毎回9時半に起きられたかどうか報告から始まっている気がします。
今回は起きられました。
やはりリアタイ視聴はいいですね。
各話感想はこちら
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト
前回は超絶カッコいい空裂斬をダイが決めてくれたところで終わりましたね。
いよいよフレイザード戦も終わりです。
復活フレイザード!
まずいきなりハドラーさんのシーンからです。ヒュンケルに倒されたはずが、いつの間にか復活している!ハドラーはそれが不思議なようです。その割に優雅にワインのようなものを飲んでいて、メンタルの強さをうかがえます。
そこにミストバーンが現われます。やはりミストバーンがハドラーをよみがえらせた模様。どうやらハドラーの体は、死んだとしてもバーンやミストバーンの暗黒闘気があれば何度でもよみがえるんだそう。
ここでいよいよ気になるのですが、ミストバーンって何者なんでしょうか?バーンって名前被っているし、実は何か関係があるんですか?これだから初見はやめられねぇぜ……。
ハドラーには生死を選ぶ権利はなく、死んでもよみがえり、バーンのために戦わなくてはいけない運命なのだそうです。ドラクエ3のバラモスも死してなおバラモスゾンビとしてよみがえり戦ってましたね。
あと、以前しゃべってくれたときは気づかなかったんですけど、ミストバーンの声ってドルマゲス(子安武人さん)なんですね。私的にはジョジョのDIOですけど。
さぁようやくダイたちの様子です!
空裂斬によりコアを破壊されてしまったフレイザード!
これにより炎と氷の体をつなぎとめることができなくなってしまいました。
さすがのフレイザードも無様な姿をさらしてしまいます。そこにポップのベギラマが!これで氷の体はなくなりました!あとは炎の体だけ!
さぁヒュンケル!とどめを刺すのだ!
というところで、なんとミストバーンが現われます!神出鬼没が過ぎる!
突然現れたミストバーンに、助けてくれ!と懇願するフレイザード。なさけねぇ……。なさけねぇよその姿。なさけねぇからこそ、こいつはやっぱり救いようのねぇ悪党なんですよきっと。まさにドラゴンボールで言うところのナッパ。ミストバーン、このままフレイザードにとどめ刺しそう。
しかしミストバーンは、フレイザードにとどめを刺しません。それどころか、新しい体を与えようとします。
自分の部下になる決意があるのなら、最強の鎧を授けよう、と取引を持ち掛けてきます。プライドの高いフレイザードは一度は断ろうとしますが、命と勝利には代えられません。
こうしてフレイザードはミストバーンの授けた鎧と一体化します。ここの一体化して鎧が変形するシーン、ドラクエ4のデスピサロの変形シーンにちょっと似ているなって思いました。足の生え方とか。
このフレイザードが強い!強靭な肉体を持つクロコダインもかなわず、ポップの魔法も効かない!ヒュンケルも吹き飛ばされる!
明らかにパワーアップしているフレイザード!まさかの大ピンチか!?
いいや、ダイがまだいる!前回見事に空裂斬を完成させたダイが!
フレイザードの最期!そして……
パワーアップしたフレイザードを前にして、ダイは少しも慌てません。フレイザードの強烈な一撃を、目をつぶったまま無駄な動作一つなくかわすダイ。 軽い身のこなし次々とフレイザードの攻撃をかわします。これハンターハンターの天空闘技場でゴンが絶を使ったときと同じですね。毎回思うんですけどダイはやはり少年漫画のメソッドがふんだんに盛り込まれていて、好き。
そしてダイのアバン流刀殺法は、空裂斬を会得したことで完成しているのです。それはつまり、あの必殺技の完成をも意味します。
ひとたび攻撃に転じたダイは、フレイザードの鎧に傷をつけます。動揺するフレイザード。完全に死相が見える。
そしてダイは構える!
あの!あの必殺技の構えをとる!
すべてを斬る、アバン流刀殺法最強の必殺技!
これが本物の、アバンストラッシュだァァァァァァァァァァァ!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああ。
師、アバンを超えたかもしれないいいいいいいいいいいいい!!ぴゃああああああああああ!!!
粉々に砕けたフレイザードは、もう一度ミストバーンに命乞いをします。クロコダインやヒュンケルだったら潔く命を散らすだろうに、みじめに命乞いをするというのは、それこそまだ自身の歴史が浅いからでしょうか。何も成し遂げていないものは、人一倍死を恐れるのかもしれませんね。
ここでさすがにミストバーンもフレイザードにとどめを刺します。めっちゃ踏みます。
ミストバーンはダイの力を試すためにフレイザードを利用したのであって、別に助けたかったわけではないのでしょう。フレイザードよりもよっぽど恐ろしい敵なのかもしれません。
こうしてフレイザードとの戦いは幕を閉じました。
そして、ようやくレオナ姫の元へ!
しかし、フレイザードを倒したことで彼女を覆う氷は溶け始めてはいるものの、このままでは到底日没までに間に合わないであろうことがわかります。
ポップのベギラマでもほぼ溶けず、かといって力任せに砕くわけにもいかないこの状況で、マァムはある方法を提案します。
それは、ギラのこもった魔弾銃の弾に、さらにベギラマを詰めて撃ってみるということでした。ただし、複数の呪文を詰めてしまえば、魔弾銃は壊れてしまうかもしれません。魔弾銃はただの武器ではありません。アバン先生がマァムのために作った、いわばアバン先生の形見なのです。そのことを知っているからこそ、ポップは迷います。
しかし、魔弾銃は人を救うための武器でもあります。これもまた、先生が遺した言葉です。マァムにとっては、魔弾銃そのものではなく、その意思こそが大事なのでしょう。
それを聞き、ポップも決意を固めたのか、ベギラマを弾に詰めようとします。しかし、ここでなんと魔力が切れて倒れてしまいます。そりゃそうです、あのハドラーと戦い、さらにフレイザードとも戦い、もはや心身ボロボロです。
ちなみにここ、あとで知ったんですけど、原作だとマァムがポップのこと膝枕しているらしいですね。カットされたポップかわいそう。
ベギラマを使えるポップが倒れてしまい、ピンチ!
しかし、ここでダイが起き上がります。ダイは初めて、戦いのためではなく、人の命を救うために、レオナ姫を助けるために、あの不思議な紋章の力を使おうとします。いつもは怒りの感情のままに発動していたあの紋章が、ダイの気持ちに応えるように浮かび上がります。
そして、普段はダイには使えないはずの呪文、ベギラマを弾に詰め、マァムに渡します。
そのみんなの思いが詰まった弾を撃ち、レオナ姫はようやく救われたのです。魔弾銃はやはり壊れてしまいましたが、アバン先生とマァムの願った通り、人の命を救うことができたのです。道具冥利に尽きるでしょう。
宴宴宴
さぁ、フレイザードを倒し、レオナ姫も助け出せたということで、パプニカ国の人たちと共に勝利の宴です!
こういうのこういうの~!戦って勝ったのだから、やっぱりこういうご褒美はほしいですよ~。
飲んで食って大騒ぎです!
レオナ姫は皆の前でダイたちに感謝します。そのとき、ダイたちの後ろにいるヒュンケルの存在に気づきます。彼もアバンの使徒なのか?と聞くレオナ姫に動揺するダイたち。それもそうです。なんせヒュンケルがパプニカ国を滅ぼしたようなものですから。
ヒュンケルにも礼をせねばと近づいてくるレオナ姫に対して彼は、正直に自分の正体を明かします。ざわつくパプニカ国民。
ダイたちは弁明しますが、ヒュンケル自身はパプニカを滅ぼしたという事実はぬぐいようがない、と言い切ります。その罰だけは受けなければいけないと、レオナ姫に自分を裁くようお願いします。潔い男だ……かっこよすぎる……。ヒュンケルにとって、ダイたちを助けるという名目が果たされたわけですから、罰を受けて死ぬことになっても悔いはないのでしょう。
レオナ姫は彼の望み通り、判決を下します。
それは、残された人生のすべてをアバンの使徒として生きることでした。友情・愛・正義のために、己の命をかけて戦いなさい、と彼女は命じます。
そして、自分を卑下したり、過去を振り返って歩みを止めることを禁じました。
ヒュンケルは、アバンの使徒として生きることを許されたのです。泣いた。
このレオナ姫の判決、「過去を振り返って歩みを止めることを禁じる」の部分。クロコダインが以前ヒュンケルに言った「男の価値というのは、どれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まる」というのとリンクする部分があるんですよね。クロコダインのこの言葉にヒュンケルは救われたでしょう。しかし、やはり犯した罪は償わなければと再び過去にとらわれるヒュンケルを、今度はレオナ姫が救ってあげたんですね。
魔王軍に属していた自分を、同じ境遇であるクロコダインが救う。パプニカ国を襲撃してしまった自分を、その国を何よりも大事に思っているレオナ姫が救う。この二つがあってようやく、ヒュンケルは人間として生きることを再スタートすることができたのかなぁと思います。
そんな中、クロコダインは人目の付かないところで1人ちびちびと酒を飲んでいるわけですが、そこに現れたのはバダックさんと兵士たち数人。モンスターが人間と一緒に飲むわけにもいかないだろうと言うクロコダインに、勝利の立役者にモンスターも人間もあるかい!と言うバダックさん。そして兵士がタルいっぱいの酒をクロコダインに差し出します。ここにも、ささやかながら宴はあったのです。
ここもまたいいシーンですね。モンスターであるクロコダインに偏見を持たず接するバダックさんはもちろんのこと、他にも兵士たちがいるのがいいです。ほんの一部の人がモンスターに対して理解を示すというわけではなく、モンスターも人間も誰だって仲良くなれるんだよという希望を持たせてくれています。ダイやバダックさんじゃなくても、分かり合えることってできるんですよ。泣いた。
しかしそんな宴にずっと身を任せているわけにもいきません。クロコダインとヒュンケルは、二人で鬼岩城に向かいます。味方になってくれたからってずっと一緒に行動してくれるわけじゃないんですね。お互いの長所を活かすなら別行動をした方がいいだろうということでしょう。セーラームーンでいうところの外部太陽系戦士ですね。
今回の宴のように、戦い以外のシーンでも色々と考えられて本当にダイ大は飽きませんね。ヒュンケルとクロコダインとの絆が戦い以外で深まっていくのが最高です。
バランがダイの竜の紋章に思うところがあったり、マァムの魔弾銃は壊れてしまったけどどうするのかだったり、なんだか新キャラ出てくるみたいだぞ!?と思ったり、来週もどうやら盛りだくさんです!
(文・やなぎアキ)
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