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【ネタ】文章をシャッフルしてみたらハンフリーの無双が始まった。

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 たまにどうしようもないくらいのシャッフル衝動にかられることはないだろうか。無作為にシャッフルしたい欲が。

 

そんなシャッフル欲を満たしてみようと思う。

 

ということで、以下の文章

 

── 

 

[B1:スライム]に(120)のダメージ!

[A1:アリーナ]は、自らの装備した[C1:鉄のツメ]を誇らしそうに撫でた。

彼女が旅に出て(1)年の時が過ぎようとしていた。

[A2:クリフト]が、安心したように[A1:アリーナ]を見つめる。その視線には、仲間として以上の何かが秘められていた。残りの[B1:スライム]を[D1:ザラキ]で仕留めると、[A1:アリーナ]の元へ駆け寄る。

「姫様!無茶をしないでください!」

「もう、[A2:クリフト]ったら。私には[A1:アリーナ]というちゃんとした名前があるのよ!そっちで呼んでちょうだい」

「そ、そんな……いけません。私たちはあくまで主従の関係です。[A3:ブライ]様の目もあることですし……」

「あら?[A3:ブライ]が一緒じゃなきゃちゃんと名前で呼んでくれるってことね?」

[A3:ブライ]は、聞こえているのかいないのか、ひたすらに[C2:しゅくふくの杖]をいじっている。[A1:アリーナ]に買い与えられた[C3:布の服]は、すこし泥で汚れているように見えた。

[A1:アリーナ]の[C4:光のドレス]が、風でふわりと舞う。

「きゃ!」

黄色い声をあげた[A1:アリーナ]から目をそらし、[A2:クリフト]は顔を赤らめる。

この[C4:光のドレス]は、[B2:だいまどう]がドロップしたアイテムで、それ以降は[B3:おにこんぼう]たちの攻撃もしっかりと防いでくれる装備品として大活躍している。

「ちょっと、[A2:クリフト]!見たでしょ!見えたでしょ!?」

[A1:アリーナ]は顔を赤らめて近づいてくる。

「そ、そんなことないです」

そんなやりとりをしていると、道端から「[D3:ヒャド]!」という叫び声が聞こえた。[A3:ブライ]が倒れている。どうやら[C3:布の服]では防ぎきれなかったようだ。[B4:ベビーマジシャン]が(5)匹、倒れた[A3:ブライ]を取り囲んでいる。

「よーし、二人きりになれたわね!」

「そ、そうですね……!」

……と、ここで目が覚めた。

危ない、新しい扉を開いてしまうところだった。

[A2:クリフト]は戒めのために、自らに[D4:キアリー]をかけてみた。

あとで[A3:ブライ]には、お詫びも兼ねて[D5:ベホイミ]と[D6:ザオラル]をかけておこう。

そうして[A2:クリフト]は(2)度寝した。

 

 ──

(文提供・深々シン) 

 

 

ありがち(?)なアリーナとクリフトのフィクション。上記の文章を思う存分シャッフルしたいと思う。

 

文中に書かれている固有名詞と数を無作為に変更してしまうぞ。文中のアルファベットと対応するのは以下の通り。

 

A:キャラクター名

B:モンスター名

C:アイテム名

D:呪文・特技名

(n):0〜999の間でランダム

 

キャラクターはナンバリング作品から。モンスター、アイテム、呪文・特技については基本的にはドラクエ11から。ただしシリーズのボスやラスボスについても対象に加えている。

 

今回はGoogle Apps Script(通称GAS)を使用してシャッフルするプログラムを組んでみた。以前VBAでシャッフルするマクロを作ったこともあるが、特定のアプリを入れたり環境構築をしなくてもいいGASは最高だ。すぐにでも始められるプログラミング、GAS!

 

 VBAはこれ

www.dq-free.com

 

そして実際にシャッフルした文章がこちら。

 

 

──

 

スターキメラに122のダメージ!

サマルトリアの王子は、自らの装備したふうじんの盾を誇らしそうに撫でた。

彼女が旅に出て408年の時が過ぎようとしていた。

ハンフリーが、安心したようにサマルトリアの王子を見つめる。その視線には、仲間として以上の何かが秘められていた。残りのスターキメラをマヌーハで仕留めると、サマルトリアの王子の元へ駆け寄る。

「姫様!無茶をしないでください!」

「もう、ハンフリーったら。私にはサマルトリアの王子というちゃんとした名前があるのよ!そっちで呼んでちょうだい」

「そ、そんな……いけません。私たちはあくまで主従の関係です。エルギオス様の目もあることですし……」

「あら?エルギオスが一緒じゃなきゃちゃんと名前で呼んでくれるってことね?」

エルギオスは、聞こえているのかいないのか、ひたすらにおかしなくすりをいじっている。サマルトリアの王子に買い与えられたプラチナヘッドは、すこし泥で汚れているように見えた。

サマルトリアの王子のどうのつるぎが、風でふわりと舞う。

「きゃ!」

黄色い声をあげたサマルトリアの王子から目をそらし、ハンフリーは顔を赤らめる。

このどうのつるぎは、ネ―レウスがドロップしたアイテムで、それ以降はハーゴンたちの攻撃もしっかりと防いでくれる装備品として大活躍している。

「ちょっと、ハンフリー!見たでしょ!見えたでしょ!?」

サマルトリアの王子は顔を赤らめて近づいてくる。

「そ、そんなことないです」

そんなやりとりをしていると、道端から「バギムーチョ!」という叫び声が聞こえた。エルギオスが倒れている。どうやらプラチナヘッドでは防ぎきれなかったようだ。おばけきのこが177匹、倒れたエルギオスを取り囲んでいる。

「よーし、二人きりになれたわね!」

「そ、そうですね……!」

……と、ここで目が覚めた。

危ない、新しい扉を開いてしまうところだった。

ハンフリーは戒めのために、自らにラリホーをかけてみた。

あとでエルギオスには、お詫びも兼ねてパワフルスローともろば斬りをかけておこう。

そうしてハンフリーは245度寝した。

 

──

 

408年旅をするサマルトリアの王子、完全にバケモノ。姫様と呼ばれたことに対して、「サマルトリアの王子」と呼べと言っているのに「いけません」とはどういうことだハンフリーよ。主従関係にあるならちゃんと「王子」と呼べよ。さらにハンフリーよ、目覚めた後にラリホーを自分にかけるって、寝る気満々じゃないか。

 

極めつけは「おかしなくすりをいじっているエルギオス」。やばすぎる。

 

思ったよりも面白いことになってしまったので、ついでにもう一度シャッフルしてみる。

 

── 

 

ブリザードマンに746のダメージ!

ハンフリーは、自らの装備したイシのつるぎを誇らしそうに撫でた。

彼女が旅に出て106年の時が過ぎようとしていた。

ビアンカが、安心したようにハンフリーを見つめる。その視線には、仲間として以上の何かが秘められていた。残りのブリザードマンをべホイミで仕留めると、ハンフリーの元へ駆け寄る。

「姫様!無茶をしないでください!」

「もう、ビアンカったら。私にはハンフリーというちゃんとした名前があるのよ!そっちで呼んでちょうだい」

「そ、そんな……いけません。私たちはあくまで主従の関係です。メルビン様の目もあることですし……」

「あら?メルビンが一緒じゃなきゃちゃんと名前で呼んでくれるってことね?」

メルビンは、聞こえているのかいないのか、ひたすらにマジカルハットをいじっている。ハンフリーに買い与えられたカミュの短剣は、すこし泥で汚れているように見えた。

ハンフリーのおなべのふたが、風でふわりと舞う。

「きゃ!」

黄色い声をあげたハンフリーから目をそらし、ビアンカは顔を赤らめる。

このおなべのふたは、ごくらくちょうがドロップしたアイテムで、それ以降はグールたちの攻撃もしっかりと防いでくれる装備品として大活躍している。

「ちょっと、ビアンカ!見たでしょ!見えたでしょ!?」

ハンフリーは顔を赤らめて近づいてくる。

「そ、そんなことないです」

そんなやりとりをしていると、道端から「ジバリカ!」という叫び声が聞こえた。メルビンが倒れている。どうやらカミュの短剣では防ぎきれなかったようだ。ゴンズが825匹、倒れたメルビンを取り囲んでいる。

「よーし、二人きりになれたわね!」

「そ、そうですね……!」

……と、ここで目が覚めた。

危ない、新しい扉を開いてしまうところだった。

ビアンカは戒めのために、自らにルーラをかけてみた。

あとでメルビンには、お詫びも兼ねてツッコミとラリホーをかけておこう。

そうしてビアンカは422度寝した。

 

──

 

さらにやばいものができあがってしまったようだ。なぜまたハンフリーが出てくる。

 

黄色い声をあげるハンフリー。マジカルハットをいじるメルビン。825匹のゴンズ。そして戒めの為に何故かルーラをかけるビアンカ……。

 

とりあえず、

 

ハンフリーは、自らの装備したイシのつるぎを誇らしそうに撫でた。

 

と、

 

ハンフリーのおなべのふたが、風でふわりと舞う。

 

は何かの隠語だと思う。

 

やばい、やばすぎる。どうかしている。

 

 

そうだな、この企画は面白すぎるから、うん、またやろう

 

※今回作成した文中の固有名詞をシャッフルするGASのコードが欲しいという方がもしいれば、サイト下部の「お問い合わせ」からその旨連絡していただければ差し上げます。

 

(文・やなぎアキ)

 

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