皆さんご存知、ドラクエ6のイケメン・テリーさんの肩書は「さすらいの剣士」です。
そのさすらいっぷりはどこに行っても留まることをしらず、ライバルズでも思う存分発揮してきます。
今回は
テリーさん、そんなところでもさすらっていたの!?
なカードを紹介したいと思います。
これについては異論はない。
まず一枚目は「しっぷう突き」です。
かつて 幻の大地を旅した冒険者が 修練の末 習得した 戦士の特技。
ふむふむ、これは事実ですね。彼の出演作品は
『ドラゴンクエスト6 幻の大地』
なわけですから。
この作品の中でつけられた肩書こそが「さすらいの剣士」であるわけですし。幻の大地をひたすらさすらっていたのは誰でもありません、まさにテリーその人なのです。
しかしそこでさすらっていたばかりに、その後とんでもなくさすらわされることになるとは……。一体どこをさすらっていたのか、それはこれから紹介するカードたちを見ればわかることでしょう。
まぁそうだよね。当然だよね。
二枚目に紹介するのはこちら。「青い閃光」。
バルカドの塔で戦う 闘技者たちが生み出した 戦士の新たな特技。
バルカドの塔とは、ドラクエライバルズの舞台となる塔です。
これに関してはまぁ特に違和感もないでしょう。テリーがそもそもリーダーキャラとして存在しているので。彼がバルカドの塔で日夜戦っているわけですから。
関係ないですがふと、他のリーダーたちはなんとなく選出されたんだろうけど、テリーだけさすらっていたら塔に到着してしまって、気づいたらリーダーやらされていたとかだったら面白いなと思いました。
「カードを使って相手を倒す?俺は最強の剣士だ、戦うなら自分で戦わせてくれ」とか駄々こねたから、彼はやたら武器で自分から攻撃するリーダーなのかしら、とか考えてみたりして。
「なに、カードからモンスターが出てきて一緒に戦えるのか……」とか言いくるめられて結局参加することにしたとか。モンスターマスターの血が騒いだんでしょうね。
え?そんなところにまで?
三枚目は「突撃命令」!
アラハギーロの格闘場に 出場した仲間モンスターや 一部の敵が使用した特技。
アラハギーロの格闘場は、ドラクエ10で登場した施設です。
え、テリーさんそんなところでもさすらっていたのですか?
いたのです。
彼、強い相手に会うためならいくらでもさすらうのです。強い相手と戦うためにさすらって、時折冒険者からこのボスを倒してくれとお願いされれば快く引き受けてくれるのです。貪欲。
にしても格闘場にまで行っていたとは。さすがモンスターマスター。昔取った杵柄というやつでしょうか。
嘘つけ、お前ではないだろ。
4枚目のカードは「やいばくだき」です。
かつて 星空の守り人 と呼ばれた冒険者が 修練の末 習得した 戦士の特技。
嘘をつけ嘘を。
星空の守り人はテリー、お前ではないだろう。天使だ、天使。ここにきて急に嘘をつき始めました。
まぁたしかに、この文章だけでしたら、
やいばくだきとはそういう技なんですよ。
ということかもしれませんが、カードの絵がもう完全にテリーですから!視覚からの情報は大事です!
何も知らない人が見たら、
ほぉーんテリーって星空の守り人とも呼ばれていたんだなあ。
と勘違いする可能性があります。
違いますよ~。ドラクエ9の話ですよ~。彼ではないですよ~。
なんでしょうか、あまりにもさすらいすぎて、こんな誤情報が飛び交うようになってしまったのでしょうか。さすらっているテリーさんのことだから、ドラクエ9の世界にも言っているだろうと。でも彼は宿屋に呼ばれる歴代キャラクターの中にも入っていませんからね。
仮にドラクエ9の世界でさすらっていたとしても、星空の守り人ではないと思うんですよ。
嘘つけ、お前ではないだろ(2回目)。
さて、ラストを飾るカードはこちら!「背水のかまえ」!
かつて ロトゼタシアを 旅した冒険者が 修練の末 習得した ヤリの特技。
うぉい!!またしても嘘をつくな!!
ロトゼタシアは旅していないだろう!!このカードの絵だと、完全にテリーがロトゼタシアを旅した冒険者そのものになっているじゃないですか!!
いえ、テリーさんが悪いわけではないのです。彼の見事なさすらいっぷりに、ロトゼタシアもさすらっていたことがあるだろうと思ってしまう、我々の思い込みがいけないのです。そんな思い込みが、このカードを作らせたのです。
いやしかし……?命ある限りさすらい続けるであろうテリーならば、ロトゼタシアもさすらっているのではないか?
むしろ。
彼が世界をさすらっているのではない。
世界が彼をさすらっているのだ!
すごい!すごいぞ!さすがさすらいの剣士テリー!どうか!私たちのこの世界もさすらわせてくれ!
さすらいの剣士テリー!!
(文・やなぎアキ)
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