DQフリ ドラクエファンサイト

『ドラゴンクエスト』が好きだという全ての人へ送る、「ドラクエファンによるドラクエファンのための」フリーコンテンツです。毎日更新!

【呪文・特技】ドラクエ8で出てきたククールの妖精の矢は衝撃だった

f:id:dq-free:20210130173259j:plain

昔はモンスターとの戦いはボス戦以外は基本脳筋戦法だった。

なんでかというとズバリ、MPがもったいなかったからだ!

ドラクエ6からはMP0消費の特技が増えてきて助かったが、MPを消費する呪文はますます雑魚戦では使わなかった。

 

これは回復呪文も同様である。

MPを消費したくないので、大量にやくそうを持っていた。こちらも、ドラクエ6から登場したふくろのおかげでやくそうをいくつでも持つことができたので助かった。そして大量に余るやくそう。

 

そもそもドラクエはMPを回復する手段が少なすぎる。宿屋に一晩止まるか、まほうのせいすいを使うかまほうのこびんを使うかエルフののみぐすりを使うかいのりのゆびわを使うか。

案外手段たくさんあるじゃん、と思いそうになる。

ただ、まほうのこびんは10、11、7(リメイク)だけで最近のドラクエにしかないアイテム。

また、エルフののみぐすりは終盤まで取っておきたいというエリクサー精神が生まれるので要は使わない。雑魚戦でMPけちるやつがエルフののみぐすりを使うわけがなかろう。

そしていのりのゆびわは、ご存知使っていると急に壊れてしまう……。

 

なので先にも述べた通りMPを消費しない特技に雑魚戦は頼ることになる。

 

しかしドラクエ8から様相が変わっていった。

 

なんと特技もMPを容赦なく使うように……。これはMPけちけち脳筋プレイヤーにはきつい。

もちろんMPを消費しない優秀な特技もある(かえんぎりなど)。しかし恐れおののくことには変わりない。

 

特技によって戦いやすくなったというのに、やっぱりこうなってしまうのか……。

 

しかし、そこで私は出会った。

 

ドラクエ8初プレイ時は、各スキルにどんな効果があるともわからずに特に計画も立てずスキルポイントを割り振っていた。

主人公のブーメランスキルを上げてみたり、ヤンガスの格闘スキルを上げてみたり……。

 

そしてククールの弓スキルも上げていた。

 

そして、弓スキルに18ポイント割り振ったところで覚えた。

 

妖精の矢を!!

 

消費MPは0!

相手に与えたダメージに応じてMPが回復するという神特技!

しかもマホトラとは違ってダメージを与えれば確実にMPが回復するのだからいつでもどこでも使えるのだ!

 

これは驚いた。マホトラは結局MPを持っている相手にしか使えないし、耐性持ちもいるし失敗したら何も生まれない呪文のため、それなら脳筋な私はモンスターを殴るぞスタンスだったのだが、モンスターを殴ってさらにMPが確実に回復するとなれば話は別だ。

 

これはもうククールに関してはMP消費をあまり気にしなくてよくなる。ダメージをくらったら心置きなく味方に回復呪文を使える。ホイミもベホイミもガンガン使える。

なんならスクルトだって使えちゃう。マホカンタだってお手の物。

 

そしてMPを消費したらすかさず妖精の矢!

ダメージ量に応じて回復量も変わるが、せいぜい3~5くらいしか回復しないのだが、大体ククールには妖精の矢を打たせていたので常にMPは満タン状態。

MP消費をしつつ満タン状態を保てる!

 

なんてすばらしい特技!エロスの弓を装備して、何本の妖精の矢を打ったことだろう……。よみがえる思い出。ああ、同時にライドンの塔のケイロンの弓の存在に気づけなかった苦い思い出もよみがえってきた。

 

そんなこまめに打ってMP最大値を常に保たなくてもよくない?ってくらい打っていた。1や2でも減っていれば打っていた。今思えば非常にみみっちかった。

 

まさかドラクエでそんな簡単にMPを回復できるとは思っていなかったから……感動だった。

何気なしにあげていた弓スキルにこんな当たり特技があっただなんて!弓スキルを選んでよかったぁーーー!と思ったものだ。

 

ちなみに、途中から杖スキルを上げ出したので、そのさらに先に精霊の矢という特技があるのを知ったのはクリア後に攻略本を買ってからだ。

そして杖スキルにてノーコスト回復の祝福の杖を覚え、挙句の果てにはターン終了時にMP自動を覚えた。あれにも感動を覚えた。ゴリゴリに旅が楽~~~~!!!妖精の矢でちまちま回復していたのがあほらしくなる~~~~!!

 

 

 

しかし今はMP自動回復のスキルやアクセサリーがあったり、レベルが上がると全回復したり、ドラクエ11に至ってはダンジョン内に回復ポイントやキャンプ場ができたことからあまり不自由は感じなくなった。

 

それでも私は、妖精の矢の衝撃をこれからも忘れたくない。

 

(文・やなぎアキ)

 

関連記事 

www.dq-free.com

www.dq-free.com