ドラクエウォークの記念すべき初イベントは(記念大王?知りませんなぁ)もちろんドラクエ1でした!
ドラクエ1のストーリーを追うことができるイベントです!その忠実度はいかほどのものか?
早速、確かめてみましょう。
- DQウォーク版・ラダトーム城 王の間
- 原作版・ラダトーム城 王の間
- DQウォーク版・ラダトームの兵士
- 原作(FC)版・ラダトームの兵士
- 原作(リメイク版)・ラダトームの兵士
- DQウォーク版・ご老人
- 原作版・ご老人
- DQウォーク版・ローラ姫じゃないお嬢さん
- 原作版(FC)・ローラ姫じゃないお嬢さん
- DQ版(リメイク)・ローラ姫じゃないお嬢さん
こちらが実際のドラクエウォークの画面です。なんという計らい!これは、まさしく初代ドラクエのゲームスタート画面!かっこいい……。
−IN DRAGON QUEST WALK− という表示も素敵です。
そしてこれは、お馴染みの竜王ですね!「???」と勿体ぶってはいますが、勿体ぶらずともよいのですよ!
そして主人公は女神さまのお告げを聞きます。どうやら新たな世界で大変なことが起きているようですね。新たな世界というのは言わずもがなアレフガルドのことでしょう。
はい、相変わらずのスラミチです。この子、どこ見ているんでしょうか。
ドラクエ1のスタート地点はラダトーム城。まずは城に向かうところから話は始まるようです。地味にドラクエ1よりも前の時点から話が始まるのですね。
そしてここでタイトル!
ドラクエ1のイベントプレイ中はフィールドもドット絵になるという徹底ぶり!これはゲーム画面を見るだけでも楽しそう!思わずドラキーもビックリです!
ラダトーム城に無事辿り着くと、いよいよドラクエ1の冒険が始まります!
DQウォーク版・ラダトーム城 王の間
王様からは「勇者の素質を持つ者」と呼ばれます。これは、原作とは違うような?しかし、「そなたが来るのを待っておったぞ」はかつて言われたことがあるような気がします。
スラミチ、君なわけがないだろう。そりゃあ私なはずだよ。
ドラクエウォークの主人公はあくまでも勇者ではないので「素質を持つ者」なのでしょう。
お馴染みの光の玉と竜王のくだりを話してくれます。王様の頭に出ている黒いぐるぐるがなんとなく事態の深刻さをいまいち伝えきれていない感じがします。ギャグちっくな表現だからでしょうか。
そしていきなり大声を張り上げる王様。びくっとしそうです。
そしてそのまま声高々に送り出してくれる王様。
ではこの王様の台詞は原作ではどうなっているのでしょうか?
原作版・ラダトーム城 王の間
最初の台詞が少し違います。まず呼びかけが、ドラクエウォークだと「(名前)よ!」だったのが原作だと「(名前)!」になっています。この細かな違いは一体?
あ、名前が「うおおく」なのはFC版ドラクエでは名前に「ぉ」も「-」も使えなかったからです。ヘレンケラーみたいになっています。
さらには「勇者の素質を持つ者」から「勇者ロトの血をひく者」に変わっています。明確に立場が違うので当然と言えば当然ですね。
当然スラミチは割り込みません。
次の台詞では「勇者が神から~」でしたが「ゆうしゃロトがカミから~」になっています。ドラクエウォークでは勇者ロトの存在をぼかしているようですね。
こちらは完全一致ですね。王様の頭上に黒いぐるぐるが出ていないことくらいでしょうか、違いは。
そして原作でもいきなり声を張り上げます。前のテキストがそのまま見える状態なので、ドラクエウォークの時よりもさらにいきなり感が増しますね。それだけ平和を熱望しているということが伝わってきます。
最初は「勇者ロトの血をひく者」だったのが、「勇者」と直接呼ばれているのが印象的です。ドラクエウォークでは主人公は勇者ではないので単に名前を呼ばれるだけでした。これは大きな違いですね。
ここから先はドラクエ1のストーリーを進めるためのアドバイスをしてくれています。ゲームシステムが違うドラクエウォークではばっさり省かれていますね。
ドラクエウォークでは勇者と呼ばれないという特徴がありました。
よく考えたら、ドラクエウォークの方だと王様は「勇者の素質はあるけど別に勇者ではない人」に竜王の討伐をお願いしているのですね。
せっかくなのでラダトーム城にいる他の人たちの台詞も確認してみましょう。
DQウォーク版・ラダトームの兵士
定番の「ここは○○だよ!」の人でしょうか。さらには扉の話をしてきます。ドラクエウォークで扉と言われても自宅くらいしか思い浮かびませんが……。
この兵士と対応するキャラクターは以下でしょう。
原作(FC)版・ラダトームの兵士
鍵の使い方を教えてくれる兵士ですね。
ドラクエウォークの場合システム上、王様に話しかける前にこの兵士の話を聞くことになるので「ラダトームの城だ」という台詞が追加されたのでしょう。
ドラクエウォークでは別に鍵をもらってはいませんし扉を開くわけでもありませんが、まさに冒険がこれから始まる……!というドキドキ感が伝わる台詞なので選ばれたのでしょう。センスがいい!
原作(リメイク版)・ラダトームの兵士
ちなみにリメイク版だと敬語です。仮にも勇者なのでリスペクトを表しているのでしょうか。
DQウォーク版・ご老人
このおじいさんの台詞。これは多くのファンがピンときたことでしょう。
原作版・ご老人
そう、こちらの老人ですね。本来はこのようにもう少し長い台詞を言いますが、皆さんの記憶に一様に残っているのはやはり「ひかりあれ!」の部分でしょう。このあたり、開発者はよくわかっていますねぇ。
ちなみに画像が急に白黒なのは、ちょうど点滅しているときに撮ったからです。
DQウォーク版・ローラ姫じゃないお嬢さん
最後はこちらの女性。この台詞、覚えはあるけど、ラダトーム城の人ではなかった気が……?
原作版(FC)・ローラ姫じゃないお嬢さん
その通りです。こちらの女性は、ラダトームの町にいる女性です。またしても台詞のチョイスにセンスが光りますね。
ドラクエウォークの主人公も手あたり次第に「あなたはローラ姫ですか?」と聞いていたんでしょうか?
DQ版(リメイク)・ローラ姫じゃないお嬢さん
ちなみにリメイク版だとこんな展開になり本当に女性があとをついてきます。が、ドラクエウォークではこのような展開にならないので安心です。
以上が原作とドラクエウォークの台詞比較です。
ドラクエ1イベントはかなり原作を再現したイベントのようですね。
イベントが進むにつれてドラクエウォークオリジナル要素が多くなっていきますが、その中でも「これは原作と同じ台詞だ!」というものを探してみるのも面白いかもしれません。
(文・やなぎアキ)
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