついてくるなー。
かわいいなー。
犬はかわいい。オレは犬が好きなんだ。
でも今は犬とたわむれている場合ではないからな！行こうモガマル！
な、なんだ！この犬すごいついてくるぞ！モガマルになついているんだ！
モガマルのその人望をもってすれば、犬もモガマルを慕うんだな。犬望だな。
いかなる生き物も最終的にはモガマルを慕うんだよ。
なんでこいつこんなについてくるだ！さすがに気持ちが悪いぞ！
これじゃあおちおち建物にも入れない！
何かガツンと言ってやれモガマル！
そうだそうだ！
でもエサがほしいのか？この犬、毛並みは良さそうだし、そんなエサに困っているような感じもしないけどな。
ん？待てよ、この匂いは……もしかしてこの犬、ただの犬じゃないぞ！！
モガマル！その犬は犬じゃない！きっと誰かが犬の姿に化けているんだ！！
そう！一体誰なのかまではわからないが……ただ少なくとも悪いやつのような感じはしないんだよなぁ。くーんくーん言っているのも、必死に何かを訴えかけているみたいだし。この犬は一体なんなんだろう？
でもオレたちはロトの子孫を探しに来たんだから、もっとやらなきゃいけないことがあると思うんだよな～。
次回予告
デルコンダルにて不思議な犬に出会ったモガマルたち。
この犬の正体は一体？
そういえば、何かに化けているものを暴くアイテムを昔使ったことがあったな……？
次回、「犬の正体を探っていくぞ！」！
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ！
（文・やなぎアキ）
次回
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