ドラクエビルダーズ2のムーンブルク編のヒロインといえば、誇り高き戦士アネッサ。
彼女との出会いはまぁなかなか衝撃的でしたね。
いつものとおり、私と相棒のシドーとで新たな仲間と素材を求めていました。いい感じに集まってきたけど、ここらでちょっと強い人でもスカウトしたいな、という気分でしたね。そこで新しい土地に来たのです。
すっごい寒い土地に来たなぁと思ったら、青髪のイケメンに会うわけなんですよ。それでなんか連れていかれるわけです。
そしたらね、そこに王様がいたんですよ。あとなんか老いた剣士と。
めちゃくちゃな奇声をあげられるわけです。それはもう断末魔のようでした。魔物に焼き殺されたらこんな声をあげるかもしれないな、という奇声です。
どうやら私たちを敵だと思ってしまったようで、なかなか切羽詰まった状態なんだな、と認識しましたね。
とりあえずここで、青髪のイケメンがリックなんだなということと、王様と側近っぽい老人がいることはつかめました。
青髪のイケメン・リックが私たちのことを説明してくれます。あ、もしかして青髪のイケメンって私のことだと思いましたかね?左の男性がリックですのでお間違いなく。
ということで、リックが私たちのことを破壊の使者であると説明してくれます?破壊の使者?聞いていた話と違うなぁ。
また断末魔をあげられてしまいましたね。この王様の持ちネタなんでしょうねきっと。暖かい目で見守っていきたい所存です。
なんでしょうか、側近っぽいご老人が狼狽えていますね。ほがらかな顔というのはほめているんでしょうね。そんな顔の人が破壊の使者だなんて、ギャップ萌えです。
しかし破壊の使者ってなんなんでしょう。
頭を抱えだしました、ご老人。戦い続けることはできないって言ってますね。戦闘狂でしょうか。ムーンブルクと聞いていたのですが、惑星ベジータに間違えてきてしまったのかもしれません。ジロームとか言ってますけど、あれは変わり果てたナッパでしょう。
ここでシドーから一言。いったいどういうことなんでしょうね。私はさっぱりわかりません。
うぉぉ、なんでしょうか。急に声が聞こえてきました。リックの声でも王様の声でもジロームの声でもシドーの声でもましてや私の声でもありません。
この空間にはこの5人しかいないはず……。
アネッサ……?WHO IS アネッサ?WHERE IS アネッサ?
呆気に取られていると王様から頼まれごとをされそうな雰囲気になりました。なんでしょうか、アネッサのことが気になってそれどころではありません。
どれなる???どれなるアネッサ????心のきれいな人しか見られないとか、そういうあれ?そういうあれなるアネッサ??
どくけしそうくらいは、たやすく作れますが、それは果たしてアネッサとやらには使えるものなのでしょうか。
これあれじゃないですか?ブラックジャックの「雪の夜ばなし」(原作)じゃないですか?目に見えない幽霊を手術させられるやつ。しょうがないですね、では1000万円いただきましょう。
ちょちょいのちょいとどくけしそうを作ってあげます。
どくけしそうをあげて、いえ、見えないので本当にあげられたのか全くわかりませんが、少し経つとまたしてもアネッサが声をあげます。
一瞬の躊躇もせず視線を一か所に集めるリック・王様・ジローム。とりあえず私たちもそっちの方を見るんですが誰もいません。恐怖体験。自分にしか見えないナニカというのも怖いのですが、自分にだけ見えないナニカというのもこわいです。わけわからないですよ。
あ、毒は癒えたんですね。もしかして、透明になってしまう毒だと思っていたのですが、それは関係なかったようです。健康でも見えない存在です。八方ふさがりというやつですね。
さっきまでは、アネッサはみんなの心の中にいるよ!みたいなやつかもしれないと思っていましたが、ここまでがっつり会話されてしまうともうお手上げですよね。
なんだかアネッサと呼ばれるナニカが私のことを探しているようです。どくけしそうを作ったのはたしかに私ですが、目に見えないナニカに感謝されるのも怖いです。
うわぁ、こっちはまだアネッサのことを認識していないのに、アネッサの方が先にこっちのことを認識してきた。
なんなんだ、アネッサ。アネッサ、なんなんだ。
ぎょえええーー!!
急に現れてちょっとびっくりしちゃいました。みんなずっと彼女のこと見えていたんですか?こんなに可愛いならもっとちゃんとどくけしそう作ったんですが?
(文・やなぎアキ)
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