「だからいじめないでおくれよぅ。
そうだ!せっかくだっからいいことを教えてあげるよ!」
「進化の秘法って知ってる?
古来より魔族に伝わる秘法でね、本来の進化の過程を無視して、ものすごーく成長できるものなんだ!
すっごい強い力を手に入れることができるんだよ!すごいでしょ!
でも本来の進化を無視しちゃっているから、昔マスタードラゴンによって秘法を生み出したエスタークごと封印されちゃったんだ。
え?実際にどういうものなのか見てみたいって?でも失われた秘法だからなぁ。
でもそれだけ言うなら、見せてあげるよ!
そしてそのまま葬り去ってくれよう!!!」
デスピサロは進化の秘法を使った!
「さぁ勇者よ!我が攻撃、存分に味わうがいい!!」
デスピサロの攻撃!
ズガガガガーーーーン!!!!
――――――
「という、勇者を油断させて一気に叩く作戦を考えたのだがどう思う?だいまどうよ」
「デスピサロ様のプライドがお許しになるならよいかと思いますけど……」
「ふむ、一つの案としてもう少しブラッシュアップをしていくか」
(文・やなぎアキ)
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