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【ダイの大冒険】ダイ大第十八話感想!ヒュンケルやっぱりつえぇ!

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今週はちゃんと起きることができたぞ、土曜の9時半!

朝から起きることができる週末、プライスレス。

ということで、ヒュンケル対ハドラーです!

 

 各話感想はこちら

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

ヒュンケルの決意!

前回、大ピンチだったダイの前に現れたのはクロコダイン、そしてポップとマァムの前に現れたのは、死んだと思われていたヒュンケルでした!

圧倒的美しさでマァムを助け出したヒュンケルに全私がポップ×マァムからヒュンケル×マァムへと心が揺らぎそうになったという話はこの際どうでもいいです、とにかくヒュンケルがかっこいい。

 

意識を取り戻したマァムがヒュンケルの顔を見上げる構図、これヒュンケルがマァムの顔を見上げて「聖母だ」って言ったシーンのアンサーソングですか?構成神かよ。

思わずヒュンケルに抱き着くマァムの姿を見て、鼻水を垂らすポップ。大丈夫、マァムを助けようと必死だったポップの雄姿は私たちがちゃんと見ていたよ!

 

ヒュンケルは火山のマグマで死ぬ寸前でしたが、そこを助けたのがクロコダインでした。クロコダインは部下のガルーダによって空を飛べるので、機動力が半端ないんですね。便利です。クロコダインは自分の手当てを命じてくれたヒュンケルに対して、武士の情けには情けで応えなければならないという理由でヒュンケルを助けました。クロコダインのこういう情に厚いところ好き。

そしてヒュンケルは、自分の弱さを棚に上げて人間を恨んできたことを恥じ、いっそ死んでしまえれば罪を精算できたのにと涙をにじませます。

そこにクロコダインは声をかけます。

 

男の価値というのは、どれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まると思う。

 

名セリフ……。むしろこだわりを捨てないことに固執してしまいそうなのに、それを捨ててこそだと……!?己の信ずる道を歩むことが大事なんだとクロコダインはヒュンケルに声をかけます。

クロコダインが自分はダイたちを助けに向かうと伝えると、ヒュンケルもついていくと心に決めます。自分のために泣いてくれたクロコダインとマァムの想いに報いるためにも、戦い続けなければいけないのです!ヒュンケル決心の瞬間!

 

その想いに呼応するかのように、ヒュンケルの鎧の魔剣がどこからともなく飛んできます。ヒュンケルは魔剣の鎧で身を包み、今度はアバンの使徒として戦地に赴くことになったのです。ありがとう、獣王……!!

 

ヒュンケルはマァムに、ポップと共にダイと合流しろと言います。しかしマァムは心配なのかその場から動けません。

そこにポップが駆け寄り、マァムをさっさと連れ出します。マァムのことが好きなポップにしてみれば、これ以上マァムとヒュンケルが接近するのは気が気じゃないでしょう。さっきまで生きるか死ぬかの戦いをしていたのにかわいいやつだな、ポップは。

 

ヒュンケルVSハドラー!

ポップたちが立ち去ると、ヒュンケルとハドラーの戦いが始まります。もはや二人の戦いに雑魚モンスターが入り込む隙などありません。

 

一方クロコダインもまた、雑魚モンスターを蹴散らし炎魔塔の破壊を目指します。ザボエラがモンスターたちを差し向けますが、そんなことで止まるクロコダインではありません。

獣王痛恨撃を繰り出し、あっという間に炎魔塔を破壊します。その威力、衰えず!!二つの塔を壊したことにより、フレイザードの術が敗れました!

そして、獣王痛恨撃を見たバダックさんは、

痛恨撃とは物騒でいかん、獣王会心撃とでも改名したらどうだ?

と提案します。それをいたく気に入った様子のクロコダイン。クロコダインは既に味方であることはわかりきっていますが、このクロコダインの必殺技の改名によってよりダイたちの仲間、つまりは私たちと同じ立場になったというのが明白になる名シーンだと個人的には思いました。そういえば、言葉の意味がわからなかった子供のころはなんで敵と味方で痛恨と会心って呼び方が違うんだろう?って思ってましたね。

 

さぁ、ヒュンケルとハドラーの戦いが始まります。ハドラーは、ヒュンケルの父・バルトスの仇です。今こそ親の仇をとる時なのです!

ハドラーはイオナズンを放ちますが、ヒュンケルの鎧はいかなる呪文も受け付けません!なのにハドラーは呪文を立て続けに放ちます!これはベジータがフリーザに対して効きもしないエネルギー弾を打ち続ける構図に似ている!!(通称グミ撃ち)

しかしハドラーは呪文だけの男だけではない!ヘルズクローで応戦します!

 

 

ハドラーの方がやや押され気味で、このままではいけない、なんとか呪文を通さなければと画策します。

しかしそこで放たれるヒュンケルのブラッディースクライド!

ハドラーは心臓を撃ち抜かれます!やったぜ!いいぞ!あっけなかったぜ!まだCMも入っていないぜ!

と安心して近づくヒュンケル、しかし!ハドラーは死んではいなかった!ヘルズクローでヒュンケルを鎧ごと貫く!

心臓をちゃんと撃ち抜いたはずなのに!ハンターハンターでカイトが言っていた、頭を確実にやれっていうのはやっぱり合っていたんだ!うわぁぁぁぁああ!

なんと、ハドラーには心臓が左右に一つずつあるんだそうです。やば。

 

そして、鎧を貫かれてしまったヒュンケルは、ハドラーのメラゾーマを直でくらってしまいます!

そのとき、3人合流しレオナ姫を救うためバルジの塔へ走っていたマァムに一抹の不安がよぎります。

 

ハドラーのメラゾーマが執拗にヒュンケルを焼いていきます。さらにハドラーはベギラゴンを打ちます。なすすべなくもろに食らってしまうヒュンケル。せっかくかっこよく再登場したのにこの仕打ちはひどい!

ヒュンケルは立ち上がれません!

 

ヒュンケル、命をかけた攻撃!

ハドラーはダイたちを追おうとしています。それを止めなければいけないのに、すでに戦うすべがないヒュンケル……何を武器に戦えばいい?

そう考えるヒュンケルの脳内に、かつての師の言葉が響きます。

 

命ですよ。

 

そしてヒュンケルは少年時代のことを思い出します。まだアバン先生のもとで修業をしていた時の思い出です。

アバン先生は、生命エネルギー、すなわち闘気を発して攻撃するすべをヒュンケルに教えます。魔法が使えない戦士であるヒュンケルにとって、剣を奪われた場合の最終手段は闘気で戦うことです。しかし殺気立ち高ぶった心では逆に己の命を危機にさらしかねないとアバン先生は言います。当時のヒュンケルは、自分には必要のない技だと一笑に付します。

しかし今こそ、その闘気が大事な仲間たちを救うのに必要なのです!立ち上がるヒュンケル!剣を収めるヒュンケル!

そして構え、闘気を高めていきます。ハドラーを食い止めるために、命を振り絞り闘気を高めるヒュンケル、それはかつてのアバン先生を思わせます!ヒュンケルはやはり、まぎれもないアバンの使徒!正義のため大事なものを守るために己の命を使うことができる、戦士!!

ヒュンケルの闘気に恐れをなしたハドラーはその場を離れようとしますが時すでに遅し、ヒュンケルのグランドクロスが神々しく放たれる!!!

 

命を美しく燃やしたその輝かしい光は、ダイたちの元にも届きます。

その光は、アバン先生がメガンテを使ったときのあの光と酷似していました。瞬時にそれを悟るダイとポップ。それを聞いたマァムもまた、ヒュンケルの行く末を案じます。

ダイはたまらず走り出します、バルジの塔とは逆方向に。ヒュンケルを助けに行こうとするダイですが、ポップはそれを止めます。ヒュンケルが負けたとは限らないし、魔法の使えないヒュンケルはメガンテを使わない!とダイを止めますが、勝っても負けてもヒュンケルは無事では済まない、助けに行かなければ!と聞く耳を持ちません。

やはりダイは、救いたい命がそこにあるかぎり、突っ走ってしまう傾向にあるようです。二人のやりとりを背中で聞きながら、マァムは神妙な面持ちでヒュンケルのいた場を見つめます。そして、ある決心をするのです。

 

ダメよ、ダイ。

 

マァムは静かに、そして力強く言います。

 

私たちはバルジの塔へ行くのよ、行かなくてはダメ。

 

ヒュンケルを見捨てるのか!とダイは言いますが、それがヒュンケルの望みであるとマァムは言い放ちます。その瞳の強さ美しさ、それを見たダイは静かになります。

ヒュンケルもクロコダインも、ダイにレオナ姫を助けさせるために加勢しにきてくれたのです、それなのに、今引き換えしてしまったら彼らの命が無駄になってしまう!ヒュンケルもアバンの使徒、仲間を救うためには命もかけるだろう!

そういうマァムですが、本当はヒュンケルを助けに行きたくてたまらないでしょう。大事な仲間だからこそ、その想いを組みたい、でも助けたい、その気持ちのせめぎあいが彼女の中で起こっているでしょう。マァムとヒュンケルの心の強さにポップはかなわないという気持ちを募らせます。

 

マァムの気持ちが、ひいてはクロコダインとヒュンケルの気持ちがダイに届いたのか、ダイは再びレオナ姫を助けにバルジの塔に向かいます。色々な人の想いを背負って、レオナ姫を助けに向かいます。勇者はたった一人では勇者になり得ないのです、仲間の大事な気持ちがあるから勇者は勇者としての行動をできるのです。スイマセンちょっと号泣してきます。

 

さて、ハドラーはなんと部下たちを盾にして命からがら生きながらえていたようです。部下を盾にするなんてひでぇ。こんなところでハドラーがやられるとは思っていませんでしたが、それでもヒュンケル命の一撃が効かなかったことは残念でなりません。

 

そして膝をつき動かないヒュンケルの姿がそこにはいました。抜け殻のように動かないヒュンケルの首を、ハドラーは削ぎ落そうとします。

 

しかし、動かないと思われたヒュンケルの手が、ぴくりと動きます。ヒュンケルはアバン先生と父バルトスの姿を心のうちに見ると、もう使い果たしたはずの闘気をその身にたぎらせ……。

ハドラーがヘルズクローを振り下ろそうとしたそのとき、ヒュンケルもまた、頭上の魔剣を振り上げハドラーのもう一つの心臓を貫くのでした!

 

それは紛れもなくヒュンケルの最後の一撃。無意識化でも、大事なものを守ろうとした、アバンの使徒としての一撃。

ハドラーはその一撃をくらいながら、貴様こそが真の戦士だと心の中で称え、地に倒れるのでした。

 

あとには、とうとうぴくりとも動かなくなったヒュンケルの姿が。そしてミストバーンが不穏に姿を現します。

 

 

 うーんさすがにハドラーがここで退散とは思いませんが、文字通りヒュンケル決死の一撃をくらってなお生きているというのはちょっと勇者側の人間としてはやるせないですねぇ。それにしても、ヒュンケルはまことのアバンの使徒になったのだな……と感慨深いものがありました。

 

さぁ、ここ最近全く出番のなかったフレイザードさんがとうとう登場です。

ようやっとダイが修行の成果を見せるのでしょう!

 

(文・やなぎアキ)

 

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