色違いモンスター。
色が違うだけで、姿かたちは全く同じモンスター。
「色が変わっただけでしょ?」
いや、そんなことはない。色が変わるだけでそのモンスターの印象・イメージはガラッと変わるものだ。
今回はそんな色違いなだけでイメージが変わってしまうモンスターの一部をご紹介しよう。
キラーパンサーとシャドウパンサー
こちらはキラーパンサー。
地獄の殺し屋なんて言われているが、我々にとってはかわいいかわいいボロンゴ・ゲレゲレ・チロル・プックルその他諸々。
オレンジのたてがみが勇ましく、王者の風格すら感じる。かっこいい。
でもネコ科だから、なでたりすると喜んだりしそう。背中に乗って爽快に走りたい。
キラーパンサーの色違いはこちら。
こっわ。
え?本当に色が違うだけ?真っ黒にしただけ?
全くなつきそうな感じがしない。決して人間にはなつかないだろう。なんで生えている毛がすべて黒いんだ。
キラーパンサーはかわいいのに、こいつとは仲良くなれそうな気が微塵もしない。同じパンサーなのに。
ひょうがまじんとようがんまじん
寒そう……。
ガッチガチな氷、触られたらこっちが一瞬で凍り付きそう。完全に氷だ。ここまで(物理的に)冷たそうなモンスター、なかなかいない。この冷たい質感はちょっとやそっとじゃ覆らない。家の中とかに入ってほしくない。一瞬で凍える。
ここまで冷たいのだから、色が変わったくらいではどうしようもないのでは。
熱い!!!!
なんだこの熱さ、そして暑さは!!!!
マグマだ!マグマである!触るな!燃える!家にも入ってくるな!火事になる!!!
色を変えるだけで、温度が正反対になる。すごい。色覚マジックだ。
ホイミスライムとしびれくらげ
はい。みんなのアイドルとしておなじみのホイミスライム。かわいい、
キングオブ癒し系。絶対仲間にしたい。でもなかなか仲間になってくれない。
ホイミスライム系統は基本的にみんなホイミ系、癒し系。色を変えたりしたところでホイミスライムであることには違いないのだ。
無駄無駄無駄ァ!!!
あ、くらげだ。
こいつスライムじゃない。くらげだ。
あれぇ?
おおみみずとサンドマスター
こちらサンドマスター。ドラクエ4の第五章だと砂漠には出現しない謎のモンスター。うーん怖そう。
その長い体躯でもってこちらを絞め殺してきそうだ。邪悪だ。
さっさと倒してしまうのが吉だろう。
ところでこのモンスターの色違いって?
うわぁぁぁぁぁぁ!!
きもちわりぃ!!!でかい!!
モンスターだからとかじゃなく単純にきもちわりぃ!!やだ!!ひねりがない!
サンドマスターはそこまで気持ち悪くないのに。色とはやはり大事だ。
バブルスライムとはぐれメタル
でろでろしたスライム、バブルスライムだ。毒持ちスライムで、毒っぽく得体の知れない泡を吹き出している。
ただ、いくら毒を持っていようとそれなりに強くなってしまえばただの雑魚でしかない。
所詮スライム。冒険者には見向きもされない存在なのさ。
あああああああああああ!!!
逃がすな!倒せ!絶対倒せ!!
色が違うだけでも、そのモンスターへのイメージとはずいぶんと変わるものだ。色の力は偉大だ。
おまけ
おのれゲマ!!
絶対に絶対に倒してやるからな!!
って、えええええええええ!?!?
ゲマがたくさん~~~???
わーい、いっぱい敵討ちができてうれしいなぁ。
(文・やなぎアキ)
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