7月から始まったARくじアタルス。というサービス。その第一弾がドラクエのモンスターでした(第一弾は既に終了しています)。
その際、ミニチュアやドールハウスの匠、Hanabira工房さんがスライムタワーのフィギュアにぴったりなジオラマを作成したそうですが、それがめちゃくちゃすごいです。
飾るのはこちらの、スライムもりもりもりのフィギュア!べスキング、どういうバランスで乗っかってるんだろう。
こちら、スライムだけではなく、土台となっているジオラマ部分もこだわりがあるんですよね。けっこう細やかに作られています。
スライムたちはかなり表情豊かですね。真ん中のヤツだけ余裕綽々です。
では早速制作過程の一部を紹介!ジオラマってワクワクするんですけど、どうやって作っているのかわからないんですよね~。
自然豊かな丘をテーマに作るようです。たしかにフィギュアの土台自体も丘っぽい感じがありますもんね。
まずこの下書きを大胆にしていくことが、美術3という決して下手ではないんだけどどうあがいてもうまくもないという成績だった自分にはできません。うらやましいです。
糸のこ……?すいすいと削っていってましたが、やはり美術3の自分ではめちゃくちゃ凹凸にひっかかっちゃいそうです。
でかい!
サイズぴったりという、こういう何気ない点にめちゃくちゃ感動します。寸法の神様かな……。
粘土で固めていっています。無知なので発泡スチロールが地面になるんだ~と思っていましたが、そりゃそんなわけないですね。だから美術3なのかな。
ここまでくるのにすでにすごい時間がかかってそうです。
ここで地面に色を塗っていくわけですね。なりゅらるみるくぺいんと(打ち間違いをあえてそのままにするスタイル)、おいしそうな名前です。
やっぱりおいしそうです。これチョコパイだ!チョコパイ!
土台ができたら次は装飾系ですね。
こちらは石垣に使う石を紙粘土で作ったものです。一つ一つ形が違いますが、すべて計算づくだと思うとすごいですね。完全に同じ形を量産するのは当然自分には無理なんですが、ばらばらの形に整合性が取れないのも自明の理です。匠と素人のバラバラは全然違う。
石垣の石すべてが手作りで、没になったものも含めて100個以上制作したそうです!地道な作業が素晴らしい作品につながるんですね。
続いては木です。これ、ワイヤーを10本ぐるぐる巻いて幹になる土台を作っているんですよ。発想の天才?
さらに鉛筆の削りかすを利用して本物の木を演出。発想の天才?
一気にジオラマっぽくなりました。木の葉っぱ部分はグリーンモスを使っているそうです。モスグリーンなら知ってるんだけどなぁと一人できょどっておきました。
川はUVレジンを使用していました。レジンは知ってるぞ!Webサーバーアクセサリーとかを作っているやつ!これはちょっとかじったことがあるので(実際にかじっちゃだめです)知ってました。
そのあと出てきたウォーターエフェクトについては存じ上げませんでした。ううううぉーたーえふぇくと???どうやら水面を再現できるもののようです。すごいものがあるんですね。
川の部分も作成したらいよいよ各種小物です。
柵はつまようじをいい感じの長さに切って作成。身近なものが使われているとなんだかほっとします。モスグリーンなら知ってるんですけどね。
こちらはお花。樹脂粘土というものを使っているそうで、なんだそれ、と思って調べてみました。おいしそうなお菓子の画像がたくさん出てきました。あれらが全部樹脂粘土というやつでできているんですね。
さらには宝箱と剣まで。一気にドラクエ感が増します。この宝箱、ちゃんと蝶番がついているので開け閉めができるんですよ。ミニチュアが実際にちゃんと使えるって、最高にテンション上がりますよね。
そして出来上がったのがこちら!
ひ、一つの世界がここにできている……。これら、全部手作りなのすごくないですか?すごすぎる。
ここでフィギュア登場!
正直ジオラマ制作が面白すぎてすっかり忘れていました。そうだそうだ、主役を忘れていましたよ。
うおおおおおあ。すごい、一体感がすごいです。もはやこれらすべてが一つの作品として売りに出されてもおかしくない。
ジオラマの完成度が高すぎてリアリティがすごかったので、スライムたちがなじむかな?と思いましたが全然そんなことないですね。
ええ~、隠れスライムだなんて粋なはからい~。自分で作るとこういった遊び心も自在で楽しいですね。
美術3なのに作ってみたくなりました。
なにこの優しい世界……。
Hanabira工房さんのYouTubeチャンネルには、たくさんのミニチュア制作動画があがっています。見ていると時間が亜空間に吸い込まれたのかな?と思うくらい夢中になりますのでぜひ。
今回の動画で、フィギュアにあったジオラマを自分で作成する無限大の可能性について気づかされました。機会があればやってみるといいと思います!自分は美術3なのでもう少し優しいところから始めます。
もう一度リンクをはっておきますので、ぜひ動画もご覧ください!
(文・DQフリ編集部)
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