マルティナって絶対妹よりもお姉ちゃんが似合いますよね。ね!
勇者にとって年上のお姉さんであるマルティナは、なぜか私にとっても年上のお姉さんになるのです。
なぜなら、冒険しているときは、私も16歳だから!
マルティナがお姉ちゃんだったらとってもとっても最高です。
守られたい
マルティナにお姉ちゃんになってもらったら圧倒的に守られたいですね!幼いころから是非守られたいです。
森の中でモンスターにおそわれている非力な私を是非助けに来てほしいです。
そして、無事助けられた後に叱られたいです。
「森には一人で入っちゃダメって言ったでしょ!」と言われたいです。
そして私は泣きながら謝りたいです。鼻水きったなく垂らしながら顔ぐしゃぐしゃにして謝りたいです。
そしてそのぐしゃぐしゃをマルティナが手袋でぬぐってくれたら最高です。
なのでマルティナにはロウと出会う前から武道を習ってもらいます。
守りたい
守られるのもいいのですが、是非お姉ちゃんであるマルティナを私も守りたいです。
いつも助けられてばかりいるので、自分も強くなろうと頑張りたいです。
でもマルティナにそんな自分の気持ちがバレるのが恥ずかしいので、グレイグに稽古をつけてもらいます。たまにホメロスも。
そしてグレイグに稽古をつけてもらっているところをマルティナに見られて、動揺してしまいたいです。
なぜ急に強くなりたいと言い出したのかと聞かれて、しどろもどろしている私をグレイグが微笑ましく見ていたら最高です。
もはやこれ、マルティナの弟ないし妹であるのは私である必要はないです。むしろそんな微笑ましい光景を神視点で見ていたいです。
庇われたい
子供の時に、夜中に台所に忍び込んで父親であるデルカダール王の甘いものをこっそり盗みに行くイベント。これをマルティナとやりたいです。
そしてあえなく見つかるのがいいです。
当然デルカダール王から叱られるのですが、
「こんなことをやろう言い出したのはどっちだ!」
と言われて、甘いもの食べたーいと夜中に駄々をこねたのは私なのに、マルティナに
「わたしが言い出したの。○○はわたしに付き合わされただけだから悪くないの」
と庇われたいです。
違うのにぃと私は思いつつもデルカダール王が怖くて言い出せないんですね。顔ぐっしゃぐしゃにして泣いてるし。
でもまぁ結局二人ともめちゃくちゃデルカダール王に怒られるんですけどね。平和だなぁ。
離れ離れになって最強の剣探しに行きたい
ある程度成長したら、デルカダールがなんらかの争いに巻き込まれるなどしてマルティナと離れ離れになってしまいたいです。その離れ離れの原因が、自分の弱さにあると思い込んだ私は、もっと力があれば……!と思い悩み、最終的に最強の剣を手に入れる度に出ます。
姉さんを守れるくらい強い人になるんだ……!最強の剣さえあればそれができる……!
どこかで聞いたような展開ですが、気にしないでください。
そういう感じでマルティナがお姉ちゃんだったら嬉しいです。
マルティナのお母さんが生きていて弟か妹が生まれていれば、きっと理想的なお姉ちゃんになってくれたと思います。
(文・やなぎアキ)
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