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【呪文・特技】魔法使う時とかって「ヒャド!」とか叫ぶイメージあるけど、プリズニャンとかどうしてるの?

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詠唱っていうんですか?呪文を唱える時に何かしら言うやつ。

 

ドラクエにもあるじゃないですか、魔法。メラとか、ホイミとか。

あれはやっぱりちゃんと呪文を詠唱していると思うんですよ。現にヒーローズではちゃんと唱えていますから。あれで「この呪文こんな発音だったのかい」ってなったこと何度もありますから。

ベホマとかね。ベホマ( ̄__)だったのね、となりました。ベホマ(_ ̄ ̄)だと思っていました。

 

こういう風に人間の皆さんは口々に呪文を詠唱しているわけですが……

 

モンスターの方たちってどうしているんですかね?

 

なんとなく呪文が唱えられそうなやつならいいんですよ。アンクルホーンとか、アークデーモンとか。あとホイミスライムとかも大丈夫。ホイミンとかホミロンはものすごく流暢にしゃべるから。

 

でもあきらかこいつ話さなくない?みたいなやついるんですよ。

 

プリズニャンとか。アニマルゾンビとか。ニャーとか、ヴぉぉおぇとかしか言わなさそうな。

 

でも立派に魔法を使ってくるわけですよ。けしからん。知能低そうな顔しているくせに。

こういうやつらって絶対、「ヒャド!」とか「ボミオス!」とか言ってないと思うんです。まぁせいぜい「にゃあど」とか「ヴぉおみぅおすぅ」とかだと思うんです。いや魔法なめとんのかと。

勝手な偏見ですけど、詠唱しなければいけない魔法をうっかり噛んだり間違えたりすると、最小限でもちゃんと魔法が発動しない。最悪、自分に跳ね返ってきたり、まったく別の効果を発揮するんですよ。

ハリー・ポッターだって、ウィンガーディアムレビオーサを正しく発音できなくて、羽が浮かばなかったり、爆発しちゃった例があるじゃないですか。

 

「あなたのはレビオサぁあぁあぁあぁあぁ」

 

 

全然話は変わりますが、ファンタジー小説、ことさらアマチュアの方たちが書くファンタジー小説については魔法の詠唱って、かなり重要な位置を占めているというのが個人的見解です。

【母なる大地から生まれ出づる勇猛な炎よ、我に隷属せよ ファイアボルト】みたいなやつ。今適当に考えたんですけど。呪文ってそういうやつなのか……というのは一旦置いておいて、何かしらの魔法(マジック)を発動させるためには必要な詠唱。

ああ~今こういう魔法を唱えたんだなってわかりやすくていいし、何か心の隠したくてしょうがないくすぐったい部分をこちょこちょされる詠唱。

 

でもある種のファンタジー小説(あるいはここに中世と限定づくこともある)では、この詠唱をしないというのがお決まりだったりするのです。

 

無詠唱。もしくは詠唱破棄。

 

これがもうすっごいの。他の人たちはちんたら呪文を唱えている間に、この無詠唱の人たち(大抵主人公)はバッコンバッコン魔法を打ってくるの。要はチート級なの。世界を覆しちゃうくらいのレベルですごいことなの。

 

「な、なにぃ!?詠唱なしで魔法を使うなどありえん!!」

みたいな。

「よほど膨大な魔法力(マジックパワー)がなければそんなことは不可能だ!あんな貧弱そうなやつの体のどこにそんな力が!」

みたいな。やかましいわ。

 

さてお気づきでしょうか。無詠唱ができる人というのはものすごい人なんです。魔法に精通しているというどころではなく、とんでもないセンスとポテンシャルがなければできないのです。勇者とか英雄とか、そういう特別な人しかできない神業なのです。

ちなみに無詠唱をしている当の本人は、大して修行をしていないということが多いです。なんだかわからないけど身につけていることが多いです。なので周りの人たちが驚いていたりすると、「何にみんなそんなに驚いているんだ?俺は何か変なことをしたか?」と首を傾げがちです。やかましいわ。

 

そう、無詠唱はとんでもないハイスキル!そんじゃそこいらの輩にはできないんです!

 

 

話をもどしますが、プリズニャンとかアニマルゾンビは到底詠唱ができそうもありません。

なのに彼らは魔法を使ってくるのです。

 

もしや……?

 

無詠唱は非常にハイスキルであり、非常にポテンシャルが高いものにしか使えません。

 

つまり……?

 

プリズニャンやアニマルゾンビって、ものすごいやつらなんじゃ……?

 

これは、触れてはいけない世界の秘密に触れてしまったのかもしれません。彼らは一見頭の悪そうな感じを装っていますが、その実、世界を裏で操るほどの実力の持ち主なのかもしれません。

 

本当はもっと高等な魔法が使えるに違いありません。恐ろしい。

なぜわざわざ下級な魔法を使っているのかに言及してしまうと、いよいよ私は消されるかもしれませんから、このあたりにしておきます。

 

 

 

ああ!どこからともなくヒャドが!!!

 

(文・やなぎアキ)

 

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