前回までのあらすじ
老人から雨雲の杖をもらったモガマル一行。
虹のしずくを手に入れるには、太陽の石も必要だそうだ。
太陽の石を探そう!
前回
第六十二話 ゴーレム登場だぞ!
太陽の石を探すことにしたオレたちは、新しい街を求めてアレフガルドを旅していた。
そしてとうとう新しい街を発見したんだ!
城塞都市だ!こんなにぐるっと壁で囲むだなんて、一体どれくらいの時間をかけて作った町なんだろう。以前訪れた昔のアレフガルドにはまだこんな城塞都市はなかった気がするなぁ。
なるほどモガマルするどい!さすがモガマル賢い!そこに気が付くなんてなぁ。そうだこれは魔物から守るための壁なんだな!
でもたしかに、どうやって中に入るんだ?扉でもついているのかな?
うわ!どうしたモガマル!なんだ!なにがでかいんだ!オレっちの器かい?たしかにオレっちの器はでかいぞ!
それともオレっちのモガマルの尊敬の念かい?それもでかいぞ!
あとガイアスのじじいの態度もでかいぞ!
どれだどれだなんだなんだ!
なんだってーーー!これは、魔物かーーー!!!町に入る人間を強制排除しているのか?そうやって町の人の安全を守っているのか?ものすごい防衛システムだ!
でも、そんな防衛システムを町に入りたいからってぶっ倒していいのだろうか?ぶっ倒したが最後、町の人は今後誰に守ってもらえばいいんだ?それに倒さなきゃいけないようなシステムなら、町の人たちが外に出たときに帰ってくるときはどうしたらいいんだ?
これはきっと、話し合ったりとかなんらかの手順を踏んだりとかで、安全に町に入る方法があるはずだ!!そうに違いない!
まぁめんどくさいから倒すけどね!!!
これしか解決の方法を知らないんだ……。
ということでさくっとゴーレムという防衛システムを倒したモガマル。さすがだぜ!
モガマルは優しいやつだから、ゴーレムのことを想って泣いているんだ……。本当は瞬殺だったのに強かったと相手を労ってやっているんだ。町を今まで守ってくれてありがとうゴーレム。
ゴーレムが町を守らなくてもいいくらいの平和を、モガマルがきっと作ってくれるからな!安心して眠れよ!
あ、本当に眠っているんだ、ゴーレム。よかった、じゃあまだ町のことは守れるんだな。
さすがモガマル、殺さずに眠らせるだけだなんて優しいな。そのとぼけた顔もフェイクなんだろう?本当はわかっているくせに。
よっしゃーー!メルキドって町に着いたぜー!!
次回予告
メルキドについたモガマル一行。
ここに太陽の石があるのか?
しかし町の人から聞いた情報でモガマルたちは知ることになる!
次回、「太陽の石は意外なところにあるぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
関連記事