前回までのあらすじ
金の冠を取り戻すため、カンダタのアジトに乗り込んだモガマルたち。あっさりとカンダタを見つけ、さっさと倒すことにした。
前回
第八話 正直王様にはなってみたいぞ!
カンダタの息もつかせぬ大激戦を繰り広げるモガマルと3人のしもべ!これくらいの小悪党であればモガマルの手を煩わせることもないだろうが、しもべたちだけに全てを押し付けないモガマルは立派なご主人だ。
ということでモガマルたちの大勝利だ!ブルリア星で無敗の神話を打ち立てたモガマルはさすがだ!
さぁ、さっさと金の冠を返してもらおうか!
正直「いいえ」を選択したい衝動にかられたが、なんとなく無限ループに入りそうな予感がしたためやめておいた。こういうときの勘というのは当たるんだ。
こちらとしては金の冠さえくれれば目的は達成なのでさっさと返してもらおうかぁ!
おう、一生忘れるんじゃないぞ!
無事王冠を取り戻したことだし、早くアリアハンに戻ろう。いやでもこれ、ロマリアの王様に直接返した方がいいのでは?なんでアリアハンの王様に渡さなきゃいけないんだ?やっぱり弱み握ろうとしてない?この依頼、ロマリアから直接受注した方がよかったんじゃない?
まぁいいか、国勢なんてこっちには関係ないもんな。
おーおー、さっきまで「お前ら本当にオルテガの息子か?」とかって疑っていたくせに、金の冠持って帰ってきただけでこの待遇だ。むしろなんでそんなに信用できるんだ?
めちゃくちゃエンディング臭感じる台詞を吐くなぁこいつ。
信頼しきっていて逆に怪しく感じる。こいつ、やっぱりロマリアの弱みを握りたかっただけで、オレたちが勇者かどうかなんて二の次だったんじゃないのか?
えええええ~~~~、信頼もここまでくると気持ち悪い!
モガモガ言っている怪しい奴め!
からの
そなたこそ真の勇者!わしの代わりにこの国を治めないか?
は完全に怪しい人!こんな人に国政を任せちゃだめだろ!
ん~でもまぁ、王様が頼むなら、アリアハン治めちゃってもいいけどねぇ、こっちとしてはぁ。勇者やるよりもそっちの方が面白そうだしぃ。
んだよそれ!!じゃあ言うな!!そんなお茶目なキャラでもないくせに!
というかそれがロマリア王の口癖ってだいぶやばいな!アリアハンが弱みを握らなくても勝手に瓦解しそうだな!そりゃ金の冠あっさり盗まれちゃったりするわ!よーし、ちょっとロマリア行って王様になってこようぜモガマル!こんな勇者追憶アトラクションより、ロマリア独裁ゲームしようぜ!
次回予告
ようやく勇者として認められたモガマル。これからようやく冒険の旅が本格的に始まる!
最初の冒険の舞台は一体どこだ!
次回、「ガイジン?おいらはモガマルだぞ!」!!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!!
(文・やなぎアキ)
次回
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