ドラゴンクエストが誕生し、あの愛らしいスライムが世に出るまでは、世間一般の「スライム」という言葉がさすものは概ね「ねばねばでろでろしたヘドロのようなもの」でした。
ドラクエのモンスターの中でそのイメージに近いものはスライムではなく「バブルスライム」ではないでしょうか。
今回はこのバブルスライムを取り上げたいと思います。
とはいっても能力の数値やデータについてではありません。
あくまでもこれを読んでいるあなたには、アミットせんべいを片手に気軽に読んでもらいたいと思います。そうそう、バブルスライムってこうよね、と。
しっかりバブルスライムについて私とあなたで語り合おうものなら、シェヘラザードもびっくりの万夜一夜物語になってしまいますからね(ならない)。
でろでろしていて可愛いんだ
スライムは当然のようにかわいいです。とぅるっとしたフォルムに涼し気な水色、とぼけた顔。ひんやりしてそうで爽やかな印象を受けます。
それに比べてバブルスライムはでろーんでろでろとしています。自分を形作ることができていないようにべしゃあっと地面に這っています。小さいころに作った玩具であるスライムそのものです。
持ち上げたら指の隙間からこぼれてしまうのでは?そう思えて仕方がないフォルムです。
こんなことになっちゃってるもんね。顔やば。
スライムに比べると随分とフォルムの違いがあります。
が、
かーわいいんだ、これが。
それもそうですよね、だって顔、スライムと一緒だもん。そりゃ可愛いよ。スライムが可愛いんだから、そもそも。
バブルスライム、地面を這っているものだから、下手したら踏んじゃうんじゃないのかな?って思っちゃいますよね。そういうのも含めて可愛い。
踏んだら靴の裏からいやな感触が来そう。
バブルスライムどうやって戦う?
バブルスライムは毒を持っています。泡をブクブク吹いているのもそのためでしょう。
そして攻撃されるとこちらは毒におかされます。
うーむ、でろでろしているし、毒だし、やっぱり攻撃するときはべしゃあっと顔に張り付いてくるのが効果的な気がします。そのまま張り付ていれば窒息もあり得ますし、それが本来のスライムの戦い方とも言えそうです。うんうん。
はい、体当たりです。
別に張り付いたりしないです。スライムと一緒です。ぶつかっていきます。
でろでろを活かせよ~~~。
なーんて思っていましたが、彼、他にも攻撃パターンがあります。
ブクブクの泡を飛ばせます。
それですね、それそれ。それでこそ毒モンスター。
体当たりなんかしなくてもよくない?
それともあれでしょうか、あまり泡を飛ばしすぎると自分の容量が減っていくのでしょうか。
サイズの小さいバブルスライムは歴戦を潜り抜けてきた猛者、みたいなことあるんでしょうか。
「見ろよ、あいつの小ささ!どれだけの死闘を経験してきたんだろうな……」
小さいバブルスライムを見つけても調子に乗っていじめてはいけませんね。気を付けましょう。
終わりに
バブルスライムについてはまだまだしっかりと話したいこともあるようなないようなわけですが、今回はこのくらいで。
どくけしそうにゴールドを割けない序盤はわりと厄介なモンスターですが、そのでろでろした見た目はとてもキュートです。見かけた際には毒に気を付けながらも、一緒に遊んであげてはいかがですか?
くんなよ!お前毒あんじゃん!
(文:やなぎアキ)
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