ライバルズの説明文、数多のモンスター図鑑と同様に「本当にその内容は合っているんですか?」と疑問に思うことがしばしばある。
今回はそんな「本当かよ!?」となるカードの説明文の一部を紹介していく。
セージももんじゃ
ジョーカー3に登場するまだまだマイナーなモンスター。
学びに明け暮れた日々を過ごす事で陽気さは薄れ思慮深い言動が増えたらしい。
ええ~?ももんじゃなのにぃ?ももんじゃといえばドラクエ界の間抜けモンスターじゃないのぉ?ももんじゃ界のインテリなんだろうが、陽気さがなくなったももんじゃはちょっと悲しいものがある。
ランタンこぞう
暗闇を照らすモンスター。人魂と間違えそう。
遠目には危険な印象だが人間への敵意はないため、近づかなければ大丈夫。
敵意ないんなら近づいても何もしないでほしいんだが。こっちから手を出したらならまだしも。ドラクエ11で、気づかれたら思い切りこっちに戦闘挑んできたぞ。めちゃくちゃ敵意あるじゃん。
サイクロプス
力押しが得意だが、知能もそれなりに高いですとぉ~?いや、いやいやいや、たしかにごく一部の作品ではなぜかサイクロプスの賢さが高いものもあるが……基本的には脳筋のはずでは?!神話としてのサイクロプスも、粗暴な怪物という認識が多いのでは?!
しかし、高いらしいではなく、高いと言い切ってしまっているので、まじで高いんだろう……。納得がいかない。
マグマロン
地中ゴーグルをかけると地中での姿を確認することができので、地中ゴーグルはアストルティアの冒険者の間では必需品らしい。
持っていない……。
いかに自分がアストルティア冒険者のなかでくそ雑魚ナメクジなのかを思い知らされる。これはあれだ、どのご家庭にもあるあれで解決!みたいな見出しで、「え?うちないんですけど」と思った時の心境と似ている。味噌汁に箸をひたすと納豆のねばねばが切れる!っていう裏技を見て、納豆食うとき味噌汁飲むのを常識みたいに言うなって思ったことがありまして
ゴルゴンゾーラ
ゴルゴンゾーラチーズの魅力を世界に広めるために活躍している……ほ、ほんとに?なにそのモンスターらしからぬ活動。魔王さまに怒られない?
それともあれかな、噂ってあるから、実はそんなことはないのかな。ゴルゴンゾーラ自身が、本当はそんな活動していないんだけどいつかそういう活動して活躍したいなぁって思って噂を広めている可能性、ある。噂ってそういうときあるじゃん?
ぶちスライム
アストルティアの冒険者たちから高い人気があるんですか……。本当かよ!?と思ったが、どうやら経験値稼ぎとして相当数狩られているらしい。どくろあらいも序盤めちゃくちゃ狩りに利用されて人気という話を聞いてはいたが……ドラクエ6のイメージが強い自分としては理由を聞かないと「なぜ……」という思いがぬぐえなかった。キズブチ、お前人気になったんだな。
メソコボルト
メソメソした性格で、戦闘後はふさぎこむことが多いって……その起用された絵からはまったく想像できないなぁ!!メソコボルトという名前だし、他にオコボルトとかヨロコボルトとかいるからメソメソしているんだな、と頭では理解できる。
でもそのカードのイラストが、どう考えても戦闘狂の顔そのもの。戦闘後ふさぎこむわけがない顔。それともあれか?「もっとたくさん倒せたはずなのに、いまいち撃破数に納得いかない」とかそういうあれでふさぎこむのか?だとしたらまじもんの戦闘狂でこわすぎる。
デスケルト
なんかむかつく顔をしているな。
魔界のメロディとやらを奏でるみたいだが、それは善人には苦痛となる騒音で、悪人にはむしろ心地よいファンファーレらしい。モスキート音の上位互換みたいだ。魔界、そんなものがあるのか。ハンターハンターのセンリツなら知ってそう。
そんな音楽に言及した説明文の割には、イラストが手に持った楽器でぶんなぐっている姿なの、「お前本当に奏者?」という気持ちがぬぐえない。楽器で物理攻撃をするんじゃあないよ。
(文・やなぎアキ)
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